忍者ブログ
『自転車』を主題に日本画制作をする作家Blog

今月発売(20日)の「月刊美術6月号」に東京藝術大学デザイン科・中島千波研究室の特集が組まれています。

4d6bb93c.jpeg
表紙は中島先生の菖蒲が目印

私も1/2ページですが掲載されています。
まぁ興味のある方は本屋さんで覗いてみてください。

e219f59c.jpeg
質問には真摯(嘘なく)答えています


しかし改めて見てみると、本当にこの研究室は面白い人が多い。
(作品的にと言う意味で)
掲載されている座談会にもあるが「一人として同じ画風の人がいない」

普通に考えれば当たり前の事ですが、○○先生のお弟子さん?
何となく似通ってませんか??
あと「これって○○だよね」「実は違う」
なんて事も良く聞く話
 

オリジナルを作る。


言葉にしてみれば簡単だが、この事の如何に大変なことか。
正に血反吐を吐き、泥の海をのたうち回る。
私のような若造でも、そんな感情に苛まれる事など「日常茶飯事」

実際生活の為に「一般受けの良い作品」を描くことは否定しませんが、それでは何の為に作家活動をしているのか?
そんな事をしていてもNO,1にはなれない。
(そんなことには興味がないのか?)

ただ観覧者も馬鹿ではない。
事実そう言った絵画は淘汰され始めているのが現状。


そう言った意味では本当に恵まれた環境で制作が出来ていると思う。
中島千波と言う作家は手取り教えはしないが「生き方」で見せてくれる。
これこそ対等の関係。
本当に学ぶ側の姿勢が問われる「教育(おしえそだてる)」なのだと。

この研究室の連中は多分最後まで戦える「作家」
でも最後は私、井上越道が頂点を極める。

その覚悟は23歳に既に出来ている。
後は日々散らばる楽しさを拾い集め、面白く紡ぎ出すのみ。

その結果は取り敢えず7月の展示まで、こうご期待を。

 

 

 

久々にお勧めしたい「良書」です。

 

発売当初から気になっていて、周りからは「井上さんこそ読むべき本ですよ!」と何回言われた事か・・・
えぇ、えぇ、分かっていました

でもハードカバーが嫌いで、2007年に出版されてから本屋で見かける度
「どうしようか・・・」と何度悩んだことか・・・
無論図書館で見かけたことも多々ありましたが、出来れば文庫でのんびりと自分の本として読みたい。
きっと世間で評価されている作品。
必ず文庫化されるはず・・・はず・・・・・・
ハードカバーが嫌いな私にとって、文庫化はまさに期待に期待をしていた出来事。

画材の買い出しに行ったついでに、本屋で平積みを見つけた時は・・・

なんだか此処まで来ると「恋人」を待ち焦がれたような気分です。

さて此処まで待ったのだから制作の合間に読もうか、はたまた膝を正して読もうかと
「パラッ」と捲ってから2時間少々。
コーヒー片手にぶっ通しで読み込んでしまいました。

本を閉じて暫し・・・


うん、うん自転車好きにはたまりません!
特に自転車レースの事を知っている方には「良くここまで書いてくれた!」と拍手喝采。
でも決して自転車ファン以外が楽しめないかと言えば、そうではなく、、良く作り込まれた人間模様は自転車レースを知らなくとも「道具としての自転車」を通し表現されています。
(無論ルールを知っていると楽しみも倍増ですが)

テーマとして「自転車」を取り上げる事自体が冒険なのに、小説と言うジャンルで此処まで表現されるとは・・・
久々に良書に巡り会えたなと。

私の中で、良い本との出会いは「人との出会い」と重なる事がありますが、今回は無類の友に出会ったような・・・そんな幸せな時間でした。

もし機会が在りましたら、ぜひ手にとって(図書館でも)目を通してみてください。
きっと自転車の事を好きになる一手になると思います。

そして私の作品も、見てくれる人に感激を与えるようにならねばと。
さて襟を正して画面に向かいたい。

 

この単語は間違っていると、なぜかイタリア人に突っ込まれた。
イギリス人やアメリカ人(英語圏)なら分かるが、何故にEU圏に・・・

さて大まかに進めていた企画が動いて、さてテンション上げていくぞ!!
ってなかなか上手く行きません

ただ自身がやる「これが入るとテンション上がる」と言うジンクスが幾つかあります。
(バッティングセンターの打席に入る前にイチローと同じ素振りの仕方をする等)
多分皆さんにも必ずあると思います。
行為自体を見ると「やる気を出す」と言うのは案外単純な行為だったりします。

小生が絵を描く時にやる行為は恥ずかしいので上げませんが、自転車に関しては、この2つをお勧めします。

3b7b7104.jpg
年配の方は「シャカリキ」かな?

弱虫ペダルは最近はまっている漫画です。
これをちょっと走り見すると、なぜか自転車に乗りたくなる。
う~~ん無駄に熱いのは少年漫画なのですが、努力=結果ってのは男の心の支えかな?
(まぁ現実はこんなに甘くはないんですが)
「茄子」は向かい風を受けて厳しい時、主人公のぺぺになったつもりでペダルを回します。

一般的に坂が辛いとマルコ・パンターニを意識する自転車乗りは多いのではないでしょうか?

昨今結構自転車漫画が出てきたり、本屋によっては自転車コーナーがあったり、時代がやっと追いついてきたなぁと感じるこの頃。
今では自動車産業がヒィーヒィー言って「エコ!ECO!!」言っている中、輸入自転車が好調を記録している。
一様小生の絵に興味がある方には
「ベンツ乗って空気汚しているのは後進国、自転車に乗ってスローライフが先進国の常識」
と説いていますが、さて何年後に皆さんは気付くことでしょうか?

これに気付いた先進国の方は自転車は車道を「左側通行」で。
もちろんヘルメット着用は義務ですよ。
 





個展も終わり、ちょっと一息入れたいなぁ~とか考えていましたが、イヤイヤ・・・
そんな、こんなで「確定申告」の時期が来ました。

でも・・・ねぇ~

良く分からんのですよ、税金関係って。
(特にフリーの場合)

知人に税理士の方がいらっしゃるので、こちらにお任せするのが良いんですが、今後もフリーで活動することを考えると、一度は勉強しておくのも良いかと。

で、12月の個展の合間に読んでいた本がこちら。
 



さら~~と読めるのが良いかなと

秋葉のブックスタワーでチョイ立ち読みして、一番肩の力が入ってないモノを選びました。
でも内心は「勉強して税金納める金額を如何に減らせるか!」とか考えていましたがね。

読んでみて、初心者には結構ためになるんじゃないかと。
特にフリーでやっていく場合を考慮すると、取っかかりにはなると思います。

個人的には作中の税理士の先生のバッサリ感が痛気持ちいい

結局ちゃんと申告して税金納めると良いって、当たり前の話しなんすけどね。
さて申告の続きをしますか・・・
 

週末は色々とお世話になっている方々に会いに行ったり(強制?)慌ただしい日々。
皆さん元気そうで何よりでした

制作も12月に控える展示会を目処に誠意制作中。
少し前に妹の関係で紹介された日本画家の方が長期に渡り編纂、編集した「日本画技法」を纏めた書を購入。
 


まさかamazonに登録されていたなんて・・・

良書紹介はしますが「お勧め」はしません。
小生も色々な日本画の技法書を面白半分で読みますが、世に出ている大抵は「初めての」が付くものが多いですね。
これはこれで面白いのですが、本書は正直初心者さんお断りな書籍です。

一通り目を通しましたが、6割から7割は小生も知っている技法です。
この本の意義はある程度技量の有る方、または日本画技法に詳しい方が「更に」知りたい為の技法書です。
(正に重箱の隅を突くがごとく)
残りの3割、ここに「もっと知りたい」と思う方は一読を勧めます。

日本画を勉強中の学生さんにも勧めたいのですが・・・
正直・・・これを理解したら技術面では教員必要なくなりますね。(ひぃーー

小生も多分、指導側に立ったらこの本を傍らに置いて知ったかぶるつもりです。

カレンダー
08 2024/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
自己紹介
HN:
ETSUDO
職業:
日本画家
趣味:
自転車と作画制作
ブログ内検索
最新コメント
         匠星録に掲載されている全ての画像やテキスト情報などコンテンツの無断転載を禁じます。

Copyright © [ 匠星録blog ] All rights reserved.
Special Template : 忍者ブログ de テンプレート
Special Thanks : 忍者ブログCommercial message : [PR]

 
































PR