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『自転車』を主題に日本画制作をする作家Blog

少し時間が出来たので、久々に自転車にて取材旅行へ。
いくつか候補があったが、従兄弟もお世話になっている「伊勢神宮」へ。
三重県は足を運ぶ機会がなく、また神事の中心である伊勢神宮は日本人として一度は足を運んでみたいと思っていました。

さて何時もの深夜便が取れたので、夜遅くに横浜を出て伊勢に。

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しかしレトロな電車・・・

ゴトゴト揺られる事7時間少々・・・
田舎の山々を通る過ぎ、名古屋を過ぎてから何時しか聞き慣れない方言が。
地方のローカル線を乗り次いでいると、なんだか旅行しているなぁと言う気分になる。

そんなのんびりな感じで8時半頃には伊勢に到着!!

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快晴

自転車を展開後、駅に置いてあった地図を片手に伊勢参りスタート。
・・・とその前にとりあえず朝食を取って地図と睨めっこ。

駅前の外宮は歩いてでも行ける距離。
駅にはレンタサイクルもあって、ますます伊勢は自転車向きの雰囲気。

さてまずはその「外宮」から。
表入り口の橋が修繕中で、脇から参拝に。

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後からあっちこっちで修繕している現状を見ることに

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なんとも言えない静寂・・・

入り口には大きな松の木や檜(杉?)「ドドーーン!!」と立ち竦み。

大きな鳥居を潜って・・・また鳥居!!

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周りを見ると、潜る時は一礼。

う~ん神事のルールはよく分からんが、とりあえず一礼。
静かで広大な参道を砂利道の踏みしめる音々。
4月の気候も相見えて、何とも穏やかな気分でお参り。

暫し進むと御正殿(本殿)が。

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社中は撮影禁止

大きな木のそそり立つ正面を潜ると、また奥には社が。
ここで二礼二拍一礼。
中には初老の方が「キリッ」とした立派な振る舞いでの参拝(戦後の方かな?)
その後ろ姿を見て、改めて「ここは神国・日本なんだな」と実感。

さて御正殿参拝後は境内の土宮、風宮、多賀宮と小さな井戸の神様に願掛け。
(何処が開運の神様かは分からないが・・・)
特に風宮は元寇を防いだ「風の神様」
民主政権でガタガタの日本を中国などから守ってくれるよう合わせて願掛け。

さてマッタリと参詣していると、結構時間が取られるものです。
昼も近づき、気温も少々汗ばむような「春真っ盛り
横浜では8分咲きの桜も三重では満開です。

真っ先に「内宮」に行っても良いのですが、伊勢市内は大小の神社が彼方此方に。
せっかく自転車なので、行ける所まで行ってみるか?
と言う感じで神社参り。
(小さい画像はクリックで拡大できます)

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   月夜見宮             境内には巨大なご神木

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須原大社 
ここは御稲荷様も(金運アップか?)

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今社から坂社へ      裏手の桜が見事

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走っていると旧家屋の見事な建築もチラホラ

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外宮に戻って横の茜社       頭当たりそうで怖い

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一休み・・・水分補給はこまめに

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???

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郷土資料館(旧豊宮崎文庫)の裏庭
此処は桜が凄くてビックリ!!

一面桜色で「はぁ~」とため息。
暫し足を止めて昔の文豪や画家に思いを馳せる。
(ここで一時間くらいゆっくりしていました

余りにゆっくり出来る空気に「自転車で来て良かった」と実感。
でもホントゆっくりしていると内宮に遅く着きそうなので、ペダルをグルグル回して
「猿田彦神社」へ。

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縁結びの神様

ここはやはりと言うか・・・女性陣が多いですね
少々邪推な願掛けもして、いざ内宮!!


・・・と思いましたが近くを流れる五十鈴川の河川敷の桜が余りに見事なのでフラフラ。
正直時間は余りないのですが、もう自分なりの旅を楽しもうと。

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     桜満開            一面桜が咲き誇っています

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桜のトンネル

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ここで一服

五十鈴川の河川敷グルリ一周5~6キロくらいかな?
美しい花を只愛でる。
お花見とはかくあるべし。


さて本命の「皇大神宮(内宮)」
入り口の宇治橋は昨年11月に完成仕立ての木造橋。

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お昼を過ぎると参拝者が多い・・・

出来たてとあって渡っている最中から檜の香り満開。
感想としては「バスクリン!森林浴の香りと同じ・・・」

宇治橋を渡ってからは境内広っ!!!
昼で食した蕎麦屋のお兄さんが言ってたが「外宮の20倍の敷地」
入り口でもらったパンフレットを指針に長い参道を歩く。

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日本国旗が眩しい・・・

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      お清め           五十鈴川から流れる御手洗場

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  ご祈祷の出来る神楽殿       石垣は城塞都市を思わせる。

・・・流石に足が痛くなってきた

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最奥にある御正殿
勿論社中は撮影禁止!!

御正宮では今後の人生のお願い。
実は私の願掛けは何時も二つしかお願いしていません。
だから何処に行ってもお願いする事は同じなんですよね
(何を願っているかは内緒ですが)

丁度横の御正殿の敷地では20年に一度の移築作業が始まる前の段階。
次に新しい社に拝殿出来るのは平成25年か・・・
 
あと一番運が向くと蕎麦屋のお兄さんに言われた「荒祭宮」

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ここでも画家としての大成をお願いしました。

内宮の広い境内を歩いていると結構足にきます。
途中では一服しながら、またまたあった風日折宮(風神)から端の子安神社まで一周。
広い境内ではありますが、不思議と「歩かされている感」がないのは木々のおかげか?

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こぼれ日が美しい社中        社中には色々な動物

あと歩いていて思ったのだが空間の取り方が欧州の教会とは違う。
平屋中心の構成からか、ゆったりした空間から日本の信仰の形が見えて面白い。
 

内宮を参拝し終わってみれば4時過ぎ・・・
(5時閉館なので結構長いしてしまいます)
伊勢湾まで行く予定も時間的に無理なので、伊勢市駅まで道すがら神社参り。

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月読宮

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三つの社が美しい
月読宮から倭姫宮、神宮美術館と流れて伊勢市駅までマッタリライド。

さて駆け足でしたが、伊勢はホントに町中「神社だらけ」
いわば「神を中心とした都市」と言っても良いのでは?
もっともしっかり見て行くと2~3泊は欲しい所です。
(車では駐車で面倒だなっと、此処では自転車はお勧め
あと「古事記」「日本書紀」など神々の性格や逸話を勉強して来ると益々面白いだろうと。
再度来たいと思わせる場所ではあり、今回の旅で他の神社も興味がわく旅になった。


夜は横の松阪市に宿泊。
理由は簡単。
「松阪牛」を食べようと。
ホテルで進められた店に足を運んでみたが、味付けが「名古屋?」
味噌だれで食べる焼き肉は初めてだが・・・

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        う~ん・・・      良い肉はやはり薄味なタレで良い気が・・・

そう言えば日本人が初めた「すき焼き」別名「牛鍋」
これは横浜で肉を食べ慣れない日本人のために濃い味噌味にしたのが発祥と聞いたが、古い店ほどこの牛鍋の感覚を引き継いでいるのかな?

さて明日は忍者の里「伊賀市」まで足を運んで見るつもりです。
しかし自転車の旅は本当に自身の感覚を研ぎ澄ますのには「もってこい」ですね。


 

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趣味:
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