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『自転車』を主題に日本画制作をする作家Blog
※今回は少々長文&写真多め(写真はクリックで拡大します)
4日はサイクルモード2011を取材に幕張まで(遠いなぁ)

一年に一度の自転車最大の見本市に、初日からかなりの人手が・・・
(これ日曜どれくらい混み合うのでしょうか?)

ちなみにサイクルモードで試乗も楽しみたい方は
①事前にHPから試乗の申込用紙を記入して(会場での記入は面倒)
②myヘルメットは持って行くとGood(使い回しが嫌な人は特に)
③ウエットテッシュが有ると更にGood(気分の問題)


さて15時からの展示会ですが、、、人多いですねΣ(´∀`;)
並ぶのは苦にならないのですが、人ゴミが苦手な私としては・・・

・・・これも「取材」

そう言い聞かせて、いざサイクルモード2011へヽ(`Д´)ノ

kaijyao.jpg kaijyao2.jpg
・・・もう既に人が・・・ 
相変わらず外国メーカーのディスプレイは派手

初めに会場の配置図をもらって、暫し長考のち移動。
今年もスペシャライズドやBMC、はたはジャイアントなどの大手メーカーが出展していない現状には、ユーロバイクとの格差・・・
日本の自転車文化への軽視を感じ取ってしまいます。

その中でも今年目新しかったのは「オランダ大使館」

orada.jpg
まさか自転車先進国からの出展は嬉しい限りヾ(*´∀`*)ノ

orada2.jpg
特にこの「子供乗せ」自転車
 
早くこの様な自転車が、悠然と走れる国作り・インフラ整備が進む国家になればと夢想してしまいます。

初めは外国メーカーのブースをグルっと一回り。
相変わらず塗装ペイントのセンスは、国内のメーカーも見習って欲しい点が多々あります。
(この感覚・・・まぁ私ならこうするな( ´ー`)って所もありますが)

look.jpg
日の丸ペイントのLOOK695
こう言う遊び心は大切ですねv(´∀`*v)ピース
 
そんな中でのイタリアメーカー「Pinarello(ピナレロ)」のレトロバイク。

heddo2.jpg heddo.jpg
この古いヘッドマーク・・・デザインが格好いい
 
昔から良く思っていましたが「自転車のヘッドマーク」
最近はプリントシールの物が多くて・・・凄く残念に思っていました(´・ω・`)
またピナレロも今のデザイン含め、最近のヘッドロゴは格好悪いのが多いヽ(`Д´#)ノ
バイクデザインだけでなく、メーカーの顔である「ヘッドマーク」
もう少し(格好良く)考えて頂きたいと。
※私的にはビアンキやラレーの古いデザインが格好いいと思います。

外国(EU)メーカーを回って、次に向かったのは日米その他。
まず最初に目に付いたPacific(パシフィック)社のCARRY ME(キャリー・ミー)

67bae89d.jpeg kyari.jpg
都内周りで欲しいかなぁ~と考えていた自転車。
マット・ブラックの塗装が格好良かった(´∀`*)

開きがあったので早速試乗です。
さてグルりと試乗コースを周回して・・・
ちょっと段差で・・・うわぁ!!ウイリーかよぉ(;゚ Д゚) …!?
流石8インチのタイヤ・・・段差に弱っ!!
剛性は随分良くなっているが、ブレーキの脆弱さと段差の弱さを考えると、再校正の必要がありますね。

で、次は同じ縦折り式のSTRIDA(ストライダ)を試乗。

06d7e60f.jpeg
こちらはブレーキがディスク型とあって、制動性は良いです。
 
走ってみても、少々窮屈な体制ですが走行性能は悪く有りません。(16インチですから)
ただ車重量は重い・・・(;><)

各ブースを見学しながら、次は折りたたみ自転車の代名詞「ブロンプトン」
コンパクトな折りたたみ自転車が欲しい人には最高の自転車です。

ae9c8498.jpeg
そのブロンプトンのハンドルが真っ直ぐの物。(ストレートハンドル)

乗ったことが無いので試乗してみました。
・・・う~ん・・・
なんだろ?
良いのですが、もの凄く良くない。(期待した程ではない?)
これならノーマルの物がポジション的に良い様な気がしました。

その後は各メーカーの面白そうな所を「嗅覚」に任せて見学。

bure-ki.jpg
ロードバイクにディスクブレーキ(邪道?)
キャリパーブレーキからの変革はありか??

moku.jpg
木製のアイテム達
材質の探求は日本メーカーの面白い所

titan1.jpg titan2.jpg
こちらはチタン加工のメーカー「Titania」
Panasonicだけでなく、チタン加工をこれほど美しく溶接するのは至難の技。

retoro.jpg
こう言ったレトロバイクも最近は気になっています。

bentu1.jpg bentu2.jpg
??
なんとメルセベス・ベンツの子供自転車。
これを購入する親の顔が見て見たい(;゚ Д゚) …

habudainamo.jpg
ハブダイナモも大夫お安くなってきました。(3万円強)

7c6551fe.jpeg
60万円近いチタン&カーボンの電動アシスト自転車( ゚д゚)
・・・こんなアホなコンセプトの自転車を作れるのがPanasonicの強み
確かに走りは楽でしたが、このアイデアに完敗
 

そんな中、去年から気になっていた、ハブメーカーの「GOKISO」

gokiso2.jpg
一般販売もしていない、目立たないが職人気質を感じていたメーカーです。
(画家の嗅覚で)
 
実際、ごく僅かに試験販売しかしていないとの事で、その実力は未知数。
でも今年は試乗車も用意して、その一部を体感出来ます。

gokiso1.jpg
メーカーの用意した自転車が少々サイズが大きかったのですが・・・
そのGOKISO組込のホイールの実力は・・・

・・・気持ち悪!!Σ(゚Д゚;)

なんじゃ!!このヌルヌル感!!!
滑る感覚ではなく「ぬるぅーーー」と進む感じ。
変!正に変な感じがする。(お尻がムズかゆい)

走行後、メーカーの人と暫しその辺りを質問&討議。
その話の中で面白かったのが、地球に例えてのベアリング精度のこだわり。

「一流メーカーさんのベアリング、地球に換算してエベレスト程度の突起があるんですわ」
・・・ふむ、地球規模なら標高7000mも本当に微々たる物。
「で、ウチのベアリング、地球換算で奈良の大仏ほどなんですわ」
・・・・(゚Д゚ )ハァ??
・・・・それ殆ど突起が無いに等しいんではないんでか??
「でも、まぁその上があって、それ宇宙航空レベルの話なんですけど(笑)」

変態や!!!このメーカー!!変態やΣ(・∀・|||)ゲッ!!

その他、アホみたいな精度の話を幾つか聞いて、大変楽しませてもらいました。
(ちなみにハブ前後だけで15万との事.∵・(゚ε゚ )ブッ!!)
その「こだわり」に日本の技術メーカーの物作りの誇りが垣間見えました。
※必要無い程のこだわり=だから日本の技術屋は面白い

技術屋なら忘れてはいけない、日本が誇る自転車メーカー「SHIMANO」

simano1.jpg
毎年大きなブースを確保しています
 
今年も幾つか面白い物が出ています。
その中でも「電動シフト(電動変速機)」は今後の変速機器の感覚を多いに変える可能性があります。(試乗して改めて使ってみたい物と思いました)

simano3.jpg simano2.jpg
今年はULTEGRA (アルティグラ)の電動は普及の予感

simano4.jpg simano5.jpg
内装変速11段のALFINE
ハブの重量は少々感じますが、ノーメンテナンスでディスクブレーキ。
こう言った発想がシマノらしい

simano6.jpg simano7.jpg
懐かしのコンポも展示されていましたΣ(゚∀゚ノ)ノキャー
私が初めてのロードで使っていたシリーズ・・・懐かしいデザイン
(当時のULTEGRAを使っていました)


さて最後はロードバイクを試乗して帰宅。
最後の試乗はPinarello(ピナレロ)のDOGMA2!

doguma2.jpg doguma1.jpg
※フレームだけで・・・お値段なんと60万円程Σ(゚д゚lll)ガーン
 
昨今ドロップハンドルに飢えていて、久々の下ハン(下ハンドル握り)
やはりロードレーサーは良いなぁ・・・と言う想いと、所詮は試乗程度では本当の良さが解らない(フィッテングや走行距離の問題)と言っていたスペシャの店員さんの意見も、至極もっともだと。

さて3時間少々、ぶっ通しでの見学。
出展数が減ったとはいえ、視点を変えれば発見も多い事に気付きます。
結局、技術メーカーも画家も
「誰も出来ない表現と世界最高評価(Only one&Number one)」
※どちらか一方だけでは一人よがりしかならないので(´ヘ`;)
何度も挑戦して作り続ける姿勢が、今後も問われて来るなと背筋が震えます。

今後一度は世界最大のバイクショーである「ユーロバイク」に取材に行きたい(招待?)と、心新たに最高の作品制作に励めるよう、眼前の作画に頑張れねばと。

※後日(5日)私の16インチ折りたたみ自転車のBike Friday Tikit(バイクフライデー)を乗って、改めてこの自転車は良い物だと実感出来ました。
(まぁポジション&セッティグもしている事もありますが)
良く言われる
「100万円の自転車も乗らなければ材料の塊」
使い手も去ることながら、筆も自転車も「使って(表現)」こそ意味のある道具なんだと、再確認出来ました。


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