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『自転車』を主題に日本画制作をする作家Blog
昨日から2日間、少々(ホント少々)走りやすい気候。
久々にガッツリとペダルを踏んで、滴る汗も「身体が楽しんでいる」のが分かります。
ホントに自転車との一体感は心地良い。
高い夏空も、蝉達の鳴き声も、熱を帯びた風に晒される身体に、悲鳴を上げる脹脛も「五感が研ぎ澄まされる」
末端の血管まで使っている「自分が研ぎ澄まされていく感覚」
それは毎日、画面に向かい合うだけでは…決して感じることが出来ない感覚です。
※因みに描いている時の感覚は一体感、筆も色も自分も境界がない…分かるかなぁ??

そんな日常に散らばっている「小さな差異」を拾える「鋭利な感覚」って・・・
日々「自分と」真剣に向き合っていないと汲み取れない(分からない)と『絵描き』は思います。

さて…その感性で耐えられなくなった、日常の一つが「PC眼鏡」
※私は眼鏡大好きっ子なんで(*´σー`)=NO-コンタクト!!

今まで使っていたのはJANISの「PC眼鏡」
そのブルーライト・疲れ目対策に導入しましたが・・・
確かにレンズの効果、その目疲れに対して「効果」はありますが・・・
レンズが良くても・・・身体に触れるフレームの精度&重量は(´ヘ`;)ウーム…
実際使用していて1時間(程度)なら良いが、2~3時間もパソコン作業をしていると・・・
「ノーズパッド&イヤー」が痛い(´Д⊂ヽ
※ちなみお気に入りの999.9のフレームにはこの様なことは無い。
また下を向くとき、ちょっとだけですが「ズルッ」と動く感覚。
一々下向くと少し「ズルッ」
押し上げても…また「ズルッ」

もう・・・・・・・・・耐えられないヽ(`Д´#)ノ

しかしお気に入りのフレームに「PCレンズ」をつけてくれる所はなかったはず…(当時)
それでも時間見て、調べて見つけたのがALOOK PCレンズ。

ALOOK PCプレミアム(レンズ)
http://www.alook.jp/feature/pc20130201/products.php


こちらならフレーム持ち込みで「PCレンズ」『だけ』取り付けてくれる。
早速レンズの傷んだ「お気に入り」のフレームを持って注文。

・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・・・

さて注文から一週間。
手持ちのフレームにPCレンズをつけてもらって、精度の良いフレームでの毎日。
その一体感は「自然(当然のよう)で良いですね。※Made in Japan

IMG_5831.jpg
デザイン的には面白いのですが・・・
30グラム
重いわけではありません




IMG_5833.jpg
たった13グラムの差
しかし劇的に「軽い」と実感ます。
でも…只軽いだけではダメ
(要は精度&デザインの問題)


あと眼鏡を変えて、思い出すのは「ほんの少しの重量(ヘルメット)への違和感」
確か自転車のヘルメットも…初めは「240g程度(=普通)」を使っていましたが…
それは不愉快な感じがして「自転車ヘルメット」は好きに慣れなかった。
そこから220g・・・
それでも頭に「何か」乗っている、その少しの重みに「もう少し軽いもの」を身体が求めました。
そして今のヘルメットで「200g(以下)」
ようやく毎日使っても「自分の感覚が収まる」
たった2~30gですが、そんな道具に感覚を共有できるのは『日々』自分の感覚に大切に向き合っているからこそ。

少々痛いことを言えば・・・時間に追われている(多忙)方の「鈍感さ」は作家として聞くと痛々しい。
日々忙しくしていると「なんでもいい」「これでいい」「こんなもので」などなど・・・
惰性で「鈍化する意識(感覚)」が、創作する上で…どれほど絶望的で恐ろしいことか。
(私は身を持って知っているので)
そんな愚鈍な感覚で画面に向かい合う、そんな「絵描き」として生きたくない。

五感から伝わる『ほんの数グラム』

自分の躰で感じる、その小さな、本当に微細な感覚を汲み取り、大切にしならがら、それを「我が儘」「貪欲」に突き詰めて『本質』に向き合う。
その姿勢は結局絵を描くこと(生きること)と何にも変わらないのだと『絵描きの私』は深呼吸をする様に実感します。
※こう言った感覚は作家業の方には大切にして貰いたいですね。



今週はどうにも暑い「灼熱地獄」の日々が続いています(υ´Д`)
※大雨は何処の国の話と言う位・・・山形の友人達は大丈夫かなぁ?

今年も暑くなるであろう・・・
そんな事は重々承知の上で、今年も作りました「グリーンカーテン(朝顔)」
毎年早めに仕込んでいこう(*´σー`)と思うのですが、気づくと5月にプランター作り。
※ホントは4月中頃からが良いのですが(;´A`)

とかく「土いじり」は楽しいもので、土の匂いと感触が「生き物(本物)を育てる」

今年も上手くグリーンカーテンになるか?
これからどんな花が咲くのか?


現実に手を使い、土をいじり先々のことを考えると、育成の気分が高まっていきます。
※画家や小説家、デザイナー等、栽培が好きな人が多いのはこの辺りの理由かな?

まず一番初めの仕込み作業「プランター作り」
植物に大切な園芸土は、去年のものを再度天日干して、石灰少々。
土の具合を見て、軽石→赤球(中)→園芸土→化学肥料→園芸土の順に盛付け。

IMG_5680.jpg
如何に『根』が張りやすいか?
そこが園芸プランター作りの本質です


 
園芸土に関しては、去年足りない土に「庭土」を混ぜてしまい・・・
そこから大量発生した「アブラムシ」との闘いの記憶が。・゚・(ノД`)・゚・。
消毒(殺虫)⇔発生を繰り返し、結局6月頃に「園芸土・総入れ替え」の憂き目は高い代償(勉強)でした。
そんな反省も含め、今年はちゃんと園芸土を作って対策万全。
※横着するとしっぺ返しが来る・・・絵を描く事と同じです。

IMG_5683.jpg
良いプランターの条件は重量が「軽い」こと


グリーンカーテンの元、朝顔の種は去年採れ過ぎたものを一掴み(100粒ほど)使用。
※それでも去年採れた20%ほどの量です。
一昼夜、水につけた種が「ちょっこ」と白芽を出したら順次植え付け。
大体一つのプランターに深さ2cmの穴を10個ほど開け、そこに3~4粒の種を入れて水撒き。
あとは目が出るまで、毎日水やり。

そこから6月も半ば、このグリーンカーテン作りにおける「最大に嫌なこと」が来ます。
それが「発芽の間引き」
上記の「一つの穴に3~4粒」と言う事は、大体一箇所から芽が1~4個同時に生えてきます。

IMG_5730.jpg
一箇所からこんな感じで生えてきます
放っておきますと、4つの根が絡んで「共倒れ」
もしくは各自に栄養が行かず、生育が悪くなります

 
・・・ですので、、、一つの発芽を覗き、残りは間引かないといけなのですが(´ヘ`;)

「一つを生かす為に、残りを斬る」

この行為が・・・なんとも嫌なんですよね。
※間違いなく「酪農」はできないと自負しています。

それでも「泣いて馬謖を斬る」心持ちで、間引いいた発芽の芽。
間引かれた芽をそのまま「友愛」するのは・・・どうしても嫌なので・・・
間引いた子達の引越し先に、真新しい「プランター2個」増やしました(ノ´∀`*)
※こうして家中のベランダが朝顔に占拠され行きます。

そうして7月に誘引ネットを張り、剪定して作ったグリーンカーテン。

IMG_5854.jpg
今年もしっかりグリーンカーテンになりました(*´σー`)

その効果は、この灼熱地獄の日々に対して「効果絶大」
正直室内の温度計を見ても、30~32度と決して涼しい訳ではないのです。
ですが、風が入れば「気化熱(?)」で涼しく、とても過ごしやすい。
また「風に揺れる朝顔の葉」の奏でる音が、なんとも風情があって良い。
※この暑い日々も「扇風機」と首に巻いた「ぬれタオル」で制作できます。

IMG_5848.jpg
朝顔は「日の向く」方に咲きますので・・・

あとこの時期は「朝顔見たさ」で早朝5~6時には仕事(制作)始めています。
※夜のうちに蕾を見つけて、朝咲くのを楽しみにしています。

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たまに「こっち向く子」がいるとスケッチしています(´∀`*)
 
朝起きて、朝顔に水をやり、少々剪定してからコーヒーを入れて画面を眺める日々。
夏はこのサイクルで制作できるのも「グリーンカーテン」効果の一つです。
※朝の涼しいうちに描き始めないと、さすがに日中(12時~15時)は暑くて描く気が・・・

さてその様な日々なので、実際「猛暑日」って言っても、余り実感がなかったので・・・
試しに14時頃、自転車で走りに行きま・・・したが・・・直射日光で「死ねる(´Д`υ)」
もう息するのも、肺が熱い。(途中で引き返してきました)
※既に17時でも暑いんです。

ならば「日差しが無ければ」暑くないのか?
そう思い、お昼前に縁側で(埃になる)「絵具の削りだし」を・・・しましたが(゚A゚;)
軒下で画面の絵具を削っていると・・・ものの10秒で滴る汗。
それが10分も作業していると「滝のような汗」が吹き出てきます。
それでも一度始めたら最後まで…とシャカシャカ削って、作業終わらせた後(;´Д`)
吸った汗で脱げないほどのシャツ(´Д⊂ヽ・・・直ぐに「お風呂場GO!!」
※外で働いている「土木系」の方々には頭が下がる(想い)


まぁグリーンカーテンの効果はこんな感じですが、余り「エコ」だの「省エネ」だとか考えず『自分で育成する楽しさ』
真剣に土と触れ合い、思考し、工夫して『綺麗な花』を大切に育て『鑑賞して楽しむ』
忙しさについ忘れがちな、そんな自然との共感を残暑まで楽しめればと思います。
※今年もまた多くの朝顔の種が収穫出来そうです(;´∀`)


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夜にふと見上げた朝顔の違った側面
こう言った「美しい」瞬間を見つけるのも・・・
絵描きの「描く」仕事の一面だと思います


 

「保険」と言っても「自転車事故」ってのは十二分に気をつけてつもりですが・・・

ただ何時もの様に自転車で走っていると・・・
困るのは「右側」の車道を『逆走』してくるお母さん。
特に前後にお子さんを乗せて、フラフラと対向車線に向かってくる姿は「凶器」の一言。
※こちらは道路交通法を順守して走っているので良いのですが・・・しかし・・・

「もし・・・倒れて子供が後遺症なんて・・・」

・・・と考えて左に避ければ、相手も左に向かってくるΣ(゚Д゚)
オイオイ!! お前はホーミング(追尾型)ミサイルか!!(#゚Д゚) !!
って右に避けると・・・右に向かってくる(´д`)
もう勘弁して下さいって言いたくなる、都内の自転車事情。
※最近は一時停止してやり過ごしていますが(´Д` )

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一度子供乗せ自転車、操作させてもらいましたが・・・
今のお母さん、前後に子供乗せって・・・本当に腕力強いのですね
(筆&鉛筆の私より力持ちです)
ただ・・・ブレーキがドラム式ってのはメーカーさんどうなの??
ホントはこう言った自転車にこそ「ディスクブレーキ」でしょう??

 

その日々に目にした「自転車事故・賠償金9500万円」
母親驚愕「息子の自転車事故の賠償金9500万円」の“明細”は…

自転車事故で1000万円以下の事例は、何度か目にして来ましたが…1億円近くΣ(||゚Д゚)
はぁ~こんな事例が出てきたのか…と
ある意味、この様な金銭的な事例が出たことで「自転車=車両」と言う認識に一番効果があるのでしょうが(;´Д`)=3 フゥ

前には車両整備不良(自己責任)で、フロントフォークが破損=半身不随と言う自転車事件から「2年に一度は車両整備」
そう言う考えが「少し」ではありますが認識されたような…気がしますが・・・
これを機会に「自転車にも自賠責」って保険に目が行く良い機会です。
※自動車は整備して自転車が整備しなくて良いは??どうなのかと(;´д`)

私も過去『自転車保険』は何度も検証して来ましたが、当時「これは良い」と言う自転車保険がありませんでした。
ただ今回のことを受けて、両親から「貧乏人(私)ほど保険に入れ」って催促もあり(´д`)
再度検証して入った自転車保険がこちら

エアーリンク総合保険センター
自転車の責任保険(交通事故傷害保険)
http://bicycle.sougouhoken.jp/index.html

こちらも参照に
自転車保証.com
http://www.eddiebcyclingworld.com/#mc



まず保険を考える上で、基本的に「何が必要か?」
保険とは「高いお金」を払えば、より良い保証を受けれますが、独身&個人営業を鑑みて「必要過多」の保険は必要ない。
それを念頭に考えて、まず相手に対し「一億円」払える保証が最大の選択理由。
家族損害は必要無く、個人自賠責・保険料が月額300円ってのはありがたい。
※私が交通ルールを守っていれば一億円はありえませんがね( ´,_ゝ`)

因みに私の考える『保険』の基本ってのは「他人様に迷惑かけない」ってのが、私の場合の大原則。
※火災保険も自宅より他人様のことを考えて入っています。
逆に自分に対しては独り身。死亡保障など一円も必要なし。
「入院費幾らなんて」のは、個人営業の画家は入院=臨時休業なんで許されませんので(´Д⊂ヽ
※入院しても勤め人と違って一円も出ませんので…

しかし「転ばぬ先の杖」保険を考えるのも大切ですが、保険以前にやらなければいけないこと。
それが「交通ルール」『ガチッ』に守ることが最重要事項です。
親御さんも「ヘルメット装着」は勿論、車道の左側通行、前後のライトの点灯に手信号。
※右側行くなら下車&手押し=歩行者になる。
そしてきちんとした定期的な「プロの」自転車整備。
※イヤホン&携帯いじってなんてもってのほかです(# ゚Д゚)

後は周りを良く見て、子供&老人の側は減速。

これから益々熱くなって「ナイトラン(夜間走行)」が増える日々。
十二分に周りを気にして、早期点灯、安全走行。
私は事故に巻き込まれて(巻き込まないように前後左右確認)お金払う以前に、ルールを守って「楽しく」自転車と付き合って、日々を楽しく過ごしていきます。

IMG_5838.jpg
今は16時から17時が走りやすい時間帯
日の入りも18時遅くと、点灯は早めを心がけています

 
※自動車保険や火災保険等、自分の保険を見なおしてみると、自転車の事故保証がある場合があります。
※自分に必要な保険はご確認を


なぜかこの時期には珍しく「夏風邪」ってものにかかり…
暫し更新が滞って失礼しました。
しかし…この夏風邪ってやつは「地味に」厄介なもので…
頭だけは少々動き、身体も動かない訳では無いので「動ける」のですが

「何かをする気力が出ない」

それでも少々良ければ、筆も持ちますが「鉛入りΣ(゚Д゚)」と思うほどに鈍い筆使い。
絵を描くうえでは、筆が全く言う事を聞きません。
※集中力がこれほど続かないとは…

この一週間は「鬱病」と頭だけ動く「寝たきり老人」の2つの心境を体験する日々でした( ̄д ̄)
※一週間でこれなので…一ヶ月寝たきりなんて…一年病院なら自殺ものです(´ヘ`;)


さてこのだる~~い期間には本を読むこともできず、本業の画業は進めず…
※勿論PCで何かするなんて…
まして自転車に乗ってモチベーションを高めることも叶わない日々。


その半死人のような日々、イメージの構成に力を貸してもらえた夏の物語。

「ツール・ド・フランス100周年大会」

1904年から続く世界一の自転車レース、その最高峰。
このフランスを駆け巡る、壮大な自転車レースを観戦しながら「どこが描いている絵」に使えるか?
ボケ~とした頭でも「美しいもの」には自然に反応しているのは、日々描いている絵描きならではの「観察眼」でしょうか?

ツール・ド・フランス
その過酷さは一日200kmを超える走行距離に始まり…
30度を超える日射の中、風と向かい合いペダルを回れば、ゴール前のスプリントは「自転車で」時速80キロも出ます。
その落車紙一重の恐怖と勝利への餓えが自転車を「凶暴」にも見せます。
山岳地帯に入れば、下は灼熱でも標高差のある山頂は寒さもあり、筋肉が固まる身体との闘い。
傾斜は10%を超え、アシストが次々と倒れていく…その重責を背負いエース選手は標高2000mの超級山脈を「自転車と人間の力」で乗り越える。
その3000kmを超える闘いに生き残った戦士達の、最高位である黄色のジャージを纏った「最高の選手」を迎える凱旋門。


その姿に
本当に自転車と人間は、これほどに美しいものなのか…と

逆に私の描いている絵に、この何%の想いが描き込まれているか?
まだまだ…まだ…まだ、まだ、まだ、まだ全然足りません。
一体どれくらいの枚数、何度苦悩して絵を描けば「あの美しさ」が表現できるか?
ボケ~とした頭にも、沸々と描きたいイメージが「細かなピース」となって組み上がって…行きませんね(´ヘ`;)

只、ありがたいことに、私は上記にある「自転車レース」の凄さがどれくらいなのか?
※クーラー効いた車中でアクセル踏んで「化石燃料」におんぶに抱っこの方には…到底理解が及ぶ領域では無い。
自転車での時速80キロが如何に怖いかヽ(ill゚д゚)ノ
傾斜10%なんて…(自動車なら一踏みですが)自転車では「壁」を登っている感覚です。
それらをハンガーノックになりながらも「自分で」自転車に乗って『体感』しています。
だから如何に「ツールの」この行為が人智を超えたものか、鼻水をかみながら、手に汗して震えるのは夏風邪のせいではありません。

このツールの様なエネルギーの塊を形にするのは、今後も何度と自身に苦悩し、闘っていく課題なのでしょう。
40歳、50歳、60歳と画業に励み、そのイメージが当然のように表現できるの時。
多分私はツール・ド・フランス、あの「ラルプ・デュエズ」を自分の足と自転車で登っていることでしょう。
※そんな予感がします。

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長雨で自転車に乗る時間が少ないですが…
夏の雲と空を見上げるとツールを思いながら走れます。
 




古き良き相棒・キーボードがご臨終して、新しい相棒に交換して…
ちょっと考える「私のPC事情」
キーボードも旧式のことながら、使っているPCは同時期に組んだ「自作PC」
日進月歩のPC事情の中、12年前から(基本)変わらぬPC環境なんです。

IMG_5699.jpg
インターフェイスはワイヤレス基本の「Logicool」が好みなので
 

12年前のPC(道具)を今まで使い続ける。

それが出来るのは「自分でメンテナンスする」
故障のたび「自分で」問題をみつけ「自分で修復する(バージョンアップも)」
その技能と知識が日進月歩のPC事情にあって、何度故障しても使い続けれる一番の理由。
※これが謙虚なのは自転車メンテでしょうか=私の場合。

しかし・・・それも最近ではイラストレーター&フォトショップの両方操作では少々ご機嫌斜め。
宥めすかしながら、ご機嫌見ながらの「現在の作業環境」を鑑みると(´ヘ`;)
今回は機能を一新する良い機会ではないか?…と

只、毎度少ない予算しかない井上藩の財政事情(ノД`)
「何に(何処に)」「どのような機能を」「どう配分するか?」
金銭の上限を考え、コンセプトの「省電力」「静音性」を念頭に「金額の配分」を考えるのは、貧困国の政策をシミュレーションするようで楽しい。
※信長の野望や三国志の戦力配分みたいです(*´∀`)

また交換作業の前、現状で「使える」パーツ(資材)を見てみると…
①HDD ②OS ③ドライブ ④電源 ⑤各PCIボード ⑥PCケース
…は使えます。(と思っていました(;゚Д゚))

逆に考えればCPU(頭脳)と基本的な土台の「マザーボード」
あとはグラフィックボード(グラボ)と、メモリ交換で十分な状況。

まぁ12年前からの刷新、どんな構成にしても性能が「良くなる」のは目に見えています。
※ただ…12年の歳月は浦島太郎を実感するに十分な時間でした(´Д⊂ヽ

オチから話すと「PCケースとSATA規格のHDD以外」すべて交換する羽目になりましたがね(;´Д`)


余り機能的なことを記載しても面白く無いので、一番驚いたことが2つ。

まず組み始めて知った、接続規格の「IDE(パラレルATA)」が現在のマザーボードには存在しないこと。

IMG_5805.jpg
※接続規格はSATAに統一されてしまいましたね。
 
よく調べず「昔なら」の考えで、当たり前にあると思ったものが無い。
時の流れに寂しさを思いながら…10年以上の歳月の流れを知りました。
※IDE→SATAに変換するアイテムもありますが、新たなSATAのHDDと安いドライブを購入(TдT)

あと電源ピン他の接続規格が変わっていること。
特に主電源の20ピンが安定的な24ピンになり、省電力のために電源も変えることにしました。
※20ピンでも使える場合もありますが(;´Д`)


さて組んでいて、上記のような浦島太郎の気分が味わえましたが、正直昔のように調整をしながら「どうしてこうなるのか?」
パーツの「相性」などを手探りで調べ、考え、当たりを組むって感覚が無いのが少し寂しい感じがします。
今の自作PCと言うのは、必要な材料を「組み立てる」だけで簡単に動くPCシステム。
そこにはプラモデルの「簡易キット」で組み立てるような感覚がして工作的に面白く無い。
※まぁ、それでも拘りは組み込んだつもりです。

IMG_5744.jpg
自作らしい点は、このようなアルミの部品を作りまして・・・

IMG_5748.jpg
PCのエアフロー(風の通り道)を作る
こう言った冷却工夫も加工で向上するのが自作PCの面白いところです


IMG_5808.jpg
穴はグラインダーで削り・・・
PCケースにもエアフローの部品を組み込む


IMG_5786.jpg
あと・・・どうしても耐えられない音源の問題。
音響機器はノートPCでは外付けになってしまう「サウンドカード」
どうしてもオンボードでは音が…ヽ(`Д´#)ノ
こう言った「適材適所」の拘り(いじれる)が自作の面白いところ
 

今回の組立てでも「自分が使っている道具」「どのようなもの」で構成されているか?
使う道具を「自分で直せる」のは「どのような部品で構成されているか」
その部品を覗き、触ったことで、理解が深まったのは良い学習の機会でした。
※HDDの裏側って年代事に違う造形を見るのも面白いものです。


さて最後に組み立てていて思い出した「自分の手を使い考える」
その鋭利な感覚が大切かを教えてくれた、某有名な車両のモデラーの方のご意見が脳裏を横切ります。

その方曰く「自分の手を使わないモデラー(造形師)は使えない」

幾らCNCや3Dソフトが使えても「自分が造るもの」
その実物を触ったことがない製作者は「形」になった時、必ず不備が発生するのだと。

またモデラー(造形師)の特性が良く見えるのが「昔のプラモデル」を組み立てさせること。
1970年代の方なら分かると思いますが、昔のプラモデルは今ほど制度が良くない。
組み立てても個体差で「ズレ」「はみ出し」があり、ただ組み上げるだけなら「ガタガタ」
そこに「もっと格好よく」と言う、飽くなき探求心こそ「自分で加工(工夫)する」
※これは海洋堂の発祥の記載でもありましたね。
ズレたパーツはヒーターなどで曲げたり…
透いた部分はパテで盛り、削り、磨く。

無い部品などは「プラ板」から自分で創り出す。
塗装とデカールのテクニックなどは、まさに実践あるのみ(トライ&エラー)

そうした工夫と知恵のある奴だけが、不器用でも「製作者」になれんだ( ´,_ゝ`)と。


まぁ自分の使う道具に「自分なりの」拘りを求める。

それは「吊るしのスーツ」で満足している方と「糸の一本」から指定して自分で縫い上げる方。
どちらが「もの作り」に相応しいあり方なのか?

「絵描き」ってのは、飽くなき「最高」を求める「拘り」にしか生きがいを見いだせない「向上心の求道者」

そんな絵描きが「その手」で組み上げた「新しい相棒」は、ホント自分らしい道具なんだと、自分のPCを見て改めて愛着がわきます。
※コイツもまた幾度となく手を入れることでしょう( ^∀^)





昔のPCはまだ使えるわけで・・・
PCケース以外交換ってことは・・・
PCケースだけあれば昔のPCも使えるわけですよね(;´∀`)

・・・

・・・・・・

・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・

IMG_5766.jpg
PCケースがあればね(;´∀`)



 

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趣味:
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