『自転車』を主題に日本画制作をする作家Blog
(三章からの続き)
80枚からは以外にもあれこれ悩んで、一時鉛筆が止まっていましたが・・・
90枚目に描き進めるとページも少なくなり・・・
残りの薄い紙を見て「もう少しで終わりか」と一抹の寂しさも。
この頃には余り日本画素材を扱っていないので「色を好きな様に使いたい!!」と。
その欲求を解除したら・・・どの様な絵を描けるか?
私本人が一番面白く思っています。
(また色々悩むんだろう・・・と今既に悩んでます)
さて100台目を描いた日。
私の研鑽もひとまず終わりました。
・・・って訳ありません(>_<)
本画の制作もありますが、この作画行程(流れ)は切らないようにしようと。
次は200台、その後は500、そして1000台描く!!
100枚目を描いた時は風が強い日だったのを覚えています。
ちなみに「本画に使える下絵」って始めた作画でしたが・・・
その1枚目から80枚目くらいは本画に使えませんΣ(゚д゚;)ドヒャー
でも良いのです。
最後の4~5枚を描くために至る「必要な時間」だったと、描いていて実感します。
だが私の美学として「努力した」など愚の誇張。
だからこの記載は恥ずかしさばかりです(ノ´∀`*)
描きたいから描く。
創りたいから作る。
私が今年一年、もっとも自分に多く言い聞かせた言葉。
「イヤならやめろ!イヤなら描くな!!」
そう・・・イヤなら辞めれば良いんです。
描かなくても誰も止めません(´Д⊂ヽ
(世界中から止めてもらえる作家になりたいですね)
そうして「俺は世界の井上だぞ!!イヤな訳ないヽ(`Д´#)ノ」って気合い入れて一年描きました。
世界繋がりで、最後に「世界の王貞治」が
「素振りを1000回しても、全て真剣に振らなければ最後の10回本気で振った方が良い」
100台の自転車を描いていて、常にその言葉が脳裏を横切りました。
※まぁ1000回振れる人が語れる領域なんでしょうね(*´σー`)
さて今年も残りわずかになりました。
思い返せば、達成できなかった事は多く、牛歩の様に薄い薄い石(意志)を積み重ねた一年。
「大器晩成」
自身にはそう言い聞かせていますが、自分が大器であることは一切疑ったことは無い一年。
あとは本当に日々描き続け、100と言わず、1,000、10,000の表現を模索して行く所存。
多くの方に今年一年お世話になりましたが、関係各所の皆様方には健やかな毎日を。
健康で楽しい日々に、私の絵画が清涼の風となりますように精進して参ります。
本年は本当に多くの方々に助けられた一年。
(この場も含め最大の感謝をm(_ _)m)
来年も井上越道と言う作家にどうぞご期待頂ければ幸いです。
年末のお参り&お札納めは済ませました。
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