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『自転車』を主題に日本画制作をする作家Blog
昨今、急に暑くなってきましたが、梅雨前に自転車で動くには良い季節です。
自転車競技ではイタリアはジロ・デ・イタリアが開幕、日本でもツアー・オブ・ジャパンが熱戦を繰り返しています。
※26日の最終戦も取材したかったのですが・・・予定が(ノД`)

今回は東京ドーム近くのプリズムホールで開催される「バイシクル シティ エキスポ展」を取材に行きました。(24日)


入り口で名刺を求められる展示は久々

普段は「自転車の構造」や「自転車での競技」での機材と人を主眼に取材をしていますが、バイシクル シティ エキスポ展は「公共としての自転車(活用)」をテーマにした展示会。
何時もと違った視点から「自転車」を考える良い機会にしたいと思い、水道橋まで足を伸ばしました。
※何年ぶりかの東京ドーム・・・試合前の人混みは避けたい(;´Д`)


さて会場に入ってから2周ほど回ってみました。


結構な数の企業が参加していました(普段目にしない企業も多数)


私の感じたバイシクルエキスポの印象は、大体以下の三点です。

①シェアリング・駐輪利用
②補助として電動アシスト自転車
③その他・観光、利便性

まずは「駐輪」と言う面から面白かったものを少々上げてみます。
※今回は写真多めで記載してます(お暇な時に眺めて下さい)



入場すると即みんちゅうのお姉さんに捕まります。
一応「一般」で入場してますので、只の絵描きに駐輪スペース求められても・・・
只、都内での駐車場を作るなら、そのスペースで「みんちゅう」を作るのは賛成です。
※後で記載する電動アシスト自転車との組み合わせも含めて


株)技研製作所の地下ツリー型の駐輪システム。

これはTVでも取り上げられていた・・・と記憶しています。
また話を伺った所、小径車も16インチの自転車までOKとの事でした。
これは駅前、特に大きな駅にあると便利だと実感します。
・・・ただ・・・制作費用&地下のインフラに考慮が大変そうですね。






ICカードや携帯での駐輪利用が出来るシステムも多く見られました。
確か・・・フランスのシェアサイクルもこう言ったシステムが使われてましたね。
私も金沢市内を回った時、シェアサイクルを使いましたが、この様なシステムが利用されていたのを思い出します。
今後は電子決済が主流になり、利便性も向上する・・・のでしょうか??







こちらもスーパーなどで見かける駐輪置き場。
2段にしたり、軽く出し入れが出来るなど、技術は進歩しているなぁ~と。
只・・・これも婦人車が基本で、タイヤの細いロードや太いMTBなどは余り考慮されてません。
もう少し良いデザインを考えられないのか?
・・・と絵描きなりに思う所です。






これは最近よく見かけるシェアサイクル。
※ドコモやソフトバンクなどが参入しています。
この展示会の後、日本橋に行きましたが、そこでも利用している方を見かけました。
都内で地下鉄を使うまでも無い場合、大変良い試みだと思います。
・・・あとは定期的に自転車を管理出来れば良いのですが・・・
私の見かけた方、、、タイヤ(空気圧)が結構ぺたんこだったので。
※金沢のシェアサイクルも具合の良い物と悪い物がありました。(良く確認)




あと結構外国(特に中国?台湾??)のメーカーの方も多く見られました。
台湾は自転車工業が盛んなので、今後面白い試みを期待しています。


後は電動アシスト自転車が・・・本当に多く出品していました。


余り電動アシスト自転車が多いので一枚だけ




シャフトドライブ??

バイシクルエキスポで展示されている自転車は「ほぼ」電動アシスト自転車。
また組み込まれているユニットも小型化、高出力と、こちら日進月歩。
個人的には、衰退した「シャフトドライブ」が電動アシストと相性が良いと考えます。
※あとベルトドライブとかも
電動アシスト自転車の必要性は「楽さ」と「普段使い」の両立。
アシストを必要とする層は競技とかでない一般の方。
そう言った方が使う、最小限のメンテナンス性が求められるのではと。
※今後は自動充電とかもありそうです。

まぁ個人的には自分で整備する方が楽しいのですが・・・




天下のシマノさんも出品していました。
やはりこちらも電動アシスト自転車がメイン。



こっそり発表されたばかりのGRX(グライペル用)も出品していました。
シフトレバーが「しっとり」していて不思議な感触が印象的でした。
・・・ちょっと使ってみたい・・・かも。


あと個人的に気になった展示も幾つかありました。





普段自転車乗りなら「キャットアイ=自転車ライト」だと思いますが、こう言った物も作っていたとは・・・知りませんでした。



現在ジロ・デ・イタリアに参加しているNIPPOのブース。
イメージお姉さんと写真を進められましたが・・・そう言うは結構(お断り)
個人的に綺麗なお姉さんと写真撮りたい方の気持ち・・・分かりません。
※クネゴ選手となら喜んでツーショットしたいのですが・・・






サンコー企画さんのブース
ちょっと驚いたは「しまなみ海道」で見た自転車ロード、また「琵琶湖」でも整備されている自転車の『青色の道路表記』
私は走っていた時、普通に塗装だと思っていましたが、、、まさか・・・それがシールだったとは。
・・・確かにラッピング(シール)の技術は凄くなっていると実感してましたが・・・まさか道にも使われていたなんて驚きです。
※出展していた中には塗装の企業もありました。

ここで企画の方から「今後の標識に欲しいもの」などやり取りを。
私的には「色彩・書体の統一」と道の駅まで距離の記載(青看板との連動)またトイレまでの距離の記載があると良いかと。
色彩は・・・ようやく「自転車=青色」が定着してきたので、同じ青で統一。
※たまに変な色の自転車ロードもあるので。
自転車ロードにある書体は各自治体が個性で替えていると伺いましたが・・・何の個性?
こう言うものに変な主張は必要無し・・・ある意味画一化して欲しい。
あと走っていた時、上の青看板より、下に記載している方が見やすいので道路に記載。
都内なら別ですが、地方ならトイレも「あと何㎞先」と記載があると助かります。

その場で簡単に思い付いたことをやり取りしましたが、帰宅の電車内、何個かデザイン的に・・・と思い付く点もありました。


三輪自転車のSTROKE
※ちょくちょく自転車サイトで見かけたので気になっていました。



上の銀のものが最新モデルだそうです。

この企業の代表の方??
とても流暢な日本語を話す外国の方とあれこれやり取りを。
上記の試作4号は3日前に出来て塗装も出来なかったと笑ってました。
目的は輸送をメインにと伺いましたが、前重心でこれだけ重心が低いと、私的には「子供乗せ」での使用も望ましいかと思いました。
※チャイルドシートみたいなオプションもあると良いかと。

これは自転車の後ろに乗せている子供乗せ自転車。
寝ているのか・・・頭左右にガクガクしているお子さんを目にしますので。

※あと宣伝してねってお茶目に言われたのでリンク張っておきますね。
https://stroke-design.com/


最後は自転車止めなど面白いデザインを幾つか。


有)エフェクトさんの自転車止め
赤レンガ倉庫でのディスプレイは面白いデザインでした。
左のコロコロが付いたものは、整備する際に良いかと思えます。






カツデンアーキテックさんの自転車止め。
特にこのグルグル、なかなか良いプロダクトデザインと感心してます。
なんでも東洋大学で採用されているとか。
個人的には新国立美術館に、このグルグルがデザイン的に合うと思いました。

出展企業には、まだまだ旅行、環境、ノーパンクなど、面白い企画が多々ありました。
また来年企画があるなら、是非足を運びたいと思える展示会でした。
※平日なのは自営業には嬉しいのですが・・・一般の方は??



最後の最後に・・・ダメダメな出展が一つありました。
霞が関のお役所「スポーツ庁」
役員がブース内でスマホ弄って、やる気のなさ全開。
お役所仕事では自転車道路もまだまだ先だなぁ・・・とブース前で暗鬱気分でした。











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日本画家
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