『自転車』を主題に日本画制作をする作家Blog
まったく制作三昧。
(昨今雨で自転車も乗れないのは辛い)
朝起きて、まず絵のことだけ考える時間は「貴重」の一言。
「気持ちを切らさない」
日々の流れが制作を中心に回っていると、取っかかりも早い。
これは描くこと以外考えなくて良いからだ。
(日銭を稼ぐだけの行為を勧めない先生の考えが分かる日々)
それでも間々には一息入れなくては行き詰まる。
制作→う~ん→コーヒー→制作・・・→読書(10分~20分)→制作
こんなサイクルで絵と向き合っているが、余り集中しすぎると「周りが見えない」
また面白いように筆が進む事もあるが、大半は自問自答。
「これで良いのか?」
一日5回以上(つまり休憩中)常に画面の前で問うばかり・・・・
その中で「本当に絵を描くこと」を問う瞬間。
そんな時に必ず目を通す「座右の書」があります。
(ホントはあんまり紹介したくないのですが・・・)
千住博さんの 絵を描く悦び
絵描きなら必ず必読したい本書。
特に学生なら一度はぶつかる「壁」に対して答えを引き出す「導き手」になると思います。
(正直巷の下手な教師より役に立ちます)
私の机の上にも幾つか書物を置いていますが、この本だけは常に卓上に鎮座してます。
制作に困った時
「なぜ此を描くのか?」
「この行為に意味は在るのか?」
そんな迷走の時には必ず一度は目を通すと「成る程」となる。
(勿論「描く」と言う現状に身を置かなくては意味なし)
読み解くだけの「作家の力」も問われるが「作り手」なら共有する点は多々あります。
興味の在る方は一読の価値有り。
今はまだ力不足ですが、願わくば千住先生と本書を片手に語りたいものです。
(感謝の意味も込めて)
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