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『自転車』を主題に日本画制作をする作家Blog
先週23日は中島先生始め、各業種の方々にご高覧頂き有り難い限り。
一人の絵描きとして、作品を展示し意見を頂くことは大変勉強になっています。
※この先達の方の高覧こそ「最高の財産」と再認識します。


さて絵描きが最高に「良い絵」を描く為に「どの様な行為」「最も」必要か?
(制作時間・制作場所・取材時間・作画経験値・展示行為・友人関係・・・等々多方面に及びますが)

今回の個展の制作を通して、一番実感したこと。(井上越道限定)
※これも今後の制作で変わる論点かも知れません。
※まだ絶対的に必要な教訓がありますが・・・それは別の機会にでも(*´σー`)


その「絵を描くこと」に絶対的に必要なこと。


それは「暇」であること。


「暇」が大切と聞くと・・・
「時間がある」とか「遊べること」とか、端は「何もしない」など・・・っと、そんな安易なことではありません。
「暇」と言っても、只時間があることが「暇」ではない。

絵描きの「暇」である事は「どれだけの時間『長い間』絵の事を見るか?」

その画面に前にして、一筆を「何処に」入れるか・・・の緊張。
新たな表現を模索した時、必ず来る画面との長い「対話」の時間。
「描く」とは作業の様に「筆や鉛筆を走らせる」だけが「制作」では無い。
寧ろ一番大切なのは、描き進める画面を前にして、作家が感じる「微細な違和感」や画面に潜む「隙」を見つける時間(行為)
その一瞬の「閃き」を見つけることが「最高の作品」を描く為に必要な「暇」と言う時間。
※「作画以外」の思考&時間を取られると、制作に「暇」が無くなり「隙」を発見できなくなります。
(これが作家にとっての最大の不幸と思えます)

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路傍に咲く花に目を向ける「暇」すらない人生なんて・・・
100億詰まれてもお断り┐(´∀`)┌
毎日の空の色や雲の形。今夜の月の色に日々の移ろいを楽しむ。
そんな当たり前の感性が「絵描きの視点」

 

今回の展示に際し、時間に追われる様に感じながらも・・・24時間「一心不乱」に画面に取り憑くことが出来る。
寝る時間も削って描く姿は、端からして見れば「多忙」の一言。
でも・・・本人は何処かそれも「忙しい」と思わない。←ここが面白い所( ̄ー ̄)
寧ろ風呂に入っていても、ただ歩いていても、絵のこと「だけ」考える時間が「楽しい」
※「忙しい」は言わない=自分が好きな事をして「忙しい」は無い。

その「暇」と言う心の余裕があれば(搬入直前でも)筆は全く「慌てない」

今回「暇」「作家に必要なこと」として捉え、慌てること無く制作に挑めたこと。
その暇の必要性、大切さを実感できたことは、絵描きとして日々精進しているのだと自惚れています。


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それでも中島先生に「まだまだヽ( ´ー)ノ」と言われることは・・・
嬉しいやら苦悩やらで・・・
そう言った「悩み」すらも楽しいのですが( ^∀^)
 



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自己紹介
HN:
ETSUDO
職業:
日本画家
趣味:
自転車と作画制作
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