ちょっと調べ物をしていたら、こんな記事を見付けました。
折り畳み自転車で重傷事故2件 ハンドル折損、消費者庁
実はこのA-bike 、巷で見かけて気になっていました。
重量5.5~5.7㎏は大変魅力的な重量です。
ただ構造的にどうなのか
そして随所に使われているプラチィックな素材も疑問がありました。
そして「made.in.China」
結果的にやはりと言うか・・・パチモン(偽造)大国。
ちょっと調べると、出るわ出るわの粗悪品、偽物自転車の数々
前に挙げた「一万円の自転車」の記事。
結局そこに行き着きます。
これは自転車に限らず、使う道具は「作る側」の意図や目的「使う側」の知識や技量が伴って、初めて道具として価値が出る。
(これは絵画にも言えること)
例を挙げるなら、巷で100万もするロード自転車を持っているオッサンを見かけるが、その
自転車を見ても正直全く羨ましくない。
100万と言う自転車の価値は「レース機材」としての価値。
その道具(自転車)をレース競技に使うなら意味があるが、所有満足だけの「オブジェ」ならランスとTREKの職人に謝れと。
むしろ身体を絞ってから、使う目的に合わせて使用するのが「100万の自転車」の価値。
使い方を間違った高価な道具程、可哀想なものはありません。
だから私も上級者用の自転車に乗る資格が無い。
それを購入したなら「目的に合わせた価値」を自身が作り出さなくてならないからだ。
「そんな堅苦しく考えなくても良いんじゃないの?」
そんな事を言われた事もありましたが、そのような方(傍観者)は意味も知らず、苦心して作った方々の心意気も酌めない、正に無知なる評論家。
その様な方と「作り出す者」である私を同列に語って欲しくもない。
だから筆一本でも大切に使ってやりたい。
良い道具は、その「道具の価値」を作ってくれた職人の心根も合わせて、使わせて頂くのが「保有者」の義務なのだと。
そして今回それを心底考えさせてくれたA-bike。
今後購入する事は無いが、何時もの反面教師Chinaと合わせて感謝、感謝。