16日より「中島千波の花鳥画の世界展」が日本橋三越で開催されるのと、オープニングの招待もあって日本橋まで足を運ぶことに。
昨今制作が忙しく画廊巡りも疎かにしていましたが、途中幾つか知人の展示を見て会場に。
皆さん個展、グループ展と頑張ってる作品を観て「負けてられん!」と気合いも入る。
あと途中で合った画商さんから中島先生のトークショーが在ったことを知りショック・・・
(高島屋の時の先生のトークが面白かったので聞き逃した感が)
かなり混み混みだったそうで・・・知っていれば最前列に陣取ったものを・・・
それでも17時に会場に行くもまだスゲー人々!!
会場の作品には・・・唯々圧倒されるだけ。
会場を見渡して「これが作家として頂点を極めることなのか・・・」と感じた。
(これはご自身で見れば一目瞭然)
会場には去年8月頃にアトリエに伺った時には描きかけだった大作の菖蒲絵。
「これ本当に仕上がるのかなぁ~」と思っていた作品。
それが7点並ぶと・・・なんとも壮大。
先生自身も「アトリエでは全部並べられず、会場で初めて全体像を見る」と伺っていたが、此処までの大作が並ぶ展示はさぞ感無量と察します。
中島千波と言う作家は、作家として大成している事は疑い様もないこと。
しかも中島先生は未だ「現役最高の作家」として目前の作品と共に君臨している事。
こうして我々若造に作品を見せつけ「ここまで来てみろ!」と背中を見せること。
その先生も長く作家として戦ってきて、この展示があるのだと思うと、果たして私は此処まで登り付けるのだろうか?
そんな漠然とした不安と羨望の眼差しで暫し作品の前で立ちすくんでました。
ただこの展示を羨ましく思っても、私は中島千波にはなれないし岡村桂三郎にもなれない。
だから今出来る全力を「絵」にするのみ。
井上越道と言う人間が全力を出せば、必ずたどり着けない所は無い。
これは間違いない事なのだから。
オープニングパーティーでは先生からは何時も叱咤激励
勿論最高の作品を作るぞ!!と意気も上がる。
後はこの先何十年後にこの様な素晴らしい展示が出来れば良いな・・・と。