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『自転車』を主題に日本画制作をする作家Blog

昨日は少々食べ過ぎたので、ゆっくり朝食を食べて「松阪市内」観光。
出発前にネジの緩み、ブレーキ、変速のチェックを念入りにして漕ぎ出す。

松阪市は「松阪城」「本居宣長」がメイン。
まぁサラッと見て藤堂高虎の居城「伊賀上野城」へと思っていましたが
・・・松阪・・・以外と面白かった。

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途中で見つけた八雲神社
(昨日から神様だらけ)


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朝一番から願掛け

松阪市内はフラットなので走りやすい。
また武家屋敷の名残を残す市内を走ると、昔はこの辺りは発展していたのだなっと実感。
昔は京に近い所が「都会」
近くには尾張名古屋。
さぞ発展していたのだろうと、昔に思いを馳せてペダルを踏むのも面白い。

さて期待はしていなかった松阪城」
蒲生氏の居城で「まぁ小城跡?」と思っていましたが・・・

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でけぇ!!

かなりしっかり石垣が残っていてビックリ!!
裏門から入ってグルグルと登る事、、、天守閣跡まで結構歩きます。

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何層になっていて歩くのも一苦労

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やっと上まで来ました

あと登っていく途中はかなり高い石垣に「間違って落ちたら死ぬな・・・と。
ここは策がないのでマジに危険。
一体城攻めする兵は何人討ち死にするか・・・

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松阪城は桜も満開で市内を展望し、天守から暫し殿様気分。

しかし常々城に登る度に「狩野派の絵師もまず此処まで上がってはこれまい・・・」と。
まして永徳などの頭領ならいざ知らず、私のような一介の浪人絵師では・・・
世が世なら城門すら潜れるか・・・
そう考えると「何れ悠々と天守まで行ける絵師になってくれるわ!」と気合いが入ります。
 

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    こちらが正面         裏門からの眺めが美しい城跡

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近くに在る武家屋敷跡で「たそがれ」

午前中には伊賀に行く予定も、見る物が多くてすっかり遅くなってしまった。
松阪からローカル線に揺られながら一時間半ほどで「伊賀上野」へ。

忍者の里と知られている「伊賀」
確かに回りは山、山、山!!
でも町中は舗装道がしっかりして結構走りやすい。

さて目的の「上野城」
出世頭の戦国武将、藤堂高虎の居城。
伊賀上野駅を下車して直ぐに見えます。
上野城は高石垣が日本二位との情報をM田さんから受けていたが・・・
(場内のナレーションは日本一との説明)

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高っ!!
こりゃ伊賀の忍者も登るのは無理でしょう。

ゆっくり構造を観察しているも、周りが高校(?)で部活の生徒さんに奇異の目。
・・・いやいや、ただの観光者ですからヾ(゚д゚;)
きっとこの小径車が坂道を涼しい顔で登っているのが珍しいのか?
(そう言うことにしておきましょう)

何故かこの頃に強風で桜吹雪で上野城に入場。

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場内は木造なのに、外観がコンクリートとは残念

藤堂高虎にとっては10万石は出世の通り道。
城内の高虎像に出世できるよう願掛け。
中は木造で最上階には横山大観の月の絵があるが、こちらはおまけ?

天守閣で風が収まるの待って、高石垣を見物。

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奥に見える人と対比して見ると大きさが分かる

改めて高い!!
しかし松阪城の時も思ったが、落下防止の策なんか無くて大丈夫なんですかね?
此処でも暫し天下の絵師の気分を味わって伊賀市内を駅に向け移動。
(途中向かい風の中、応援してくれた学生さん達ありがとっ

途中松尾芭蕉の生家があるので寄ってみる。

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ここも大河ドラマに上げられれば混むのだろう・・・


さて此処から遠州の実家に帰るのですが、途中に「亀山城」が在るので亀山下車。
乗り換えに50分もあったので急ぎ見学へ。
駅から長~~い登り
亀山城の学生達をゴボウ抜きしてのをヒルクライム!!

さて城としての亀山城。
まぁ三重県で現存する櫓との事ですが、まぁ・・・

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櫓以外見る物ありません (´・ω・`)ショボーン

あとここでも伊勢から定番の「どこから来たんですか?」

「 横浜から (´∀`*) 」


「ええぇ~!!」 「マジこれで!!」 「いや!切換多いぞΣ(゚Д゚)」

少年たち驚きすぎ。
・・・いやいや輪行ですから。
もう何度も説明するのも面倒なので、そう言う事にしておきましょう。
(横浜から自走も無理じゃないんで・・・)

近くに亀山神社があるので、最後は神頼みで旅の締めをして帰宅。

しかし歴史遺産を巡る旅行で何時も思う事。
戦後の日本でも歴史遺産がこんなにも在ることに何時も驚きます。
特に建造物は戦争で失ったものが多い。
それでも日本人として「文化」を残そう、大切にしようとする姿勢。
改めてこの国で制作を続ける一人の作家として自国の文化を大切にしよう。

そんな憂国のお思いに駈られながら、帰ってどのような作品を作ろうか?
今回の旅が作品にどのように影響するか。
我ながら今から楽しみです。


 

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職業:
日本画家
趣味:
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