今は何処でも本を届ける時代、私は出来るだけ「本屋」に足を運んで手に取って本を買います。
なぜこの時勢にわざわざ重い持ち物を「自分で」買いに行くのか??
それには二つ理由があります。
一つは本屋のセンス、特に平積みの本を見て、昨今の流行や時流を感じる事。
(ジョブズが死去した時は白黒の表紙が多数見受けられましたね(;´Д`) )
特に新刊の平積みは、その本屋のセンスが見られ「この本屋はこの様な傾向か・・・」などネットでは見られない「人間らしさ」が垣間見えます。
(ポップなどにもセンスが見える)
面白い事に京都や大阪、四国など、地方に行くほどに地方色が階間見えるのも「本屋」です。
二つ目の理由、これが大事なんですが「手に取って見る」
実は本って一冊一冊の表情が微妙に違います。
試しに同じ本を5~6冊ほど手に取って、各表紙を触ってみてください。
(最近はビニールで触れませんが)
中に1冊ほど手触りの違う「?(; ゚Д゚) アレレ?」な表紙があると思います。
(これはホントに微妙な感覚・・・絵描き感覚かなぁ?)
更に大切な事は「小口(こぐち)」
本の切り口である「天・地」と側面の「小口」は触ってみては一目瞭然。
切り方の甘いものから滑らかな物まで、これは自分で触ってみなければ解りません。
パラパラっと2~3回捲って見ると、そのなかには「相性の良いもの」があります。
(此処も絵描きの感覚かなぁ?)
その相性の良いものを購入する。
(うさぎドロップ全巻購入の時は特に・・・)
日々人々が気付きにくい、だが日常に潜む些細なことも拾える感覚。
これが作り手である「絵描き」の嗅覚。
ついぞ収入に比例してか・・・余裕の時間が少なく、微細な事に目を向けにくい等々・・・
その惰性の怠慢が作り手の「嗅覚」を平坦にしています。
(タバコを吸う方の舌と同じですね)
手にした本が惰性の針を少しだけ戻す・・・人の少ない「昼の本屋」は私のオアシスです。
さて最後に2011年のお奨め(?)の書籍がこちら(´∀`*)
落合博満「采配」
お奨めですが「万人に」お勧めする書籍ではありません。
(この辺りが絵描きの意地悪さです)
落合博満と言う「史上最高の選手にして最高の監督」の意図する一流に至る思考を理解する人。
それはどの様な意見に晒されても、目指すべき所に高い意識が向いている人。
今の自身が「一流になる(成れる)ヽ(`Д´)ノ 」と豪語出来る方のみが本当の意味を成す書籍です。
(惰性の手詰まり人生の方には痛い本にしかなりません)
その様な次のステージを目指す人には一読の価値があると思います。
※面白い事に、落合監督と私の先生である「中島千波」先生と共通する点が多々有り、やはり「一流」には共通点があるのだと実感しました。
amazonの紹介動画が格好いいので添付。
どの様な本でも一度は「本屋」で手に取って見てください。
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