展示会を見た帰り、駅前で受け取ったチラシに目を馳せると
「貴方の才能を伸ばします( ・3・)」
って宣伝文句・・・何処かの学習塾の宣伝。
ふむむぅ~~「才能」・・・かぁ(´・ω・`)
まぁ、、、職業柄・・・
「絵描きさんは『才能』があるんですね」とか・・・
「この様な絵を描けるのは『才能』なんですね」
などと言われることは多々あります(-_-)
しかし・・・はて??
この「才能」ってなんですかね?
結構便利に使われている「才能」と言う括り。
何となくイメージとして「生まれた時に備わった能力?」
何十年も生きていて、一切衰えなく、何時でも最大発揮される「能力」って・・・
・・・そんな能力、私には備わっていません(゜Д゜)
その様な方が言われる(憧れる)絵描きの「才能」って、こんな感じでしょうか?
巧く描ける→目から得た情報を腕へ伝達する能力(描写力)
見た物を描ける→上記+観察力
思いもしない絵を描く→環境と経験(十人十色の特性)
色彩感覚は?→それも十人十色(一概に良し悪しはない)
それらは一定基準まで「トレーニング」で鍛えられます。
多少「観察力の良い子」とか「伝達力の良い子」はいます。
・・・が、長い目で見れば「差異」とか思えません。
では生まれ持った「才能」って?
(音楽家や身体系は分かりませんが)
「絵描き」限定で、私が言えるのは・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・「そんな都合の良い物は無いヽ(`Д´)ノ」
って言ってしまえば「身も蓋も無い」のですが・・・
※でも実感していますヽ( ´ー)ノ
まぁ一つは「続ける(諦めない)こと」と「絵を描ける環境」は大きい・・・かな?
そして「最高の絵」を描く為なら「それ以外」は必要無い。
その餓え、高見を目指す「渇望」と「経済力」は最低限の下地かも知れません。
※何より楽しいと思えることは大切ですが(´∀`*)
では井上越道の絵描きとしての「才能」は?
・・・と考えれば・・・(´ヘ`;)
それは・・・私を支えてくれる全ての「縁(えにし)」
今まで絵描きで生きて(生かされた)周りの支えこそ「私(井上越道)の才能」
過去何度か絵を描く事を諦めた事もあります。
それを支え、励まし、導き、見守る多くの人達の支え。
この恵まれた人の縁こそが「絵を描く才能」を持続させるのです。
巡り合わせを「運」の一言で片付けるのは簡単ですが、運命を引き寄せるのは「自身の努力=才能」
幾多の縁が交差して・・・その恵まれた環境で、明日も楽しく描き続ける事が出来る。
※朝起きて仕事行きたくない人の気持ちは全く理解出来ません( ´,_ゝ`)
この幸せが明日も続くと思うと、筆を持つ生き方は「最高の人生(才能)」なのだと実感します。
※後は五体満足、健康に生んでくれた両親に感謝(∀`*ゞ)
すっかり秋色の空模様になってきました