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『自転車』を主題に日本画制作をする作家Blog

八ヶ岳清里にて起床。

…寒い

涼しいを通り越して寒い。

九月の上旬と言うのに20度を下回る温度。
さすがは避暑地。

朝は早めに出立しようとするも、宿屋に女将さんに捉まる。
どうやら星は秋口から冬が見所との事。
(星が目の前まで迫って見えるとのこと)
次に来るなら防寒対策は必須ですね。

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自転車の調子はまずまず

さて清里は標高1200mのまさに「山岳地帯」
ここからJR最高標高の駅を越えて「国立天文台・野辺山」までの山岳コース。

朝は軽く食事を取って いざ!ヒルクライム!!

とにかく足に負担の掛からないよう慎重に登っていく。
しかし空が高い。
そして空気が澄み切っている。
ワクワクするようは陽気は、まさに自転車日和。

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山梨と長野の県境。
自転車で来るのはちょっと骨が折れる。

あと宿屋の女将さんが言っていたが、標高の関係で気候が北海道と同じなんだとか。

確かに澄んだ空気感が北海道そっくり!!

今年は北海道は行けなかったが、こんな所で同じような空を見れるとは驚き。
日本はまだまだ広い

途中JR駅日本最高標高の場所にて一服。

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日本一って響きが良い

さて国立天文台は巨大なアンテナがすぐ見えるとのことでしたが…

あれ?あの物体か??

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・・・なんだ・・・あれは??

山岳を越えて行くと何やらあからさまに「巨大」なアンテナが。
近くに寄れば寄るほど、その姿が徐々に見えてきました。
その姿はウルトラ防衛施設かエヴァンゲリオンの施設を思わせます。

国立天文台は無料で見学可。
とにかくアンテナの大きさが半端ない!!

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しかしデカイ建造物が建ち並ぶ。

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これで宇宙の電波を拾うとか・・・

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途中に見えていた巨大なアンテナ・・・

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もう笑っちゃうくらい巨大です。
一体これを維持するのに、どのくらいの労力を必要とするのか・・・

この前見に行ったお台場ガンダムも、このアンテナに比べたら小型模型。
とにかく広大な敷地の中を上を見上げながらの見学。
しかし宇宙の電波を拾うのには、こんな巨大な構造物が必要とは…
まだ知らない宇宙の先に知的生命体の存在が確認できる日も楽しみです。

さて標高1300mの高原でマッタリとした帰りは下り。
一生懸命漕ぎ上がってきた坂を下って清里に帰還。

途中「千ヶ滝」と言うNHKの風林火山のオープニングにも使われた滝があるそうで寄り道。

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マイナスイオンたっぷり

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千ヶ滝・・・スゲ-爆音

しかしこの辺りの水の綺麗さが半端ない。
美しい川の流れを観察しながら滝に近づくと

ひゃーー水飛沫がメガネに!!

天然のマイナスイオンをたっぷりと補給できました。


既にお昼時なので、昨日遅くまで飲んでいた「ROOK」で名物のカレーを食しに。

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「お昼からの一杯も良いなぁ~」とか感じましたが、ここは高原の牛乳をチョイス。
で、席について待っていたら昨日の店長さん「ビール工場の見学する?」

OH!YES!


って事で地下の仕込み工場で説明を一時間くらい。
ビールの造り方から、他のメーカーとの違い、はたまたビール業界の裏話まで大変勉強になりました。
また此方からの質問にも快く答えて頂き「ビールとは何ぞや?」と言う疑問も解けました。
本当に「ビールは生き物」だと言うことが実感できた貴重な体験でした。
あとは仕込み上がりの出来立てビール
注いだ時は泡だらけなんですが、この泡がビールそのもの。

泡が美味い!!

昼から飲むつもりはなかったのに、結局試飲で全部飲ませて頂きました。

見学後はカレーを突付いて清里駅へ。
既に飲んでいるので自転車移動は不可(駅までは牽引)
さて工場見学で時間を取られ、あと行ける所は一ヶ所くらい。
まぁ既に飲んでいるし、最後は小淵沢にある「サントリー白州」の工場見学に。

小淵沢駅からバスで山を越えて移動。
20分ほどで「サントリー白州・ウイスキー工場」着。
ちなみに工場見学は運転の方には「ドライバーパス」が配られ試飲は出来ません。
(私も自転車引いていたので、受付の方にパスを渡されそうになりました

さて工場は美しい山々と木々の間に作られた自然豊かな所。

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ウイスキーのモルトや仕込みの工程を横目に丁寧な説明。
(流石慣れている感じです
初めの工程はビールとまったく同じ。
先ほどのROOK工場での説明と被る部分が多くて面白い。
でも蒸留段階からウイスキーの香りが徐々にしてきます。

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凄い蒸留機械・・・匂いも凄い・・・

そして極めつけは貯蔵庫。
(写真が取れない唯一の所)
説明の方が「ご気分が優れない場合は直ぐに申し出てください」って
中はもう…
ウイスキーの濃密な香りとアルコール臭でむせます。
しかし芳醇な樽の香りはウイスキー好きにはたまらんでしょう。

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最後は樽焼きの実演も見せてくれます。

工場見学は30分ほどで終了。
(もうちっと見たいなぁ~とか思いましたが)

見学後はお待ちかねの「試飲」
サントリー白州工場なので、出てくるウイスキーは「白州12年」

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ハイボールってのも良いモンです。

この白州はサラッとしていて飲みやすい。
香りはまさに木々の森林浴。
ストレートとハイボールで飲んだ後は「山崎12年」も。
こちらはウイスキーらしい濃密なスモーキーな香りとコク。
ここの環境もあるのでしょうが、個人的には白州ですね。

この白州工場ではバーカウンターがあり、そこでは色々なウイスキーが飲めます。
(ただしこちらは有料ですよ
白州25年とかも一杯2300円(!!)で飲めますが、今回は「白州18年」を。
12年と18年を飲み比べながら、6年と言う時間がここまで性格を変えることに驚きと酒の面白みを知ることが出来ました。
(この辺り酒も人間と同じでなんですね)

まぁ後はタクシー拾って帰るだけなので、ここでもマッタリと飲み比べ。
受付のお姉さんからは、土日限定のバーがあり、ここがお勧めとか。
近に宿取ってもう一度飲み比べ(S田バーみたいに)したいものです。

あと工場出た後、なかなかタクシーが拾えず難儀しました。
(後で気付きましたが工場内で拾えます

近くの駅からはもう一直線で帰宅。
本当は甲府で武田信玄の居城「躑躅ヶ崎城」を見たいなぁ~と思っていましたが、次回の課題として繰越。
(甲府までは以外に近いとも思いました)

酒と歴史に触れ、澄んだ空気を感じ、さて次回の制作にどう生かして行くか?
またまた宿題の多い旅になりました。


 

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職業:
日本画家
趣味:
自転車と作画制作
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