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『自転車』を主題に日本画制作をする作家Blog

さて週末に京都に行く事となり、新しい相棒「tikit」を連れて行きます。

連れ出すに際し、気になっていた「ブレーキレバーの短さ」「グリップの交換」
それに伴い「Vブレーキの変更」をしておきました。

tikitに付いていたブレーキレバーは1.5フィンガーと言う規格。
これを3フィンガー(2倍長くなる訳ではない)に交換。

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まぁ私は決して手が大きい訳ではないのですが、さすがに初期装備のレバーは短かった・・・


後は・・・これまた初期に付いていたグリップを、使いやすい定番「エルゴン」に交換。

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エルゴンは本当にドイツ人らしいデザイン。

FROGにも装着していましたが、使って分かる「手に優しい感じ」
これぞ正にエルゴノミックデザイン。

ブレーキはシマノ製最強のXTR

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やはり使いやすさは段違い!!

このような良い部品を弄っていて思ったのは「最高の部品は調整もしやすい」
正直Vブレーキをシビアに調整するのは面倒なんですが、XTRは独自の調整機能がそれを楽にしている。
勿論ブレーキの効きは最高。
(余り過剰に効き過ぎるのも問題ですが)

やはりXTRは良いので、フロント(前)にも付けたいのですが・・・
(前回取り付けできない事が判明)
それは画家なりのアイデアと機転、そして今までの経験で取り付けました。

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調整機能の幅分4mm程スペンサーを噛まして取り付け。


さて取り付け後は試走を繰り返し、サドル等の微調整を繰り返して調整。
購入後70~80㎞走ってみて、大夫自分にあった感じになってきました。

・・・でも最後の部品が届いて無いんですけどね・・・


制作でも少々煮詰まっていた頃、取材を含め新しいアイデアに恵まれることを期待して
コイツを足に色々と散策してきます。
 

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アメリカから最後のアイテムが到着。

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フロントラック  tikit Front Rack double sided
これでtikitの全ての装備が整いました。

さて取り付ける際、手持ちに余っているシマノXTRのVブレーキを序でに装着しようとおもいましたが・・・
XTR独自の調整機能(長所)が思わぬ形で邪魔になります。

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フロントラックを付けなければ取り付けに問題ないのですが、これは盲点でした。

まぁ現状のブレーキでも問題ないので、これはリア用に回しましょう。


フロントラックが付くと「旅行使用のtikitらしい」感じになります。

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ちなみにフロントの重量は400グラム少々
もっと重いかと覚悟していましたが、此方は嬉しい誤算

ちなみにフロントラック用のバック・・・一つも持ってません
まぁ追々これに合うバックを見つける予定ですが。


さて!これで一段落!!
・・・って訳ではないのですε- (´ー`*)フッ


使っている内に色々と気になる所が多々出てきました。
今後はより使いやすい(私用に)ように改良して行く予定です。

実は幾つかの部品は発注済みだったり・・・(∀`*ゞ)テヘッ
まったく車ほどでは無いにしても、趣味とは「金食い虫」と改めて思い知らされます。
 

26日は作品を受け取りで大学院の研究室まで足を運ぶことに。

他との待ち合わせまで時間があるので「美術館でも見て回ろうか」と思いましたが、その際今まで持っていても使っていない便利アイテム(らしい)美術家連盟の会員証。

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せっかくなので今回は会員証で入れる所に足を運ぼうと考えました。


まず上野駅を降りて不忍池を越えて「横山大観記念館」
この近くはかなりウロウロしていましたが、その存在すら知らず入館するのは初めて。

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門構えは立派

日本画の大家である横山大観の記念館ですが、ビル群の中での平屋は目立ちます。
(漠然とながら中国国内なら取り壊されていたなと)

入口で会員証を見て・・・ホントに入れるのかな?

受付のお婆ちゃんと少しやり取りがありましたが無事入館。
(余り利用者がいないとの事

さて館内は古き日本家屋。
家屋内には中庭があったり、当時の大観の世界観が色々見て取れて面白い。
実際余り観るものはありませんが、自分が名声を得た時、今住んでいる此処も記念館になるのかなぁ・・・(*´∀`*)
・・・とか夢想してしまいます。

そんな事を考えながら上野公園を横切って大学まで。
校内は蔵入れの時期が近づき、段々と卒制に忙しい雰囲気が漂っていますね。
さて研究室を覗きに行くも、作品が届いていないとの事で「??」

仕方ないので「西洋美術館」で時間を潰そうかと。

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こちらは常設展だけ会員証で入館可能。

そう言えば久々に西洋美術館に入館しましたが、たまにはじっくり洋画を観るのも良い。
暫し西洋美術館にいたが、作品が届いた知らせがないので、今回は受け取りを諦めて合流場所の新宿まで移動。


その前に・・・途中目黒で下車。
目黒には「松岡美術館」 「庭園美術館」 「久米美術館」と3館が会員証で入場可能。
取り敢えず一番遠い庭園美術館まで。

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建築様式が美しい美術館

庭園美術館は余り絵画の展示が無いので、こちらも久々の来館。
(美術館の建築は好きなんだが・・・)

しかし今回が香水瓶の展示からか、来場者の女性率が高っ!!
なんか女の子だらけのケーキ食べ放題に男一人のような雰囲気・・・
ただ見て回れば特に気にならず、展示内容も正直期待してなかった分、その遍歴は思いの他楽しめたのは自分でも驚き。
気付けば1時間少々も館内にいて、出てみれば外は暗い。

時計を見ると16時45分
松岡美術館&久米美術館は入館16時30分までなので終了。

ふと見渡すと庭園美術館の日本庭園に美しい紅葉のライトアップ。
虫が光に寄せられるように、フラフラと散策。

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こんなに遅く入園したのは初めて・・・


さて新宿に移動して丁度17時20分。
あとは東郷青児美術館も会員証で入館出来るのだが・・・
ギリギリ間に合うか?
少々早足で損保ジャパンビルの前に来たが・・・
 

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2分ほど過ぎていたかアウト!
う~~ん残念


さて今回は6カ所で入館出来たのが3カ所。
早めに回れば4~5カ所は見れるはず。
使ってみれば「美術家連盟会員証」は思いのほか便利アイテムでした。

しかし美術館を回って何時も思うのだが、3~4カ所見て回れば4000円からの出費。
管理費や人件費を考えると大変なのは分かるが、もう少し敷居が低くても良い気がします。
(特に美術を勉強する人には)
この辺りは日本政府で援助するなりして努力してもらいたいが、逆に今の政権では事業仕分けされそうで笑えない

帰りに立ち飲みしながら、千住先生が「政治家も美術的考えを学んだほうが良い」との講義が今更ながら成る程と思えてなりません。
 



制作の合間(もしくは食事後)にtikit眺めながら、あれこれ思案中。

取り敢えず在庫の中から使えそうなパーツを見繕ってみる。
その中の1つ「ボトムブラケット(以下BB)」

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TANGE製のシールドベアリング
前に購入したが規格が合わなかったもの。
 

自転車は回転する部品を良くすると「体感」が変わるが、勿論BBも例外ではない。

BB変更のため、まずクランクを外していく。
たまに固定が堅い物があるが、クランク抜きであっさり取り外し完了。

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クランクだけで830グラム(少々重い?)
今後軽量化も考えなければ・・・

このままBBも・・・左側のロックを外し、さて右側も・・・
っとちょっと堅いですね。
ちなみにBBの規格は難解で、左側は正ネジ(つまり反時計回りでゆるむ)右側が逆ネジ。
まぁ常識です。(イタリアン規格は両方正ネジ)

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BB抜きをはめてレンチで締め上げるンですが・・・

しかし思ったより堅い・・・(;゚ Д゚)

再度BB抜きをセットして、力一杯回す!!・・・回らねぇ!!
軽くストレッチしてフルパワー!!・・・回らねぇ!!!
滑り止め手袋をはめて、レンチにタオル。全体重を掛けて・・・回らねぇ!( ゚Д゚)!!!

やるじゃない!!

マジ気合い入ってきました。
フレーム壊れるくらいの勢いでフルパワー&気合い!!

・・・駄目だ・・・ビクともしない・・・

これを繰り返すこと一時間余り・・・
一体アメリカ人・・・どんだけ締め込んだんじゃい!!
(絶対機械で締め込んだと思った)

手も痛いし・・・(;´Д`)
まぁ・・・今日の所はこれくらいにしてやる!(悪役の捨て台詞)


二日目

同じ工程を繰り返すも回らず。
実は逆回りではないか?との疑心暗鬼に取り憑かれる。
(実際2回程逆回ししたが動かず)
潤滑剤を染みこませ、再度トライも正に「ピクリ」とも動かず。
此処まで動かないと「ショップに任せる」と言う選択肢が脳裏を横切る。

だが・・・まぁ・・・今日の所もこれくらいにしてやる!


三日目

ネットで堅いBBの取り外し技法を徹底的に調べる。
あるショップでは動かないBB、これを「強者」と呼ぶらしい。
今、目の前の奴は正に「モンスター」

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(脳内ではモンハン2Gのテーマ)

取り敢えず「良い」と言われる事は全てする。

まずBB抜きが動く事が、力が逃げる原因の一つ。
これを動かなくする為にCDで挟むアイデアが在ったので拝借。

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よくこの様なアイデアを考えるものだ・・・

BB周りをショックハンマーや木槌で叩くと振動でゆるむとの事。
フレームが痛まない程度に叩く。

暖めるのも効果的との事。
アイロンが紹介されていたが、フレームが痛みそうなのでドライヤーMAX。

しかし動かず・・・(´Д⊂

脳裏には「絶望」の二文字と、どの店が良いかなどの逃げ思考。

だが!!G級ハンターは逃げない!!

隙間と言う隙間に潤滑剤を染みこませ、締め込んだレンチをハンマーで殴る!殴る!殴る!
脳裏を横切る、あのティガレックス二頭刈り・・・(゚Д゚)
ウカムルバス・・・残り1分 ヾ(゚Д゚;)ォィォィ

そんな「倒れろ!!」の思いで繰り返すこと、数十回以上。
 

グ・・・・ラッ・・・

!!!

フレームとBBの隙間・・・0.2~3ミリ動いたか??

更に潤滑剤&ドライヤーと叩きを繰り返すこと数十回。
0.2ミリが0.5ミリになった時、ユルッとレンチが回り勝利を確信しました。

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正に「死闘の末の勝利」

さてBBを外してまず心配したのが「BB周りが痛んでいないか?」
あれだけ殴れば、何処か悪くなっていないか心配しましたが、全く無傷。

新しいBBにグリスを付けて取り付け。
余りに「あっさり」付くので正直拍子抜けですが、前の物より明らかに良く回る。
(指で回すだけで分かる)

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取り付け完了!!

さて困難を乗り越え、無事取り付けが出来ましたが・・・
一つ言える事は「二度とモンスター退治はしたくないヽ(`Д´)ノ」
此処まで堅いBBは素直にお店に任せましょう。

ただ自転車の整備は自動車と違って「自分の責任」で出来る事。
終わったから言える事ですが、苦労も愛着の一つ。
悪くなった所を自分で理解し、直せることも大切ではないかと。

まったく・・・良い勉強でした。
 

      
ロードバイクのメンテナンス本は何時も御世話になります。

 

さて「tikitが欲しいとなっても、その車種・構成は様々。

私が選んだjust  the  tikit「BTO」


BTO
って何ぞや?(ウィキペディア参照)
まぁ簡単に言えば「好きな部品で構成できますよって感じなのか?
ホントBTOなら色々選べて楽しい!!

ただ自動車のようにオプションを付ければ値段が跳ね上がる
自分にあった必要性を吟味する時間(&懐具合)がとても大切。


まず車種だが「just  the  tikit」
多分スタンダードと言える構成。
値段も1350$(ドル)と下から二番目に安い。
(ちなみに一番安いOne Way-tikitはシングルスピード・・・つまり変速無し)
Vブレーキが基本仕様だが、別にキャリパー式を選びたい方は別の車種を。
余談だがキャリパー式tikitは選べるタイヤの種類が狭まる。(ブレーキ幅の問題)
購入者はtikitを「ロードバイク使用」にするか「MTB使用」にするなど車種の選定も大きく変わってくる。
その観点からもjust the tikitは一番無難な選択肢だと考えた。


それに付けたオプションは
①ヘッドパーツ 1 1/4" Chris King GripNut Silve $139

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自転車乗りならご存じChris King(クリスキング)こと「クリキン」

このパーツは後付出来ない(規格上)ので、注文時に付けなければ既存のヘッドになる。
また$なので12,000円ほどで導入出来るのも嬉しい。
(普通は軽く2万越えの部品)


② キックスタンド Direct mount , Blk Alloy kickstand $8

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スタンドもオプションになります。まぁ8$なのと在ると便利。


③ クイックトランジットバック 
BF tikit QuickTransit cover black Lycra RipStop $59

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簡単な輪行用の袋。収縮性があって使いやすいとの事例も。

日本は輪行袋に包まないと公的機関には乗せれないので購入。
外国なら注文しなかっただろうアイテム。


④ フロントハブ Hub -Sealed Bearing Silver front -Narrow 24o tikit $27

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前輪にシールド(簡単に言えば転がりの良いもの)を導入。

27$でシールドベアリングが使えるなら、かなりお買い得!!


⑤フェンダー tikit fenders w/ STRUT 16" set AFTERMARKET $48

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要は「泥よけ」前後

BF社の自転車は結構「当たり前」に付いているものをオプションで付けなければならない。
ただオプションだからか、結構良いものが付いてくる。
豆知識として泥よけをつけていると、畳んだ時に自立しやすくなる。(倒れにくい)


⑥フロントラック  tikit Front Rack double sided $120( 同色ペイント$20)
前輪に付ける「荷台」
(実はアメリカからまだ届いていない
これは早急に使うものでは無いので、最後まで導入を考えたが、後でいちいち取り寄せるのも面倒&送料が勿体ないので購入。
ちなみにフロントラック付けると「tikitらしい」と思うのは手前味噌か?

締めて421$
多分必要なものを厳選して付けたと思います。(後付出来ない&面倒等)


なお動画で紹介されている「高速変形」ですが、ハイパーフォールディング(ワイヤー固定式)を選択しなければなりません。
お値段$226(ワオォ~)
巷ではワイヤーロックのバランスや固定の弱さなど、幾つかの弊害が指摘されており、2万円=必要性を考えた場合、まぁ其処までの必要性は感じなかったので削除しました。
(これは後付したくても出来ない)

人によっては必要無いもの、また絶対オプションに欲しい機能も在るかと思います。
自転車で其れを選べる事も「Bike Friday社製品」の面白い所ではないのでしょうか?
(本来自転車はこれくらい選べて良いとは思いますが・・・)


さて届いて一週間。
実に快適な使用ですが、既に幾つか部品の変更を考えて「ウズウズしてます。
改造(男のロマン)出来るのも自転車の楽しみの一部なんですよね。

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今はノーマルですが・・・
さてどのパーツから組み込んで行くか・・・


ただ・・・余りtikitにかまけて、本業の絵画制作を疎かにしないようにしないと・・・


 

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