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『自転車』を主題に日本画制作をする作家Blog
またまた間が開いてしまいました、、、、(;´Д`)

先日飲んでいた時「画家がトークショーするの?絵の何を話すの??」
みたいな話になりまして・・・

其処で思い出すのは先月3月21日はおぶせミュージアム・中島千波館でのギャラリートーク。

そのギャラリートークで気にする点(意識する所)など、私(井上越道)なりに(多少の場数を踏んだ)ギャラリートークとは??
※人前で作品の意味を話す意味・・・って??
みたいな所を『自分のためにも』記載したいと思います。


よく「トークショーで」と見かける「絵の見方」とか「技法は~なんとか」など、ギャラリートークがセミナー(講演会)やセールス(販売)の様に聞こえるような、、、

あたかも「一つの商品」を販売するバイヤー(価格交渉人) の様「規格がある」『商品』を説明する。
そのような一辺倒な(ある意味専門的な)話し方とギャラリートークは違います。
※販売のマニュアル化された話し方は、、、あれはあれで凄いと思います。

また商品企画など相手を納得させる・・・プレゼンテーションのような話し方。
相手の出方を予想し「B案・C案」考えて・・・などの戦術的、変則的な意見交換とも違う。
※これはこれでシュミレーションゲームみたいで好きなんですがね(discussionは好きです)

ギャラリートークは上記の様な「絵画=物について語る」のでは無い・・・と私自身では心掛けています。
会場の人数、雰囲気もありますが、やはり作家の「どの様な思想・思考(背景)」「何故その絵を」描いたのか。
その本人からしか聞けない、作品に込められた「創作(作家)の意図」『その場にいる人』に誠実に伝える。
これが「画家のギャラリートーク」の基本ではないのか・・・と考えます。


聞いた方の考え方を狭める様なことは、できるだけ言わない様に心掛けています。


私は(多少酔っていましたが)その様な意図を持って話をしますが・・・など語りましたが「では評価は??」と聞き返されΣ(゚Д゚ υ)

ギャラリートークの評価、、、はて??トーク内容は良かったのか、その良し悪しなんて計ることは出来ません。
※会場の雰囲気は読めますが・・・商品が売れるとか、企画が通るとかではないので。。。

ただトークで一番伝えたい『作家の心境』を多くの方に聞いていただき、また次の機会に「井上越道の絵」を見る時の楽しむ切欠にして貰えたら、それで評価になっているように思えるのです。

思い返せば・・・
「もう少し上手く話せないのか?」「あの時は・・・」など毎回、、反省の日々。



このギャラリートークの機会を頂くこと。

「描くだけ」ではなく、作品に対して『作家の言葉』で来館者の皆様に語る大切な機会。
それは人前で話すことで「自分の作品に向き合う」作家本人にも大切な機会。
この先、幾多のギャラリートークの場で、言葉でも来場者の皆様を満足させる・・・そんな作家でもありたいと思います。
※この点は私の先生(中島先生)を見習い所です←あのトークの力って(;´∀`)

その為には一にも二にも「良い作品」を描くこと。描き続けること。
そして、その『良い作品』を必ず発表する。(人前に晒す=評価を受ける)
これをブレずに推し進めていく。

作家として一枚でも多く「創り続ける」

その当たり前を当たり前に。
その成果を、また皆様にお目にかければ・・・と誠実に絵に向き合っています。



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HN:
ETSUDO
職業:
日本画家
趣味:
自転車と作画制作
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