『自転車』を主題に日本画制作をする作家Blog
4月始め、ようやく動いていた事が終わり「次に移行」する段階に。
そんな日々、暖かくなった時期だから出来ること。
「自転車掃除(整備)」
そう・・・寒い冬には絶対したくない(;´Д`)・・・(しません)
避けていた事柄でしたが、昨今チェーンの動きも渋いことから、昼過ぎ、、、
時間を見つけて整備&掃除開始(`・ω・´)ゞビシッ!
(ホント絵を進めたい・・・身体が二つあれば・・・)
乗車の都度「乾拭き&注油」はしますが、それでも日々酷使すれば色々不備も出てきます。
特に動かす所(駆動系)は必ず不備が出てきます。
其れを納得する形で「本来の状態」に整備するか?
※私の整備レベル=振れ取り&ホイール組む以外は大抵OK。
自転車は私にとって身体で体感出来る「最良の」取材道具=助手?
だからこそ、長く使う道具(相棒)は「自分で」直して使いたい。
先ずは何時も通りの整備を進めることに。
(小さい画像はクリックで拡大します)
さて掃除には脱脂などのクリーナーを使いますが、基本は「素手Σ(゚Д゚;)」
(女性にはお勧め出来ません)
ゴム手をしても良いのですが、ちょっとした手の感覚。
素材の堅さ、若干の締め(トルク)具合などは「素手(触覚)」でなければ拾えません。
(私の技術力の問題ですが)
感覚で結構面白いのが、古いチェーンやワイヤーの堅さ。
新品の物と比べると、その柔らかさ(質感)の違いに驚きます。
そう言えば大学時代、プロダクトデザインの先生から
「指先で感じる毛の凹凸=0.05mm程度」って教えてもらいました。
まぁ単純に0.05mm位なら指先で分かる訳です。(凄いな人間)
その先は訓練が必要なんだとも(これも描いていると分かります)
あと・・・この「折りたたみ自転車」ってのは厄介なもので、接合(関節)部分が多い。
つまり隙間が多く、水分が溜まりやすい。
そこを丁寧に扱うのが一苦労。
特にこの自転車の素材「クロモリ=鉄」は錆びやすいので注意。
(自分の使用している物の材質くらいは理解しておきたいものです)
昼から初めて・・・気付けば19時Σ(゚д゚lll)ガーン
さて此処まで整備を行えば「普通」の状態に戻った訳です。
この整備中には擦り傷も作りますが、その最中には色々と「再発見」があります。
...鉄は固い・冷たい
....スポーク一本が思ったより重い
.....サドルの角度が0.何ミリ下がっていた
......汚れの落ちたチェーンの音は違う
等々の細かな認識。
この様な事を知る(体感)か、しないかで「作画」に与える影響は?
今描くなら・・・そこに「どれ程」の真実(リアル)を描き込めるだろうか・・・
花を描く人は「花の形、色、香り」は勿論、その味まで理解したいと思うはず・・・(私なら)
富士山を描きたい人が、富士山を登山しないなんて滑稽の極み。(と思います)
動物を描く人が、その生き物の生態や鳴き声も知らないで筆を取るなんて・・・事はない(はず)
自然の火や水など「熱さ」や「冷たさ」を体感もしないで本質に迫ることなど出来ないと。
(宇宙飛行士は地球の外観を一番美しく描けると思っています)
結局常時に「五感を(日々研ぎ澄まして)使ったか」
小さな事も拾える、その研鑽続ける作家が「本質」に迫る絵を描ける。
(持論ですが絵描きは研究者です)
たまに「井上さんの絵は抽象?」など評す方がいますが、本人全く違う気持ちです。
ハッキリ言って「具象化」の極みだと思っていますが、それは上記に記載した事。
つまり「体感したことの本質を描くだけ」
そんな自転車の清掃が、私の求める「本質の断片」を再確認させてくれます。
私の作画技術は拙いですが、体感をフィードバック出来るよう、まだまだ研鑽(研究)の日々が続きます。
最後に道具は動物のように「自己治癒」はしません。
出来れば2年に一回はワイヤーの交換と点検を。
ちょっとでも「変だなぁ??」と感じれば、お近くの自転車屋さんで確認を。
(この?ってのも鍛えると少しの変化も拾えるようになります)
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そんな日々、暖かくなった時期だから出来ること。
「自転車掃除(整備)」
そう・・・寒い冬には絶対したくない(;´Д`)・・・(しません)
避けていた事柄でしたが、昨今チェーンの動きも渋いことから、昼過ぎ、、、
時間を見つけて整備&掃除開始(`・ω・´)ゞビシッ!
(ホント絵を進めたい・・・身体が二つあれば・・・)
乗車の都度「乾拭き&注油」はしますが、それでも日々酷使すれば色々不備も出てきます。
特に動かす所(駆動系)は必ず不備が出てきます。
其れを納得する形で「本来の状態」に整備するか?
※私の整備レベル=振れ取り&ホイール組む以外は大抵OK。
自転車は私にとって身体で体感出来る「最良の」取材道具=助手?
だからこそ、長く使う道具(相棒)は「自分で」直して使いたい。
先ずは何時も通りの整備を進めることに。
(小さい画像はクリックで拡大します)
さて掃除には脱脂などのクリーナーを使いますが、基本は「素手Σ(゚Д゚;)」
(女性にはお勧め出来ません)
ゴム手をしても良いのですが、ちょっとした手の感覚。
素材の堅さ、若干の締め(トルク)具合などは「素手(触覚)」でなければ拾えません。
(私の技術力の問題ですが)
感覚で結構面白いのが、古いチェーンやワイヤーの堅さ。
新品の物と比べると、その柔らかさ(質感)の違いに驚きます。
そう言えば大学時代、プロダクトデザインの先生から
「指先で感じる毛の凹凸=0.05mm程度」って教えてもらいました。
まぁ単純に0.05mm位なら指先で分かる訳です。(凄いな人間)
その先は訓練が必要なんだとも(これも描いていると分かります)
あと・・・この「折りたたみ自転車」ってのは厄介なもので、接合(関節)部分が多い。
つまり隙間が多く、水分が溜まりやすい。
そこを丁寧に扱うのが一苦労。
特にこの自転車の素材「クロモリ=鉄」は錆びやすいので注意。
(自分の使用している物の材質くらいは理解しておきたいものです)
昼から初めて・・・気付けば19時Σ(゚д゚lll)ガーン
さて此処まで整備を行えば「普通」の状態に戻った訳です。
この整備中には擦り傷も作りますが、その最中には色々と「再発見」があります。
...鉄は固い・冷たい
....スポーク一本が思ったより重い
.....サドルの角度が0.何ミリ下がっていた
......汚れの落ちたチェーンの音は違う
等々の細かな認識。
それらを認識しながら考えていました。
この様な事を知る(体感)か、しないかで「作画」に与える影響は?
今描くなら・・・そこに「どれ程」の真実(リアル)を描き込めるだろうか・・・
少しだけ考えてください。
花を描く人は「花の形、色、香り」は勿論、その味まで理解したいと思うはず・・・(私なら)
富士山を描きたい人が、富士山を登山しないなんて滑稽の極み。(と思います)
動物を描く人が、その生き物の生態や鳴き声も知らないで筆を取るなんて・・・事はない(はず)
自然の火や水など「熱さ」や「冷たさ」を体感もしないで本質に迫ることなど出来ないと。
(宇宙飛行士は地球の外観を一番美しく描けると思っています)
結局常時に「五感を(日々研ぎ澄まして)使ったか」
小さな事も拾える、その研鑽続ける作家が「本質」に迫る絵を描ける。
(持論ですが絵描きは研究者です)
たまに「井上さんの絵は抽象?」など評す方がいますが、本人全く違う気持ちです。
ハッキリ言って「具象化」の極みだと思っていますが、それは上記に記載した事。
つまり「体感したことの本質を描くだけ」
そんな自転車の清掃が、私の求める「本質の断片」を再確認させてくれます。
私の作画技術は拙いですが、体感をフィードバック出来るよう、まだまだ研鑽(研究)の日々が続きます。
最後に道具は動物のように「自己治癒」はしません。
出来れば2年に一回はワイヤーの交換と点検を。
ちょっとでも「変だなぁ??」と感じれば、お近くの自転車屋さんで確認を。
(この?ってのも鍛えると少しの変化も拾えるようになります)
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