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『自転車』を主題に日本画制作をする作家Blog

昨日今日と久々に暖かい日が続いたので、此処ぞとばかりに自転車の掃除を。
ホント暖かい日にしか水仕事はしたくない。
寒いと水仕事は億劫になってしまいます。

さて今回掃除する自転車は「ロードレーサー」「折りたたみ式」の二台。
特にロードレーサーは鉄製なので、水が入ってしまう所は要注意。

まず初めに使うのは「家庭用洗剤」

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本当に一般的な洗剤です

一般的には「台所用洗剤」で十分。
初めは軽く全体の汚れを落とすだけですから

水の入りやすい「シート周り」「ハンドル周り」以外はジャブジャブ洗う。

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細かい所は要らなくなった歯ブラシなどを有効に使う。

ちょっと汚れの目立つ所は「油用洗剤」を使ってゴシゴシと。

大体で良いので洗い終わったら、水洗いで洗剤を落とす。
後は乾いたウエス(要らなくなったシャツなど)で乾拭き。
ここまでが第一作業。

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暫し天日干し

暫し天日に晒して乾燥させ、汚れのチェック。
多分まだ幾つか汚れの目立つ所があると思います。
ここからは自転車用洗剤(ワコーズパーツクリーナーの出番です。

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ちょっとお高いが効果は大!

先程洗っていない「ハンドル周り」「シート周り」は軽くスプレーした布で拭く。
(綺麗そうでも結構汚れが出ると思います)
あと変速関係(ギヤ等)とブレーキなど、汚れが酷い場所は念入りにスプレーしつつ清掃。
ここまでが第二作業。

左右から汚れを確認後、ひっくり返して再度汚れチェック。

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汚れ防止に新聞紙など引いてください。


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ブレーキの裏などが汚れている。

重い自転車は大変と思いますが、裏から見ると見えない汚れが結構あります。
車輪の外せるものは外して置くと色々手が入って、掃除がしやすい。

さて自転車の清掃で一番面倒くさいのが「チェーンの清掃」
基本的にギヤ関係は灯油などで洗うのですが、臭いし落ちが今ひとつだったりします。
(後で黒い汚れが出てくるとイラッとします)
この面倒な作業を楽にしてくれるのが「チェーン専用清掃機(PARKTOOL CG-2 )」

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アメリカ人は横着なものを作るものだ

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中はこんな感じで、蓋して回すだけ

これでクルクルと回せば「あら不思議!」
ピカピカのチェーンの完成。

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美しい・・・

ここまで来れば大体終わったようなもの。

・・・・

・・


ってことはありません!!

次はワックスかけ。
昔は自動車用のワックスを使ってましたが、今はこれが一番良い。

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フィニッシュ・ラインの艶出し
フィニッシュライン ポリッシュ&プロテクタント

ライトとサドルやグリップ以外は満遍なくスプレーして磨く。
これは錆予防の効果もあり、決して手抜きしてはいけません。
全体を綺麗に磨いて行くと「ピカピカな自転車の完成です。

でもまだ作業が残っています。
(この作業時には夕方に・・・作業は室内で行ってました)
変速関係やブレーキなど「動く部分」には潤滑剤を注してください。
(クリーナーで油分は落ちてしまっているので)
あと出来ればチェーンはチェーン専用の潤滑剤(私はこれが好ましい。
注油後に余分な油分を拭き取って、変速やブレーキなどを動かしてみて、不具合がなかったら完成。
最後にボルトやナットの締め具合のチェックも忘れずに。
ゆるみなどがあれば締め直しを。
(ワイヤーの伸びやブレーキゴムの減りは自転車屋で修理を!!)

多分ここまでやって見ると、見違えるように自転車が乗りやすくなっているはず。
綺麗になった自転車に乗ってみると、これが本来の姿なのだと思い知ります。
(他の人の自転車の綺麗度も気になると思います)

やはり普段使うものは気持ち良く使いたい。
綺麗にすると普段の相棒も大切に乗りたくなります。


この綺麗になった自転車を見せびらかしたく、また遠乗りしたくなる・・・

 

・・
・・・
・・・・かなり落ち込む事が有りまして
立ち直る時間とバッカスの力を借りて、ようやく前向きになれそうです。

さて更新が遅れましたが11日に幕張で開幕された「サイクルモード2009」
最新の情報を見に涙雨の中、千葉まで足を運んでみました。

今年は大阪の知人から「不景気からか出展少ないよ」と伺っていましたが、確かに去年より空きが目立つ会場でした。

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国外メーカーも縮小気味

それでも各メーカーのフラグシップモデルを試乗出来る機会とあって、人は多い。
(後で聞いたんですが、土・日は人ゴミ!だったとか・・・)

まずは去年も混み混みだった「SPECIALIZED(スペシャライズド)」
今年はTarmacの新作「SL3」が発表されたので、いの一番に試乗しようと駆けつけるが
・・
・・・・
・・・・・・(゚Д゚ )??

あれ?試乗にSL3無いよ??
あれれ??去年はSL2もルーベもあったのに、今年は何故に??
試乗出来る物は「中級グレード」ばかり

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展示も去年ほど派手じゃない・・・

はぁ~・・・ホント出展費抑えているのね

しぁ~ないので折りたたみ自転車を見に「ミズタニ」ブースへ。
今年は愛車「Frog」のリニューアルされ、14インチ化した愛車と何処が違うのか?
ぜひ試乗せねばと思ったが、こちらも試乗車なし

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もうBD-1と大差無くなってしまった・・・

不景気の波は自転車業界まで押し寄せているんですねぇ。

仕方ないので少ない選択肢からBROMPTON(ブロンプトン)の新作を試乗。

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キング・オブ・UK

最近よく考えている「素材」に関してクロモリ(鉄)で作られてる自転車とは何か?
BROMPTONはその辺り良く設計されていて、やはり名車と言われるだけあると再確認。
マネーが潤沢なら、間違いなく一台欲しいモデルです。

とにかく試乗車が少ないだけに、展示をブラブラ見る事がメインになってしまいます。

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NHKでも紹介された「マホガニー」の自転車

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シマノのブースは元気でしたね。
(去年よりは規模は縮小してましたが)

途中馴染みのメーカーさんやら、知人とか会っても「あれ?なんか元気ないですね」って。
まぁ・・・ね。

取り敢えず関係各所に顔は出して見て、後は父親が欲しがっていた「電動自転車」を試乗。
正直言って、個人的には電動アシストってのは好きではない。
自転車はやはり自身の身体を使うからこそ楽しいと思うのだが、これも主観でしかない。
楽しみ方は人それぞれ。

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正に「ママチャリ」

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こちらはちょっとメンズ

取り敢えず乗ってみて「あぁ、確かにこれも有りだな」と。
坂道なんか「根性」で上れない年配者や積載量の多いお母さんには、電動で楽に進むのは心強いアシストです。
設計の方とも話しましたが、規制の緩和と昨今の電池容量の向上は、数年前のアシスト車とは比べものにならないとの事。
ただ電池が切れたら「ただの重い自転車」に早変わりなのは相変わらず。
まぁ乗ってみて楽しいし、これはこれで10キロ以内なら選択肢として有りだと思います。

さて消化不良の中、最後の砦はメイド・イン・スイス「BMC」
今年は数年ぶりにフラグシップの改正で華々しいデビューの「SLR01」を試乗。


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これに乗れなかったら、今年は意味なかった。

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しかし試乗まで随分待った・・・

名車「SLC01」の後継機として開発されたモデルですが、個人的には少々堅い感じが・・・
(但し軽い!そして踏みだしの速さはピカイチ)
プロレーサーなら間違いなく「SLR01」と思いますが、へたれ足の小生ならば「SLC01」がちょうど良い。
しかしこのメーカーは本当に良く考えて設計している。
周りを見渡しても、フレームに関しては海外のメーカーの「独自性」が頭1つ出ている。

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フレームのデザインが凄い!
(値段も凄い!!ちなみにフレームだけの値段)


会場を回って思ったのだが、作品も「何処かで見た」は既に二番煎じ。意味なし。
「何処かで見たけど、こっちの方が良い」はある意味、日本のお家芸。しかし真似っ子。
この「独創性」を以下に発揮し、理解させ認知されていくか?

実は今一番気になる「とあるメーカー」から多大なヒントを頂きました。
(今回は出展してませんけどね


さて自転車業界のみならず、何処も不景気で一体この先どうなるのやら?
政局もスペシャルに無能な方がトップなだけに行き先不安だらけ。

来年は絵描きも本当に試練の年になる予感がします。

 

気付くと2000人もの方々が、この「匠星録Blog」に立ち寄って頂いていました。
(もちろん小生も含め)

いやはや・・・対した事は何も記載してませんが、今回は「日本画って水墨画?」と言う質問(多分100回は返答したと同じくらい受けてきた「お勧めの自転車はありますか?」


まず最初に「お勧めの自転車」なんてありません。

もちろん「最高の自転車」などもありません。

 

・・・・なんて言われて納得した人は余程の玄人
「自転車マスターです。

多分幾つか思い浮かんだ自転車があれば、それは「あなたにとって最高の自転車」
小生がとやかく言う事はありません。


勿論それで納得いかないのは重々承知してます。
で、「お勧めの自転車はなんですか?」と問われた時、小生が確認することが

「予算と目的」

この2つです。

正直「予算」を掛ければ掛けるだけ「良い材料・部品」が使われています。
この「良い材料・部品」は使用者に「所有欲」「快適性」を還元してくれます。
(ちなみにギア多い=快適は一側面でしかない)

一応参考までに、小生的に予算は「10万円」が境になるのではと思います。
経験上「10万くらい出せるよ」と言う人は「ある程度良い自転車を」と考えている方です。
(勿論5万、7万でも良い自転車はありますよ

さて10万円を出せても「目的」が長距離用か街乗り、はたまた輪行(電車など乗せること)を目的としているか等で「最高の自転車」は千差万別。
クロスカントリーを目的とする方にロードレーサーを勧めるなんて事はナンセスですよね。


「予算と目的」が決まれば、あとは「色」「形」と言った好みで決めてOKです。
ただご自身の身体に合っていない大きさの物は危険ですのでやめてください。
(お気に入りの物が身体に合わなければ取り寄せで)
あと「試乗」出来れば最高なんですが、自転車店には試乗出来る所が殆ど無いのが残念でなりません。
(自動車はこのシステムが当たり前なのに・・・

さて上記の説明で「最高の自転車」は各自によって変わる事はご理解頂けたと思います。


結局の所、目的に応じて余分な物を排し、必要な事柄を整理し選別する。
この物選びの基準は、とどのつまり「最高の自転車」にも通じる事なんです。


はて?

「余分な物を排し、必要な事柄を整理し選別する」

・・・・なんて事はない。作品制作と同じではないではないか?


ついつい余分な物を描き込んでしまう小生には「最高の自転車」はまだまだ遠い話なのかもしれません。

 

     
もう2010年度の新型が発表されるシーズン
パラパラと立ち読みすると面白いものが見つかるかも



 

一年ぶりの宇都宮は曇り(雨じゃなくて一安心)

ジャパンカップには生憎の天気ですが、世界トップの選手の走りを見れる数少ない機会。
ホント栃木県は「餃子」とか「日光」とか言ってますが、小生には「japan cup 」

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相変わらずの宇都宮駅

さて早朝に宇都宮駅に到着後、腹拵えを済ませて「森林公園」へ自転車で移動。
しかし駅内では自転車乗りの姿を多く見かけます
(皆さん同じ目的なのは言わずもかな)

途中で見かけたイタヤホテルの前では選手の「出待ち」の方々。

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う~~ん「バッソ待ち」しようか・・・

まぁ会場で見る事が出来るでしょうと、会場への急ぐことに。

会場まで移動中、信号待ちでBboxブイグテレコムの選手達と遭遇する嬉しいプライス!!
新城選手を要するBboxブイグテレコムの選手の皆さん、「ハロー!と陽気な挨拶。
こちらも「ハロー!!ジャパンカップ・ウエルカム!!!」

森林公園の会場にはスタート30分前に到着。
しかし12~3キロくらいなら駅からの移動はバスより自転車が一番良い。

会場には昨年より人多くない?ってくらいの人集り。

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まさに「人集り」

取り敢えず観戦ポイントまで移動しようとすると、大学時代の友人I賀君に遭遇。
(会場設営のバイトとか?去年も居た記憶が・・・)
お互い近況を話したり、制作・作品の話しを少々。
結局「不況だねぇ~ってオチは何処も同じですね。

10時からスタートした「ジャパンカップ」
今年は去年の優勝のクネゴは居ないし、出場予定だった最強兄弟のシュレック兄弟は欠場で、俄然イワン・バッソの勝率は高い。

各選手スタートは何時も通りの様子見から。

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相変わらず自転車でないようなスピード

2周目からは日本人選手が飛び出す、これも例年通りの展開。

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まだメイン集団は固まったまま

メイン集団はこの「逃げ」を容認。
と言いますが、国内で良いところを見せる選手を「泳がせている」状態。

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こんな坂を登って山頂の観戦ポイントまで

3,4周目は山頂にて観戦していたが、こんな激坂だったっけ?「森林公園」
去年は「大したことない坂だなぁ~とチャレンジレースで登っていたはずが・・・
(自転車が違う事もあるかと思いますが)

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山頂には「山岳ポイント」あり。
早く山頂に登った人に
「山岳賞」

しかし今年はホントに観戦者の人数が半端ない。
でも多い分、昨年より観戦のマナーの悪い方も多く見かけた。
う~ん・・・この辺りが自転車後進国かなぁ~(残念)

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集団のペースも6周目くらいから上がる。



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給水も上手く貰って行く。

レースは7周目終盤で動き出した。
先頭を走っていた日本人集団はメインに吸収され、さて8周目にアタック合戦かなぁ~と思っていると、何とセレンセンらがメインから飛び出す展開!!

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先頭でゴール前に来るセレンセン

正直「空気読め!!」と思いましたが、まぁバッソも追いかけない。
・・・でも・・・ちょっとやばいんじゃ~ない?
まぁ集団で8周目に潰しにかかるかなぁ・・・と思ったら
先頭が逃げる!逃げる!!

目の肥えた観戦者も「おいおい集団追いかけろよ!」
なんかバッソも周りも牽制で動けずズルズルとメイン集団に居続ける。

そんな中でセレンセンら先頭集団は後続をグイグイ引き離す。
この集団に新城選手去年2位のヴィスコンティが追いかける展開。

8、9周目で先頭のマジ逃げが決まり、メインが追いつけない距離を稼ぐ。
(この時点でバッソの優勝は無くなりました

最終で新城&ヴィスコンティが先頭に追いつくも、セレンセンがここで単独アタック!!
(マジかぁ!!と本日二回目の空気読め!!)

しかしこのアタックが半端ねぇ!!
森林公園山頂で後続を引きはがして、下りで距離を縮められるも、そのままゴールラインまで単独で駆け込む。
正直この展開は全く予想してませんでした。
このジャパンカップは単独の逃げがほぼ無理な起伏の少ないコース。
それを覆しての単独でのゴールラインを駆け抜ける「クリス・セレンセン」

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ゴール後のセレンセン

ゴール前はこの日一番の盛り上がりで終わったジャパンカップ。
いやぁ~本当に予想出来ない展開。
「スポーツは筋書きのないドラマ」とは良く言ったものです。

しかしホントに自転車レースは面白い。
(何でもそうですがルール等の最低限の楽しむ知識は必要ですが)
こんな面白い展開を見せつけられると「これを何とか作品に生かせないだろうか?」と帰りは思案思考。
上手くこの感情を纏めて、整理して画面に乗せれれば良いのですが・・・
これは今日の宿題。

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表彰式は黒山の人集り。
おめでとう!!セレンセン選手!!


さて表彰式をみて、M田さんとの飲みまで時間があるので「大谷資料館」へ。
宇都宮は3年いましたが、結局一度も見学は行かなかった。
(結構人には勧められていましたが・・・)

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「大谷石?行ってみるか?」と思い立ったのは「喰霊-零」ってアニメの舞台になったため。
(ホントつまらない理由です

さて地下空間が面白いとの事ですが・・・

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はぁ~~~すげえなぁ~人間。
「喰霊-零-」って言うよりはこの感じは「未来少年コナン?ラピュタ?」

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ピラミッドの地下のような?

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内部はかなり寒い・・・

巨大建造物の何ともとても面白い空間ですね「大谷資料館」

ただ栃木県、この素晴らし遺産うまく生かし切ってないなぁ~と言う感想も。
M田さんと飲んだ時も言ってましたが「神奈川県に大谷地下があったら凄い観光スポット」
確かにね、人を上手く使えるか?情報を如何に正しく伝えるか。
ここは絵描きも同じですね。

如何に多くの人に「自転車の楽しさを伝えるか?」「自転車の楽しさをどう表現するか」
この両立は小生のこの先10年の大きな課題になりそうです。

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帰りの電車内
戻る時良く飲んでいた「キリン端麗」で一杯


 

八ヶ岳清里にて起床。

…寒い

涼しいを通り越して寒い。

九月の上旬と言うのに20度を下回る温度。
さすがは避暑地。

朝は早めに出立しようとするも、宿屋に女将さんに捉まる。
どうやら星は秋口から冬が見所との事。
(星が目の前まで迫って見えるとのこと)
次に来るなら防寒対策は必須ですね。

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自転車の調子はまずまず

さて清里は標高1200mのまさに「山岳地帯」
ここからJR最高標高の駅を越えて「国立天文台・野辺山」までの山岳コース。

朝は軽く食事を取って いざ!ヒルクライム!!

とにかく足に負担の掛からないよう慎重に登っていく。
しかし空が高い。
そして空気が澄み切っている。
ワクワクするようは陽気は、まさに自転車日和。

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山梨と長野の県境。
自転車で来るのはちょっと骨が折れる。

あと宿屋の女将さんが言っていたが、標高の関係で気候が北海道と同じなんだとか。

確かに澄んだ空気感が北海道そっくり!!

今年は北海道は行けなかったが、こんな所で同じような空を見れるとは驚き。
日本はまだまだ広い

途中JR駅日本最高標高の場所にて一服。

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日本一って響きが良い

さて国立天文台は巨大なアンテナがすぐ見えるとのことでしたが…

あれ?あの物体か??

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・・・なんだ・・・あれは??

山岳を越えて行くと何やらあからさまに「巨大」なアンテナが。
近くに寄れば寄るほど、その姿が徐々に見えてきました。
その姿はウルトラ防衛施設かエヴァンゲリオンの施設を思わせます。

国立天文台は無料で見学可。
とにかくアンテナの大きさが半端ない!!

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しかしデカイ建造物が建ち並ぶ。

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これで宇宙の電波を拾うとか・・・

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途中に見えていた巨大なアンテナ・・・

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もう笑っちゃうくらい巨大です。
一体これを維持するのに、どのくらいの労力を必要とするのか・・・

この前見に行ったお台場ガンダムも、このアンテナに比べたら小型模型。
とにかく広大な敷地の中を上を見上げながらの見学。
しかし宇宙の電波を拾うのには、こんな巨大な構造物が必要とは…
まだ知らない宇宙の先に知的生命体の存在が確認できる日も楽しみです。

さて標高1300mの高原でマッタリとした帰りは下り。
一生懸命漕ぎ上がってきた坂を下って清里に帰還。

途中「千ヶ滝」と言うNHKの風林火山のオープニングにも使われた滝があるそうで寄り道。

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マイナスイオンたっぷり

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千ヶ滝・・・スゲ-爆音

しかしこの辺りの水の綺麗さが半端ない。
美しい川の流れを観察しながら滝に近づくと

ひゃーー水飛沫がメガネに!!

天然のマイナスイオンをたっぷりと補給できました。


既にお昼時なので、昨日遅くまで飲んでいた「ROOK」で名物のカレーを食しに。

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「お昼からの一杯も良いなぁ~」とか感じましたが、ここは高原の牛乳をチョイス。
で、席について待っていたら昨日の店長さん「ビール工場の見学する?」

OH!YES!


って事で地下の仕込み工場で説明を一時間くらい。
ビールの造り方から、他のメーカーとの違い、はたまたビール業界の裏話まで大変勉強になりました。
また此方からの質問にも快く答えて頂き「ビールとは何ぞや?」と言う疑問も解けました。
本当に「ビールは生き物」だと言うことが実感できた貴重な体験でした。
あとは仕込み上がりの出来立てビール
注いだ時は泡だらけなんですが、この泡がビールそのもの。

泡が美味い!!

昼から飲むつもりはなかったのに、結局試飲で全部飲ませて頂きました。

見学後はカレーを突付いて清里駅へ。
既に飲んでいるので自転車移動は不可(駅までは牽引)
さて工場見学で時間を取られ、あと行ける所は一ヶ所くらい。
まぁ既に飲んでいるし、最後は小淵沢にある「サントリー白州」の工場見学に。

小淵沢駅からバスで山を越えて移動。
20分ほどで「サントリー白州・ウイスキー工場」着。
ちなみに工場見学は運転の方には「ドライバーパス」が配られ試飲は出来ません。
(私も自転車引いていたので、受付の方にパスを渡されそうになりました

さて工場は美しい山々と木々の間に作られた自然豊かな所。

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ウイスキーのモルトや仕込みの工程を横目に丁寧な説明。
(流石慣れている感じです
初めの工程はビールとまったく同じ。
先ほどのROOK工場での説明と被る部分が多くて面白い。
でも蒸留段階からウイスキーの香りが徐々にしてきます。

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凄い蒸留機械・・・匂いも凄い・・・

そして極めつけは貯蔵庫。
(写真が取れない唯一の所)
説明の方が「ご気分が優れない場合は直ぐに申し出てください」って
中はもう…
ウイスキーの濃密な香りとアルコール臭でむせます。
しかし芳醇な樽の香りはウイスキー好きにはたまらんでしょう。

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最後は樽焼きの実演も見せてくれます。

工場見学は30分ほどで終了。
(もうちっと見たいなぁ~とか思いましたが)

見学後はお待ちかねの「試飲」
サントリー白州工場なので、出てくるウイスキーは「白州12年」

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ハイボールってのも良いモンです。

この白州はサラッとしていて飲みやすい。
香りはまさに木々の森林浴。
ストレートとハイボールで飲んだ後は「山崎12年」も。
こちらはウイスキーらしい濃密なスモーキーな香りとコク。
ここの環境もあるのでしょうが、個人的には白州ですね。

この白州工場ではバーカウンターがあり、そこでは色々なウイスキーが飲めます。
(ただしこちらは有料ですよ
白州25年とかも一杯2300円(!!)で飲めますが、今回は「白州18年」を。
12年と18年を飲み比べながら、6年と言う時間がここまで性格を変えることに驚きと酒の面白みを知ることが出来ました。
(この辺り酒も人間と同じでなんですね)

まぁ後はタクシー拾って帰るだけなので、ここでもマッタリと飲み比べ。
受付のお姉さんからは、土日限定のバーがあり、ここがお勧めとか。
近に宿取ってもう一度飲み比べ(S田バーみたいに)したいものです。

あと工場出た後、なかなかタクシーが拾えず難儀しました。
(後で気付きましたが工場内で拾えます

近くの駅からはもう一直線で帰宅。
本当は甲府で武田信玄の居城「躑躅ヶ崎城」を見たいなぁ~と思っていましたが、次回の課題として繰越。
(甲府までは以外に近いとも思いました)

酒と歴史に触れ、澄んだ空気を感じ、さて次回の制作にどう生かして行くか?
またまた宿題の多い旅になりました。


 

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