フレームのマークシールをデザインする前に、分解出来る所は部品を外して置く。
まず初めに今回の再塗装の色は「黄色」と決めていました。
それも「ひまわりの様な黄色」
美瑛で見たひまわり畑を見て「こんな色の自転車に乗りたい」と前々から思っていたので。
色の選定は図書館等で色見本を調べてから決める事に。
あとはどれだけ小生の持っているイメージ色を具現化してくれるか?
これには塗装技術だけでなく、自転車の構造にも理解のある所を見つけなければいけません。
今回塗装のお願いをしたのは絹自転車製作所。
ただ個人的に金銭に余裕があれば「カドワキコーティング」のパウダーコーティングが一番良いのでは?と思います。
(多摩美にも塗装講義しているとか・・・講義受けてみたい・・・)
ただ今回窓口の自転車店に見積もりをお願いしたら、諸々含めて「10万を超える」との事。
そりゃ「金銭的に無理」と言う事で、絹自転車製作所に塗装を依頼することにしました。
さてマークをデザインする上で、基本の「Frog」と言う書体は維持したいなぁ・・・と。
随分塗装も剥げてきてました。
デザイン途中の散乱した部屋。
この時点でも3割ほど・・・まだまだ調整は続きました。
まぁ遠巻きから見て、あまり変わった書体にするとFrog?と思われるのもイヤなんで。
でも「そのまま」ですと芸がないので、若干弄る事にしました。
書体の色はボディーカラーの黄色に合わせて「藍色と白」を基調に。
あと元の書体が若干大きいので、一回り小さくする事にしました。
r&M社のヘッドマークの変わりに小生の「花印」として使っている「越」の字を。
(大きさを決めるのに何枚の紙を使った事か・・・)
あとはリアには今回の日独の友好をイメージして「国旗」を掲揚することに。
ちなみに左が上位(敬意を表す)の国を表すとの事で、このドイツ製自転車に敬意を表し独国旗を左に。
友好の意味で我が国の日の丸は右に掲揚させて頂きました。
最後にリア右に何を付けようか?
色々考えましたが、遠目にもインパクトがあり、盗難にも対応でき(盗難したくなくなる)なおかつ絵描きとして営業に使えるデザインは・・・う~ん・・・
と苦慮した結果、名前&日本画描いてますよ!的なノリでこんなのを作りました。
ダサいと思われた方!
予想通りの思考でありがとうございます。
そう言う方がいる事で、既に盗難予防になっていると確信してます。
でも故忌野清志郎氏の「オレンジ号」も新宿で盗難にあっているし、油断は禁物。
さて発注をかけてから、それは長い長い時間が掛かりました。
(当方のこだわりが色々とご面倒をかけました)