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『自転車』を主題に日本画制作をする作家Blog
雨男の私が望んでも、全く雨の「ア」の字も降らなかった昨今。
昨今は関東方面にも雨ならぬ「風花」が舞いました。

さて雨・雪が降ると、自転車には不自由ですが、美術館巡りには良い環境と言えます。
そんな中、知人達の展示とオランダの巨匠・フェルメールを観にフラっと。

吐く息が白い・・・

・・・マフラー&手袋の冬らしい格好をして「Bunkamuraザ・ミュージアム」へ。
雨の日、特に「冷たい雨の日」は通りの人手が少なく美術館巡りには良い。
大学院時代から平日の「雨の日」は混んでいる美術館を巡るには幸いと。
然るに雨の日は=美術館巡り。
傘を片手にフラフラとするのは、当時を思い出して楽しいものです。

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寒いので館内でゆっくりしていましたヽ(*´∀`)ノ

予想通り「フェルメールからのラブレター展」
思ったより来館者が少なく、休日なら眼前に拝めないフェルメールの3作品。
(3点だけですが・・・)

しかし・・・
確か・・・フェルメール・・・何度か観ているが・・・あ~れぇ??(感じ方が・・・)
眼前に時価なら100億円Σ(゚Д゚)と言う《手紙を読む青衣の女》
でも・・・私の方が魅力的な作品を創作できるのでは・・・とノ(´д`*)
暇を観て3回もグルグル(今回は狭い)ちょっと椅子に座って思考・・・

まず頭に浮かんだのが・・・
私が死後400年後、この様に各国で展示会を開き観覧者が溢れるのか?( ゚Д゚)ハァ?


・・・400年前の作家である「ヨハネス・フェルメール」
フェルメールの作品と確認されている30数点の絵画。(享年40歳前半)
年間2~3作品の遅筆でこれだけ評価される、歴史上・・・全く希少な作家と言えましょう。

ただ晩年は時価100億円の絵も、パン代も払えない為、パン=絵で取引されていたと。
(フェルメール本人にとっては馬鹿馬鹿しい話と思いますが・・・)
それでも当時思うがまま表現を探求し、絵を描く彼(フェルメール)は幸せであったか?
それはフェルメール自身に聞かなくては解りませんが、案外楽しんでいたような・・・
(友人の手伝いで解読書の挿絵など見てもε-(´∀`*)ホッ)
ワインを片手に話ってみれば、案外と馬鹿な話が出来そうだなぁ~と(夢想)

ただ・・・残すと言っても、11人の子孫を残す自信は有りませんが・・・
(フェルメールの子孫の存在は確認されていないのも・・・ミステリーΣ(゚Д゚))

この400年後、私の残した作品の前で、若い絵描きが同じように夢想に耽ってもらえるなら「作家冥利」なんですが・・・とか考えながら昼食。


その後、同じ研究室の方々の展示を観て研鑽。
(この雪の中で来る人がいるとは・・・っと=でしょうね(´∀`*)ウフフ)

なんか気分が良いので、関係ない画廊まで冷やかして、雨の街中をフラフラ。

こんな気温の低い、湿度のある空気は山形の大学時代を思い起こします。
(時々雪も恋しくなります)
・・・たまにはそんな空気感の中で、外から受けた感覚・思考をあれこれ遊んで整理して、また少しでも作品に還元出来ればと。

・・・と、プロントの暖かなコーヒー片手に一息( ´・ω・`)_且
(電車止まる前に帰りましたが・・・)


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自己紹介
HN:
ETSUDO
職業:
日本画家
趣味:
自転車と作画制作
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