注文から2ヶ月。
アメリカはオレゴン州からの国際便にて到着ヽ(*´∀`)ノ キャッホーイ!!
tikitの種類の中で、一番王道(?)と言える
「just the tikit BTO」
実はtikitと言う自転車が気になっていたのは1年前から。
ただBike Friday社(以下BF)は余り公に販売して在らず、日本の代理店も2社のみ。
サイクルモードなどにも出展しておらず、極めて情報の少ない製品です。
何故BF社のtikitを選んだのか?
現在私が保有している折りたたみ自転車
「R&M(リーズ&ミュラー)社製・BD-FROG(旧式)」
その性能はコンパクトで折りたたみ自転車とは思えない走行性。
都内近辺で使用する際、大変有効な移動手段として利用していました。
ただBD-FROG・・・旅行車としてはどうか?
4~5日のツーリングで使用する場合、もう少し走行性の良いものが欲しかった。
そこでアメリカ横断なども出来るΣ(゚Д゚;)BF社の自転車に注目した訳ですが・・・
ただ・・・BF社の自転車は20インチ以上の折りたたみ自転車が殆ど。
またアメリカ横断しようと言う人(猛者)の自転車。
走行性は良くても、折りたたむと実際かなりの大きさになってしまいます。
(この兼ね合いが難しい
)
その折にBF社から発表された「tikit」
20インチのタイヤは要らない。でも12インチでは走行に不安がある。
16インチで走行性が良く、なにより驚く程早く折りたためる。
そしてデザイン(形)が良い。
2008年北海道で出会ったアメリカ人の方が使っていた旅行自転車もBF社。
その荷物満載のBFのNew World Touristとの相棒感。
「実はアメリカで2台持っているんだ」
彼の一言は、私が持っているアメリカ製への不信感を好奇心に変えました。
3月末に心は決まりましたが、予算と対抗馬の存在に更に悩むこと半年が掛かりました。
(次はtikitに至る選考理由を記載します)
どうなっているのでしょうね?
大変気になります。
幕張には毎年これを取材する以外には来ませんが、久々の千葉県。
海浜幕張を降りると「千葉ロッテ」と「ハングル文字」にイラッ
としながら、トコトコと会場へ。
14時からの開場でしたが、まず試乗受付の人数が多く驚き。
サイクルモードは毎年来てますが、試乗パスをもらうのにこんなに並んだのは初めて・・・
昨今「自転車ブーム」なんて煽るメディアもありますが、そうなんだ!と勘違いする光景。
さて14時半頃入場しましたが、なんか去年より更に出展数が少ないような・・・
それでも海外ブランドの試乗には長蛇の列。
LOOK、ピナレロ、ビアンキ等を冷やかしながら、取り敢えず目に止まった物を見て回る。
まず今年気になるメーカーの1つ「カンパニョーロ」
今年末にカンパ(変速機メーカー)がシマノの電動変速機に遅れる事2年、欧州でようやく電動変速機を発表し、今回日本で公開するはずが会場には試作品もなく、唯々残念。
(もしかしたら土・日曜で発表があるかも
)
取り敢えず「買うこと」も「障る事」も無いであろう高嶺の花・・・ カンパの最上位変速機「スーパーレコード」の感触を確かめる。
ちなみにスーパーレコード一式32万円ほど・・・昔はもっと高かった
まぁ好みもありますが、やはりシマノの方が「カチッ」と変速が決まると思います。
カンパ・シマノのどちらか選ぶなら、私なら迷わず「DURA-ACE(シマノロードの最上位変速機)」を選びます。
しかし会場を見て回るも・・・余りに去年より見る物がなく、正に流し見になってしまいがち。
大阪会場は更に出展が少ないので、目当てのメーカーが無いと意味がないかもしれません。
今回はむしろアパレル関係やバックなどの備品等の展示が自転車を見るより面白い。
展示では自転車主張していない普段使いにデザインの良いものも幾つか見かけました。
(特に女性ものはおしゃれになってますね)
こう言うのを見ると、自転車の入口が低くなっている事を実感します。
防水バックのオルトリーブ
一個は欲しいアイテムです
塗装が美しいストライダ
絵描きなんで、ついつい塗装に目が行きます
遊び心がありますね
さてせっかく並んでもらった試乗パスですが、まず気になる1つPacific社の「Carry-Me」
都内で使用するなら一台あっても良いかな?と思っていた一台。
まさに「ご近所用」ですが、思ったより走りが軽いのを体感出来たのは収穫。
ちょっとマジ漕ぎしたら「グラッ」と揺れて怖かったのも、少し考慮する必要がある自転車でした。
あとは気になる物と言えばシマノ(変速機メーカー)が今年出した内装変速機ALFINEの11段変速機。
シマノの担当者には色々とコンセプトなど聞けて面白かったが、内装は泥汚れなどの影響が受けにくいNOメンテナンスの利点は大きい。
ただ軽くなったとは言え・・・若干重いか?(値段も重い・・・
)
これも搭載された試乗車があれば良かったのですけど。
2時間も見て回っての感想は、今年はマイナーチェンジの印象が強い。
毎年オリジナルのコンセプトを持っている会社も多く、幾つか「これは面白い発想」と思えるものがあるが、今回はそれが殆どなかった。
それでも今年の一押しは近藤機械製作所のハブ「GOKISO」
これは本当にばったり出会った、今回驚きのプライスと言える商品。
小さなハブに実に多くのアイデアが盛り込まれた、正にMEDA・IN・JAPANと言える機具。
詳しくはWebサイトで見てもらえると分かると思う。
久々に心底「欲しい」と思えるアイテム。あとはお値段が幾らするのか?
聞き忘れた・・・
さて今年はスペシャライズドも無ければ、キャノンデールもBMCも無い、ロードフレームのメーカーで興味のあるメーカーはほぼ全滅。
後は長期旅行に欲しいと思っていた「ランドナー(旅行用自転車)」
本来自転車はオーダーで作ってもらうのが一番良いのだが、フレームビルダーに頼むと半年待ちと大金が掛かるのが定石。
ただ国内のメーカーならpanasonic(パナソニック)が短期間のオーダーで作ってくれる。
panasonic?
そう聞くと家電のイメージが先行するが、panasonic=松下電器が自転車制作では老舗なのは自転車業界なら常識。
これは松下幸之助が幼少期に自転車屋に丁稚奉公していたことも大きいのだが、その技術力は素晴らしい物が多い。
(チタン加工などパナソニック=日本製と言えるお家芸)
その旅行車の中のセミオーダーのOSD6に試乗。
13㎏の車体は正直重いか?と思ったが、太いタイヤとクロモリの剛性あるフレームとの相性は抜群。
思いのほか楽に走れるので「これなら北海道も楽に走れるなぁ~」と物欲が沸々と。
昨今長期旅行に行けていないので、時間とお金に余裕が出来たら、これに乗って1~2ヶ月の自転車旅行は悪くない・・・
どこか気持ちが楽しくなる自転車です。
外も暗くなって、3時間程で切り上げましたが、今年は少々不作と言える展示会でした。
しかし見る物は少ないとは言え、やはり国内最大の展示会。
GOKISOのような日の当たらないが素晴らしい製品(私の作品の様な)も見つける事ができて、いやはや日本の技術力と創造性の底力を感じる事が、何よりの収穫でした。
帰りの車内で色々とアイデアをグラグラと練っていましたが、やはりこう言う展示を見ると一度で良いので大阪のシマノ本社の工場を見学してみたいものです。
(有名な作家になったら見せてくれるのでは?)
上野松坂屋で開催されていました「波濤の會2010」と佐藤美術館で開催されていた「ShinPA!!!!東京展」が無事終わりました。
(波濤の會は巡回しますが)
現在も新しい作品の制作に追われていますが、その最中で展示会が終わると
「・・・さて今どのように作品を作るか」
この事で頭が一杯になります。
今回は大手デパートと美術館と言う2つの会場での展示。
2つの会場での来館者の方々の思考視点の違いには「面白い」と感じる事が多々ありました。
大まかにデパートでご高覧して頂いた方は「ふらっ」と立ち寄って頂けた方(が多かった)
また興味本位の方で「美術?何かな?」と言った良い意味での観覧スタイル。
この様な方々からは「何故?日本画で自転車って?」のような質問を初め「自転車が趣味の日本画家?」等々、比較的親しみやすい視点でのご意見を多く伺う事ができました。
逆に佐藤美術館のような「美術館」では絵を見慣れた方が多い気がします。
特にリピーターの多い美術館では「先年とは此処が違う」とか「技法的にどうなのか」等の鋭いご意見を多々賜ることができました。
ちなみにどちらが良いと言う訳でもなく、また2つの会場に足を運んで頂いた方からは
「やっぱり井上さんは大きな作品の方が良い」
「あちらの方が面白い作品でした」
などなど・・・
改めて「人の目に晒される」と言う作家が持つべき義務と、来館された皆様のご指摘が何時もの事ながら、どれ程の励みになっていることか・・・
この様な場を作って頂いた中島先生初め、多くの関係者の皆様には感謝の気持ちだけです。
さて来場者の皆様から何度か言われた「先生の次の個展は何時ですか?」
Σ(゚Д゚;)ギクッ
なかなか機会が無く今年は個展が出来ませんでしたが、来年は1つでもキチッとした形でお目に掛けたいと。
そのような期待をされる内が花。
ますます楽しい作品をお目にかけられるよう、今は目の前の作品制作に全力で挑みたいと。
そしてまた皆様に御高覧頂ける作品を世に出せるよう努力する次第です。
佐藤美術館での「窓辺の歌」(左)は何故か高評価?
デパートでは実験的な作品も出しています。
(皆様がどのように見てくれるかが楽しみ)
ちょっと調べ物をしていたら、こんな記事を見付けました。
折り畳み自転車で重傷事故2件 ハンドル折損、消費者庁
実はこのA-bike 、巷で見かけて気になっていました。
重量5.5~5.7㎏は大変魅力的な重量です。
ただ構造的にどうなのか
そして随所に使われているプラチィックな素材も疑問がありました。
そして「made.in.China」
結果的にやはりと言うか・・・パチモン(偽造)大国。
ちょっと調べると、出るわ出るわの粗悪品、偽物自転車の数々
前に挙げた「一万円の自転車」の記事。
結局そこに行き着きます。
これは自転車に限らず、使う道具は「作る側」の意図や目的「使う側」の知識や技量が伴って、初めて道具として価値が出る。
(これは絵画にも言えること)
例を挙げるなら、巷で100万もするロード自転車を持っているオッサンを見かけるが、その
自転車を見ても正直全く羨ましくない。
100万と言う自転車の価値は「レース機材」としての価値。
その道具(自転車)をレース競技に使うなら意味があるが、所有満足だけの「オブジェ」ならランスとTREKの職人に謝れと。
むしろ身体を絞ってから、使う目的に合わせて使用するのが「100万の自転車」の価値。
使い方を間違った高価な道具程、可哀想なものはありません。
だから私も上級者用の自転車に乗る資格が無い。
それを購入したなら「目的に合わせた価値」を自身が作り出さなくてならないからだ。
「そんな堅苦しく考えなくても良いんじゃないの?」
そんな事を言われた事もありましたが、そのような方(傍観者)は意味も知らず、苦心して作った方々の心意気も酌めない、正に無知なる評論家。
その様な方と「作り出す者」である私を同列に語って欲しくもない。
だから筆一本でも大切に使ってやりたい。
良い道具は、その「道具の価値」を作ってくれた職人の心根も合わせて、使わせて頂くのが「保有者」の義務なのだと。
そして今回それを心底考えさせてくれたA-bike。
今後購入する事は無いが、何時もの反面教師Chinaと合わせて感謝、感謝。

