『自転車』を主題に日本画制作をする作家Blog
(一章からの続き)
更に描き進めていた、ある昼過ぎ。
更に描き進めていた、ある昼過ぎ。
ラジオ放送でゲストに漫画家の浦沢直樹さん!!
その中での一幕、浦沢さんはアイデア画を描く際「間違った線も消さない」と。
「間違った線を消さない」
その理由は色々語っていましたが・・・納得(内容記載しません)
実はこれ「他の作家」でも言ってる人がいますが・・・
あの「浦沢直樹」が実践している。
「浦沢直樹が実践している」と言う真実。
これが一番大きい。
同じ事を言っても「二番煎じの画家」や「描いていない美術教員」が言うのか?
それとも「天才・浦沢直樹」が語るか。
全く内容が同じでも・・・説得力が違う。
日々凄い作品を作り続け、それを多くの人に見てもらっている。
相手を納得させるなら、この実績=憧れを体現していて欲しい。
端から見て「この様な作家になりたい=体現している」
(このような作り手の何と少ない事か・・・)
実はこう思うこと(ジレンマ)は多いのですが・・・
改めて「絶対一の創り手」&「造り続ける最前線に身を置く」その事の大切さ。
そして「造り続け評される」環境に居ること。
※創作者として「当たり前」の立場を目指さなければと自戒の意味も含めて記載。
さて・・・ここでまた一つ縛り
間違ったと思った線を消さない。
こうすると初めは「間違いたくない」と言う心理に苛まれました。
(その頃の描いた物は・・・)
しかし描き進めると、よく考えて線を引くようになります。(技量)
更に「不要な線」が少なくなり、より洗練された(ような)構成、作画が出来ます。
(ここはまだ研鑽の必要あり)
こうして消しゴムは全く手を着けない状態に。
それに平行して、あれこれ気になる事が沢山出てきました。
特に「自転車に乗っている人」
乗っている感じ(量感)などは、自身の身体を通して理解できますが、自分の乗車態勢は描けない。
(大きな鏡でもあれば良いんですけど)
種明かしをするなら「自分=影」が、かなりの情報量になります。
ロードレーサーの態勢などはツール等の映像で確認できますが、一般の方の形態は・・・
それから土日のサイクルが増えました。
土日はサイクリストが多い。
そのサイクリストを悉に観察する。
以外に○○は違う、○○はこの大きさか、○○は形状が見えない等々。
五感が使う、観察眼が鍛えられる(引き出しが増える)感覚。
更に春になってサイクルに出る時間が増えました。
(これ・・・他の仕事してたらどうなるんだろう)
毎日描いていると・・・すぐ一杯になります
※さて描いている途中、幾つか疑問に思ったことを三章以降に記載します。
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