地震の影響で電車等のインフラが届こっている現在。
最近見直されているのが「自転車」の存在。
震災後、自転車の売れ行きが好調と聞くが、電気・ガソリンに頼らない生活をどうするか。
今までは自動車をただ「便利だから」と言う理由で使用していたこと。
物流の中で「人間だけの移動」に自動車がそれほど必要なのか?
都市圏、とくに10~15㎞圏内で自家用車は必要なのか?
その1つの答えが出てきているのでは?と思います。
そこで今一度「災害に使える」自転車を考えてみる必要があります。
私が提唱したいインフラとして自転車は「折りたたみ自転車」の普及です。
縦折りの自転車は「省スペース」には望ましい
ただ走行性は・・・
前にドイツ人の方から
「日本は進んでいるね!こんなに折りたたみ自転車に乗っている人が多いなんて!!」
と聞かれたことがありました。
その時私は(;・∀・)ハッ?と・・・その後「殆どは只のファッションだ」と。
その答えに(;・∀・)ハッ?の表情のドイツの方。
走行性能が劣る折りたたみ自転車を「理由無し」に乗る方を不思議に思ったのでしょう。
(今思えば納得です)
自転車利用には交通網の整備、長距離での使用、地方での利用方法など考える事は多い。
※折りたたみ自転車はバスや電車などのインフラとの共存が前提ですが・・・
しかし緊急時に備え、社内に置き場を確保したり、各自治体で数台今回の事態に用意するなどの対策は良いのではないか。
限定される局面であると思いますが、一度考える機会になればと思います。
また都内の電車では「女性専用車輌」が普及してきていますが、私は「自転車専用」の車輌も普及すべきだと考えています。
(これは前々から色々な方に提言していることです)
オランダ、ドイツ、デンマークでは直接電車内に自転車を乗り入れられます。
(日本でも一部で存在が認められています)
この様な設備があれば「駅前駐輪」「放置自転車」の無責任が減少するのではないか?
そして気持ちよく自転車が走れる為にどうするか?
日本はアジア圏特有の「モーター車輌優遇」の国です。
これも一度精査する必要があると思います。
(道路公団の様な利権が大きく絡んでいる事は重々承知で)
震災は「何時も当たり前」が無くなり、「本当に必要なもの」を考える機会だと思います。
便利である「原子力」も絶対ではないのは重々理解できたはずです。
次は「化石燃料」も絶対では無いことを理解する機会ではないでしょうか?
もともと自転車で走る、移動することは楽しい事です。
ただ楽しく走るには、四季それぞれに色々と準備も必要です。
それは一見とても不便で面倒なことに思えます。
其処には「クーラーの効いた車内」や「効き過ぎた暖房の車内」では理解出来ない、自然のあるべき姿を見せてくれます。
冬は「寒い」
春は「暖かくなってきた」
なんの事はありません。
「あたりまえ」
もう一度今の節電の生活の中で、本当に必要なものは何か?
アクセルを踏む足から、ペダルを踏む足に変えて見るのも面白いはずです。
選択するのはその人それぞれですが。