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『自転車』を主題に日本画制作をする作家Blog
(長文にて秋の夜長に)

少し前になりますが(飲みの席で)同席していた席での一幕。
その「自立する」ことで、上司(?)に弄られている方(部下?)をみて、ふと考える

「絵描きの自立」


横の席では、上司の方が「実家にいること」で自立を妨げているとのご意見。
上から目線で(横から)聞かされながら・・・なんですかね?この違和感。
この(年配の)方が語る「自立」と言う考え(感覚?)聞き流していましたが、どうにも気分が悪い。
※私は年功序列とか先輩後輩なんて「タテの関係」が大嫌い=酒が不味くなる(;´Д`)

一般的(世論的)「自立している」とは・・・

成人している。社会人になっている。(います)
社会的に企業に勤めて、定期的な「月給(サラリー)」を貰っている。(安定?)
親元から離れ(家を借りて)「一人暮らし」をしている。
炊事・洗濯・家事まで「自分で」すべて行なっている。

______________(ここまで経験済み)以下・・・

結婚(家庭)しています。
子供(育児して)がいます。
資産(乗用車&土地&一戸建てなど)があります。
※こう言った事例も「自立」でしょうか?
親の面倒を見ている。(介護をしている)
資産の管理をしている。

・・・
・・・・・
・・・・・・・う~~ん(´ヘ`;)ウーム…

私も(結婚以下は経験がありませんが)こう言ったことが「自立したヽ(*´∀`)ノ 」
・・・と10数年前位までは想像(勘違い)していました。
しかし実際(私自身が経験した上で)成人した時も、一人暮らしをした時も、サラリーを毎月貰っても「全く」と言って『自立した』と実感出来ませんでした。
※寧ろ今の貧乏画家のほうが、よほど自立した充実感があります。


では私的(個人的)に「自立している」と感じた方々。
その全てに共通するのは、日々何かに「挑戦し(試している)続けている人」
その一つ一つの考えや言動には、独立性(自立性)が感じます。
※過去ではなく、今!(進行形で)何かに挑戦している人( ´,_ゝ`)

また、そう言った魅力的に話している方の多くが「独立(起業)しています。
それは「自己(自分の)資本(時間もお金も)を自分の『やりたいこと』に全てを投資している。
※会社勤めは「本当に好きなこと」が出来ないって語っていた方もいましたね。
そして、それらのことに正面から向き合い「リスク(責任)」の全てを自分が背負うこと。(覚悟)
※勤めている方の多くが最小リスク=程度の仕事しか出来ないって意見も=脱サラの方。

この様な自分の好きな生き方(遊びも仕事も)に、全力で挑戦し続ける(現役の方)
そして自分資本の『全て』を背負い、そのリスクも抱えて『楽しんでいる人』
好きなことは好き、嫌なことは嫌っと「誰にでも」言える、そんな芯の通った生き方。
(結局企業に勤めていてはできませんよね( ´,_ゝ`))
これが私(井上越道的)の中での「自立している」生き方なのでは?

・・・と一口飲んで自分に納得。
※上司に叱られまくり、言い返さない若い方を横目に、益々イライラ募る酒になります。

最近は日が沈むのも早くなって・・・飲酒も少なめ

さて(少々長くなりましたが)では「絵描きの自立」とは何か?
※自己資本を投資して「良い絵を描くこと」も「新しことを創作する」ことも、そのリスク(責任)を負うことも、それは全て『当たり前』作家の責務=私はこれらを「自立」と思わない。

私(個人的)が「絵描き(画家)として」最初に自立を感じた(思った)のは・・・


「展示をすること(個展)


「作家として独り立ちできた」
展示をした時、そう思い、それが100%勘違い(恥ずかしい)と感じたのが「展示」

それまでの私は「画家として」個の力の向上のみ「才能」に絶対の確信を見出してきました。
確かに・・・展示に至る「作品制作」は作家本人に委ねられた「全ての責任」です。
しかし実際、展示をするに際し、そこまで導いてくれた諸先生方、両親、親族、友人、関係者多くの方々。
そして画廊関係の方々、その多くの人達の協力の上で『私の』展示が成り立つこと。
逆に考えれば、その一つも欠けると成り立たない。その人の輪の「膨大な尽力(人力=人のちから)」
そう言った多く方の「今まで目にできない力」見ることさえなかった自分の未熟さ、浅さ。

それ実感した時、沢山の人の力を借りないと「自分一人で」自立した作家になれない。
矛盾しているようですが「作家として個人ではできない」ことが『自立』を実感できた。
それを一番よく実感したことが「展示をすること」でした。
(10年ほど前のホントにお恥ずかしい話です(´∀\*))
そして今も展示会をすればするほど・・・その輪が広がり、まだまだ「沢山の方に助けられているなぁ」と想いが募ります。
※これが作家の財産であり、その想いで描き続けることが「自立した」作家の勤めだと思っています。

自転車で2~3時間走れば、もう夕暮の美しい秋の夜長
(サンマと麦ホップに乾杯)

さてはて飲みながら、(年配の)聞きかじった通り一遍の自立なんて「身のない高説」に、不機嫌な顔でもしていたのでしょうヽ( ´ー)ノ
上司の方から「画家の先生からも言ってやって下さいよぉ~」と言われたので・・・

(以下・私)
「自立」なんてのは、親の建てた家に「住む・住まない」より「自分が一番好きなことに挑戦する」ってことが大事じゃない?

って、真っ向から長々と高説賜った『一般的・自立の全否定』「画家の先生」の意見。
※あと親は「あなた」に投資しているだけで、これを他人がどうこう言う話ではない!!とも。

最後に『上司だから何を言ってもいい』
そんな上から目線がどうにも腹ただしい、腹の虫が収まらないので「これみよがしに」

(以下・私)
あと・・・ね、画家は自分が絵描きって生き方を「一番大切」にしているんですよ。
そう言った自分自身の大切なことは何一つも語れないのに(言い返せない人に)相手のことを考えた振りの「他人のことでしか」話ができない。
そんな「自分のない」人が『私は一番腹が立つんです』


って・・・・はぁぁぁ~(>'A`)>イッテシマッタ(お酒が悪いんだぁ)
全く言わなくても良い一言(視線が痛い)を言っても、やはり「言いたいことは誰に対しても言う」
※ここは勤め人や聖職業では「してはいけない」=私は無理。
上下関係なく、お世辞も無ければ、変なシガラミに言動に曲げることが無い、顔色伺いの『上辺の嘘(付き合い)』はない。
そこが「絵描きの私(井上越道)」の自立した生き方です。(真正直なんですよ)
※つくづく・・・私は「絵描き」以外の生き方は無理です=傍若無人の正直者。

台風前に少々乗り込んでもいい季節
・・・ぼちぼち何処かに旅行に行きたい・・・


帰りは少々反省もしつつ・・・そんな「支えたくなる(自立した)絵描き」を目指し、また筆を取ります。

※帰りに兄さんに「スイマセンでした」と何故に?(余計なこと言ってコッチが恐縮)
※あと「半沢直樹みたいでしたね!!」ってのはやめて下さい(´д`)ハズカシイ

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職業:
日本画家
趣味:
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