忍者ブログ
『自転車』を主題に日本画制作をする作家Blog
昨日はちっと飲み過ぎたか・・・(´□`川)
(結局帰ってからも飲んだので)

朝はゆっくり朝食を取り、松山を後に今治までは電車で移動。

imabari.jpg
 
夏休みとあって、車内は部活動の生徒と、何処に行くか分からないお歳の方。
実にのんびり走る車内に何とも言えない田舎の雰囲気が「旅」を感じる。
車内では「しまなみ海道」の道筋を確認して今治着。

さて直ぐにでも「しまなみ海道」に行きたいのですが、今治には「今治城」があるので、そちらを見てから行こうと。
今治市内から少々走りますが、そこは足を温めるアップと考えペダルを踏む。

9時過ぎに今治城に到着。

imabari2.jpg
外見は5層の立派な天守ですが、、、鉄筋作りなんですわな・・・

imanbari4.jpg imabari3.jpg
  天守からは「しまなみ海道」が見えます。
(クリックで拡大します)
 
そして日本三水城と言われている割には。。。内堀だけですか?
それでも城内部は「鉄筋むき出し」と言わず、雰囲気を大事にしているのはgood
(珍しい甲冑などの展示には一目の価値有り)
そして又々出てきました「藤堂高虎」

takatora.jpg
転勤する度に出世するサラリーマンの鏡の様な存在。
 
その出世の見極めが鋭い、その観察眼と姿勢は「世界一の画家」を目指す私としては見習う所です。

さて今治城の横の護国神社で「追い風でお願いします(人-)」
と祈願して、いざ「しまなみ海道」へ。

今治からは横風が強く「こりゃ少々やっかいだなぁ」と考えていましたが・・・
序盤から足を使って登りをグイグイと登ると・・・あれか!!
天空の道と賞され「雲の上を走る」と言われるしまなみ海道、その大橋が目の前に。

simanami2.jpg
・・・この橋を走るのか・・・

凄くワクワクしてきます。

オラ!!ワクワクしてきたぞ!!

さて自転車の旅をしていると「動物的な感」が匂いを嗅ぎつけます。
(これを私は旅の感覚と称しますが)
今すぐにでも「しまなみ海道」に上がりたいのですが、これ?料金とかどうなの?
と感じ、面倒ですが横道の「サンライズ糸山」なる所に寄ってみる。
案の定、聞いてみると通行量は500円。
ただ「しまなみサイクリングクーポン」で半額の250円に。

simanami1.jpg
クーポンを購入して、大島までの来島海峡大橋へ。

此処から大島→伯方島→大三島→生口島→因島→向島と渡る。

到着点の尾道まで距離にして70㎞。(正し記載上)
頭の中では「100㎞くらいか?」と覚悟してだけに、今回は足を溜めず走れるなと。
ただこの折りたたみ自転車tikitで50㎞以上の距離は走ったことが無い為、少々の不安はありましたが・・・

グルリと登り道を上がると・・・

sima4.jpg
正に「エメラルドグリーン」の海

そこには、眼下に蒼い海と島々を見渡し、眼上には突き抜ける青空と巨橋。
・・・この景気は、確かに此処でしか見れない。
正に「雲の上を走る」の謳い文句に偽り無し。
すっげぇーーワクワク!!!
これが自転車で旅をしている醍醐味でしょう。

願わくも来島海峡大橋では緩い「追い風
これはペダリングも軽い。
メーターは楽に30㎞を越え、信号に煩う事もなく走る感覚。
(全島を走っても5つと信号は有りません)
風と自転車の神に祝福されたが如く、夏の日差しを受けて進む。
また橋上は思いの他、風が涼しく快適に何時までも走れる感じに浸っていた。

sima5.jpg  sima6.jpg
あの距離もアッと言う間に過ぎていった(|| ゚Д゚)

・・・そこまでは本当に快適の一言。

私の中では「何時までも橋の上を走っていられる」
・・・と、そう考えいました。

でも来島海峡大橋を楽しく走って・・・あれ?横道??
何故か下り道を下ると、大島の島道に。

一度島道に降りると、其処は「灼熱地獄(ヽ゚ロ゚)

同じしまなみとは思えない暑さに、見る見ると足が・・・
まるで1㎞など風の如く過ぎていった橋上と違い、100m進むのも重い。
また大島は(他の島比べ)一番起伏が激しく、足が思いの他進まない。
水分は見る見る内に無くなり、身体が鉛のように重い。。。

「荷物を全て捨てて、思い切り走れたら・・・」

そんな事も考えながら、まるでプロレーサーのように全身に水を掛けて走る。
(その水も20分でカラッカラに乾きます)

思った程ペースが上がらず、大島を走り、伯方・大島大橋を渡り伯方島に。
・・・ヤバイ・・此処で20㎞少々。
既に足は使い切り調子が上がらず、残り50㎞。。。

伯方島は「伯方の塩」で有名なあの伯方。
道の駅伯方で塩ラーメンを食し、ホントに尾道まで辿り付けるのか?
そんな不安を抱えながら、伯方から大三島へ。

初めの大島が苦しかったのか、伯方、大三島は思った程苦労せず走る。
また自分のペース、リズムが分かってきた事が大きい。
(初めは舞い上がって飛ばし過ぎ(ノ´∀`*)
平均20㎞で良いんじゃない?と余裕と、身体に掛ける水を調整して、乾く前に頭から水を被り「熱を払う」
しかし、この炎天下で走るなんて、強制力が無ければ絶対しない。
でも「絶対しない」を事をする、それは普段ではしない事をする。
全てのアクシデントを受け入れ、それを楽しみ克服する。
これこそが自転車で「旅」をすること。

その感覚、北海道を長く旅していた頃を思い出します。

そして思い出すペダリングのリズム。
・・・そうこの感覚、戻ってきた!!戻ってきた!!

そんな感覚を掴めば、後は如何に其れを継続するか。
・・・これ、全く制作過程と変わらないじゃないか
思わぬ共通点を見つけ、クスッとさせられながら「バシャ」と水を身体に被る。
(きっと帰ったら良い絵が描けると思います

此処からは、全く自然体。
周りの景色を楽しむ余裕も出てきて、多々羅大橋で一休み。

sima9.jpg
まだまだ橋を駆け抜けて行きますヽ(`Д´)ノ

sima10.jpg  sima11.jpg
余りの暑さにアイスも直ぐに溶けていきます
そして風の音で「龍が鳴く」と言う「多々羅鳴き龍」
 
もう此処まで来れば余裕で尾道まで着きます。
この頃から日も段々と陰ってきて、少し走りやすくなってきました。

あと走りながら思った事。
「何故自転車の一人旅に拘るのですか?」
そう聞かれた事がありましたが、改めて思い出しました。

そう・・・「情けない姿を他の人に見せたくない」

私は人一倍見栄張りです。
だから「格好悪い所」「情けない所」を見せたくないのです。
(まぁ誰でもそうです(*´Д`)

sima12.jpg
そんな情けない一枚(余り見せたく無いのですが・・・)
 
でも自転車で走っていると「素の自分」が剥き出しで見えます。
それが作品に影響するのですが、その姿は情けない部分が多いと思います。
それを他人に見られたくないんだなぁ~と(*´σー`)

こりゃ一生独り者か?
なんて自問自答して生口島を抜け、因島を走っていると最後の島「向島」が見えてきます。
此処まで来ると「もう終わりか・・・」
と一抹の寂しさが過ぎていきます。

またこの「しまなみ海道」
全ての島道には自転車の行く先、自転車ロードには青いラインが引かれています。

sima16.jpg
こんな感じで

尾道まであと何㎞。逆は今治まで何㎞。
ちゃんと青いラインに記載されています。

その青いラインの㎞数が減ってくると「いよいよ」と言う感情と「もうか」と。
そして最後の因島大橋。

sima13.jpg
此処だけ橋の下を走る。(少々寂しいです)

この橋で最後か・・・
そう走り出すと、無性に寂しい感じがします。
正直辛かった事も多かったが、過ぎ去ると「もう終わりか」と。
ペダルも少々緩め気味で因島大橋を渡りきる。

sima14.jpg
見ると長い距離も、走っていると「アレェ?」と言う間です。

sima15.jpg
ラスト1㎞!!

そこから因島大橋を下って、向島を走っていくと尾道駅が・・・

sima17.jpg
???

・・・あれ?
ここ橋が無いんですけど??

此処から駅までは対岸船を使うそうで・・・
これも旅をしないと分からない面白さです。

sima19.jpg
ちなみに渡り賃は70円

尾道の駅で軽く着替えをして、電車に乗り換え「広島」へ。
久々の長距離。
車内に居ても足がヒクヒク(ヽ´ω`)」してます

尾道から1時間少々で「広島」着。
観光は明日として、まずホテルで汗を流して(日焼けに染みる)食事へ。
広島と言えば、やはり「広島風お好み焼き」でしょう。
此処でもフロントで情報を頂き、近くのお好み焼き屋さんへ。
ビールを片手に焼き上げる行程は「鉄板のショー」を見ているようで、出来上がるの待ち遠しい。

hirosima3.jpg

hirosima4.jpg
さて本場のお好み焼きのお味は・・・

う、、美味い・・・特にビールとの相性がヾ(*´∀`*)ノ
広島風お好み焼き、確かに美味しいのですが、よく考えたら結構ジャンクフードな組み合わせですよね。
(卵、麺、各野菜とソースですから)
でもそんな庶民の味を楽しみながら、明日からは広島、厳島を巡ってきます。

あと今回走ってみて分かった「しまなみ海道」
今回は余裕がなかったが、次は尾道(逆側)からロードレーサーで走ってみたいと。
きっとまた違った発見が見つかる事を楽しみに、何時か分かりませんが、次に四国を旅する機会を見つけたいと。

sima20.jpg
結局平均20㎞は切ってますね・・・
「しまなみ海道」は85㎞位の道程と考えて下さい。
 


朝は少々寒くて起きてしまう始末。(車中泊なもので)
外でストレッチして「どう~しようかなぁ」と考えていたが
「まぁ涼しいから今の内に行くか」
と早朝5時半頃からエンジン始動。

siman-asa.jpg
朝は少々寒い・・・

道の駅から四万十川を望むルートは二つ。
中流域は「鯉のぼりの川流し」等で有名な国道381号を走るルート
下流域は「舟母船」等で有名な、遠回りな国道441号を走るルート

二つ見られれば良いのですが、旅の道は一つ。
今回は中流域の381号線を走行する事にしました。
(下流域はいずれ自転車で走ってみたいので)

さて朝早く、朝霧が棚引く四万十川。
窓全開で走る車内は寒いが開放感に満ちている。

siman0.jpg
初めは朝霧が結構出ています。

siman2.jpg
四万十川で有名な「沈下橋」は随所で見られる。

siman1.jpg
水が本当に綺麗で「泳ぎたい」と思う程

道は川沿いで起伏が少なく、自転車で走ったら楽しいだろうと。

朝早い事もあって、対向車や後続車両は片手で数える程。
美しい清流をチラチラ見ながらの走行なので、時速は30㎞も出さずノロノロ運転(´∀`*)

四万十川の清流をのんびり堪能して、江川崎で441号線と合流。
さて此処から宇和島市の「宇和島城」を見学に。
清流の四万十川を離れてからは、正に山有り谷有りの山岳コース。
「自転車で走ったらスゲーー大変だろう・・・Σ(゚Д゚)!!」
と半恐怖しながら、宇和島市着。

さて宇和島城。
現存する数少ない天守のある城ですが、寂れ加減が・・・(´Д⊂ヽ
(なかなか来ようとしないと来れない場所です)
ほぼ城門と天守閣以外は存在せず、道すがらの石垣は結構痛んでいます。

uwajima4.jpg
今日も長い石段を登ることに・・・

uwajima3.jpg
やっと天守が見えてきました

uwajima2.jpg
朝食は宇和島市を眼下に天守閣を見て

uwajima1.jpg uwajima-tennsyu.jpg
宇和島の美しい海を眼下に・・・あと結構低い天守
 
それでもグルっと巡る石段を登れば、過去の歴史に触れられて面白い。
メインの天守閣は、歴史に残され「そのまま」でいる感じ。
三層の広い天守ではありませんが、その古色に彩られた柱には歴史が染みついています。

派手さは無いが、実に赴きのある「宇和島城」を後に、松山途中の大洲市へ。
大洲市には最近木造で再建された「大洲城」を見学に。
宇和島市から、また山有り谷有りの道を走り、市内入り口で見えてきます「大洲城」

平成16年に完成した四層の吹き抜きが珍しい天守閣を持つ城。

oozu8.jpg
天守までは石畳では無いので歩きやすい

oozu7.jpg  oozu6.jpg
小さい画像は基本クリックで拡大出来ます。

oozu5.jpg  oozu4.jpg
吹き抜け構造&面白い注意書き(確かに頭注意です)

oozu2.jpg
城の周りは川などを使った天然の要害
 
地元・掛川城を思わせる木造での「復元」が築城当時を思わせる。
そして復元までに如何に古来の製造で造るか、実に手が込んでいます。
内部はまだ木の香りが残っており、吹き抜け構造はここ大洲城でしか見られない珍しい構造です。
ちなみに、ここも城作りの名手「藤堂高虎」が赴任しています。
(四国には幾つか藤堂高虎の足跡が見られます)

さて新旧の巨大建造物を満喫して、いよいよ松山まで。
この道中はとにかく市外と市内での信号の差が激しい。
市外は正に高速並みの移動でしたが、一度市内に入ると(´・ω・`)ガッカリ…

それでもお昼過ぎには松山市に到着。
御世話になったVitzを返して、此処からまた自転車の旅に(´∀`*)ウフフ

matuyama-romen.jpg
市内には路面電車が縦横無尽に走っています
ホテルに荷物を預けて松山観光へ

身軽になって、まず行きたかったのは「秋山兄弟生誕の地」
ここ松山市は、司馬遼太郎の「坂の上の雲」の舞台。
勿論ドラマから入った口ですが、一度は見て行きたいと思っていました。

akiyama6.jpg
ドラマ中は随分なボロ屋でしたが、やはり改築がされています。

akiyama4.jpg  akiyama5.jpg
生誕地には出演の阿部&本木さんと小泉元総理も足を運んでいます

akiyama3.jpg akiyama2.jpg
酒豪の秋山好古のイメージと真之の胸像

ここは地元保存会の皆さんで運営され、本当に「松山の英雄」を大切にされているのだと。
そして驚いたのは、生誕地の横の武術館。
兄・秋山好古が退役後に創設し、今でも使われていると知ると感慨深い。
(やはり現地に足を運ぶ事は大切)

その後、坂の上ミュージアムも行く予定ですが、先ずは四国最大の居城「松山城」へ。
とにかく大きい。
その概要は幾つもの櫓が現存しており、正に「山城」
昨日、今日の城巡りを締めくくるには相応しい城です。

matu1.jpg matu2.jpg
今回最後の山城攻めヽ(`Д´)ノ

matu3.jpg
まだまだ先は長い・・・
流石四国一の巨城「松山城」

matu8.jpg
ようやく天守に辿り着くも・・・
・・・暑い

四国最後の登山感覚で、幾つの櫓門を潜るのは姫路城以来か?
漆喰と木造の色合いが美しい(白と茶系)が松山城の魅力。

matu4.jpg
そしてようやく天守閣!!

・・・でけぇ~!!ヮ(゚д゚)ォ!!
単体でも大きいのに、複合された現存櫓とのコンビネーション。
正に他を圧倒する「城郭」の姿。
天守は三層ながらも、中はめちゃくちゃ広い。

matu6.jpg  matu7.jpg
随所に使われている梁の大木と天守から望む松山

matu5.jpg

また天守閣内は思いの外、風が通り涼しいのも有り難い。
城内の展示物を見ながら、暫し休息をして下城。

ここから松山城下にある「坂の上の雲ミュージアム」「萬翠荘」

先に赴きの有る萬翠荘まで。
ここは大正時代に建築された松山で初めての西洋建築。

hisui4.jpg
何故か神戸の異人館を思い出しました

hisui2.jpg hisui1.jpg
内装は当時のまま、レトロな雰囲気があります
 
そしてなんと!!翡翠荘は昭和天皇が(皇太子時代も)お泊まりになられた所。
陛下が朝食をなされた場所も公開され、またテラスも入れます。

hisui3.jpg
そのテラスに私も入れます
そして陛下がここで押しかけた市民に挨拶をしたと

建築は大正ロマンが香るルネッサンス風。
此処では結婚式も挙げられ、この様な大正建築での式も一興かと思いました。

お次は「坂の上の雲ミュージアム」

saka1.jpg

まぁ・・・余り期待していませんでしたが・・・
・・・あれ?何か建築格好いいですけどΣ(・∀・;)

ってデザイン!安藤忠雄かい!!
(地中美術館以来)

坂本龍馬記念館が余り良くなかったので、その反動は大きかった。
さて中はと言うと、司馬遼太郎の記載をメインに、ドラマ、時代、そして係わった人と実に面白い展示が並んでいます。
まぁ特に私みたいなミーハーな人には分かりやすくて楽しいです。
また特別展示の「バルチック艦隊と秋山真之」展が行われいて、圧倒的物量のロシア帝国を相手に改めて奇跡的勝利だったのだと実感。

この後は正岡子規の「子規庵」を覗きに行こうかと思って・・・
外に出た瞬間・・・

ザァザァーーーー//////

(゜Д゜)・・・雨??

ここに来て初めての雷雨。
まぁ空の切れ目から青空も見えていたので、暫く館内で休んで、小雨になって移動。
(此処で自転車の防水バックが役立つとは思いませんでした)

雨なので、さらっと子規庵を見て(余り・・・)一度ホテルに戻って着替え。
さて・・・後は「道後温泉」に行きたいのだが、自転車だと飲酒は不可。
(多分温泉出たら呑みたいので)

そう考えると、今回は路面電車を利用する事に。
やはり松山、あの路面電車に一度は乗ってみたかったので。

romen1.jpg
料金は一律150円
 
車内はレトロな感じでユッタリ町の足と言った感じ。
何故か車内で老夫婦に温泉の事を聞かれ(地元の人と勘違い)暫し雑談。
(今回色々声を掛けられることが多かったなぁ)

そんな、こんなで揺られて「道後温泉」着。

dougo2.jpg
本当は結構遅い時間でした
 
道後温泉の建築は、ジブリアニメの「千と千尋の神隠し」のモチーフにもなっています。
さてじっくり外装を堪能して道後温泉に浸かる。
中は結構人がいたが、平日なら空いている方だと。
何とも赴きのある浴槽に、夏目漱石や秋山真之が浸かっていたのだと考えると、更に赴きが増す。

dougo4.jpg  dougo3.jpg
夜になると更に赴きが増します

ホクホクになって、喉も渇いていますし、さて?と思ったら
道後温泉の横に「麦酒館」なるものが。

mugi.jpg
地ビールが三種類
そりゃけしからん!!
全くけしからん!!

mugi2.jpg
美味くて・・・けしからん!!

mugi3.jpg
宇和島名物「じゃこてん」と大洲のかまぼこ
秋山好古さんなら「贅沢は慎め!!」と怒られるかなぁ

mugi4.jpg
飲む分には「飲め!!」と言われるでしょう

mugi5.jpg
酒豪の秋山好古なら「まだまだ飲め!」と言うでしょう。

mugi6.jpg
最後は鯛飯で締め。
(鯛は贅沢だったんだ・・・と秋山兄弟を思う)

まったり良い気分で路面電車でフラフラと帰り。
(本当に自転車でなくて良かった)

さて明日はいよいよ四国最大の目的「しまなみ海道」自転車ロードを走る。
日本一の整備されてた自転車ロード、自転車の聖地とさえ言われています。
暑さは相変わらずですが、明日の風向きを信じて楽しみたいと思います。

今日からルートは高松から、坂本龍馬の「高知」へ移動。
・・・勿論自転車では200㎞以上の距離。
(普通なら2日間の距離です)

流石に予定的に厳しいので、今日から二日間の相棒はこちら

b0a72256.jpeg
トヨタレンタカーのVitz(ヴィッツ)

さて久々の運転&ナビ。
はっきり言って不安だらけの走行です。
「残り700メートル先・左方向です」
・・・って700?一体どれくらいなんですか?
ナビに目を向ける訳にも行かず、高松で少し迷いましたが、まずは目的地「丸亀」まで。

丸亀には「丸亀城」を見学に。
M田さん一押しの城とあっては寄り道せねばなるまい。
高松を出てからはマッタリ・・・道なりで運転できました。

さてその丸亀城・・・

kame.jpg
・・・うひょーーー!!石垣すげぇ~~!!!

もう現代のジオラマ、なんか周りの現代建築との差が可笑しい(^_^;)
(突然出てきたとしか思えないギャップ)
山城として一面覆う石垣と天守閣は此処でしか見られない格好良さ。
(流石M田さん)

さて遠目からでも山の頂上にある丸亀城の天守。
そこまで行き着くのは、さながら登山。

kame-monn.jpg → kame-monn2.jpg
              此処からスタート

kame-saka.jpg
長ぁ~~~い!!
 
炎天下の日差しがビームの如く降り注ぐ中、三の丸、、、二の丸と上がって・・・

kame-tennsyu.jpg
・・・ようやく天守閣!!!

三層の小振りな天守ながらも、やはり木造の現存天守の造形は美しい。
(鉄筋では外見は良くても中は・・・)

kame-tennsyu2.jpg
丸亀を一望する

kame-kaidann.jpg
傾斜角60度!!
毎回天守に上って思うのだが、昔の殿様は健脚だなぁ~と。

久々に歴史ロマンに浸りながら、さて次は高知!龍馬GO!!
・・・と思っていたが、昨日直島帰りのフェリーで乗り合わせた方から

「画家の先生なら絶対!金比羅山の宝物庫と書院は見ていって」
「香川県の誇る歴史遺産ですから!是非!!」


・・・と厚く薦められたの思い出す。

まぁ・・・近くだし・・・ちょっと覗いてみるか。

と思い、一路金比羅山へ。
走りながら、金比羅山って言うくらいだから「金運UP」の効果を期待しつつ、金比羅山着。
(後で知ったがワニの神様なんですね金比羅さん)

琴平の駐車場では受付のお爺さんが「頑張ってね(゚∀゚)ノ 」と。
はて?何を頑張るのか??
この時は知るよしもなかった。

9fdfd79a.jpeg  konpi-tourou.jpg
       駅はモダンな作り。       途中寄った灯籠・・・大きい

さて金比羅山の入り口から780ウン段の行程。
「まぁ700程度なら余裕ですね( ^∀^)」
・・・と浅はか、無知の地獄はここから始まりました。

まず金比羅山、一段が広く勾配がきつい!!
そして何よりこの炎天下(lll´Д`)
吹き出す汗と石段がジワジワと体力を奪っていく。
下で買ったアクエリアスは「ヌルエリアス」に変わる始末。

konpi-1.jpg → konpi-2.jpg
こんなのは序の口
本当の地獄はこれから

土産物屋を抜け、大門に着いた時は既に体力残り30%

7e5b17a3.jpeg
まだ先か!!とまるで富士山8合目

konpi-tyuhuku.jpg → konpi-naka.jpg
まだまだ・・・先は長い・・・
 
もういい加減「宝物庫」「書院」を見て帰る!引き返す!!
と思い宝物庫を脇目に書院まで・・・なんとか・・・。
・・・もう・・・ダメ(;´Д`)

何で車移動で、今日は楽な移動日ではなかったのか?
そんな思いで、でも此処まで来たら意地でも御本宮拝んでやる!!
と暑さに負けそうになりながら、筋肉硬直気味の足を動かす。

最後の勾配を上って・・・本宮!!

konpi-asahi.jpg
うっしゃぁ~~!!!
 
・・・って思ったら旭社!!ラスト手前でした!!
・・・・・もうヌルエリアスは無く、足はピクピクしてるし・・・

暫し休憩し、足を十分休ませてから(初めからそうしておけば)本殿まで。

konpi-saigo.jpg
ようやく最後の長い階段を登ると・・・

konpi-honsya.jpg
まるで登山をしてきたように「金比羅山」の本殿到着

konpi-ki.jpg
大木のご神木

konpi-tyoujo.jpg
琴平を一望出来るくらいの山頂
 
本殿の造りもさることながら、良くこの頂上に建造できたものだと感心してしまう。
本殿では、何時もの願掛けをして、山頂の風に暫し足を休めて下山。

さて皆さん!金比羅山に登るなら夏!!それもこのような炎天下!!!
それが一番御利益があります。
間違いありません!!!
ですから必ず「炎天下で」「ほとんど休まず」「一気に」駆け上がり
参拝してください。
(私だけこの地獄を味わったのでは割に合わないので)

下山途中、書院では円山応挙の作品を観ることが出来ます。

konpi-syoin2.jpg konpi-syoin.jpg
下山途中で寄りました。
 
確か教科書に載っている「水呑み虎」他、名作が幾つも観れて楽しめます。
またこの暑さの最中、建物を吹き抜ける風が一服の清涼にも。

宝物庫は明治時代に建てられた貴重な建築。

0487576f.jpeg
中では宝刀展が開催。
 
展示品の中には「清水の次郎長」が献刀した刀剣も展示されています。

さてガクガクの足を引きずりながら、下山後に讃岐うどんを食して一服。
※結局四国での昼は全て讃岐うどんでした(ノ´∀`*)

クーラーをガンガンに効かせた車内で、コーラを飲みながら、いざ高知!!
本当は下道をダラダラと行く予定でしたが、思いの外、金比羅山に時間を取られてしまい、渋々高速で移動。

四国の高速は勿論初めてですが、その道は快適そのもの。
・・・ただ山中を車で走るだけ。
本当に「旅をしている」感じが希薄。
ハッキリ言って「つまらない」

ただ坂本龍馬が、この山有り谷有りの道を脱藩したと思うと、余程逃げたかったのか・・・
と感慨に浸ってはいましたが。

さて1時間ちょいで、坂本龍馬の「高知」に。
8月12日は「よさこい祭り」の最終日

yosakoi.jpg
市内は正に人!人!!人!!!
そして駐車場難民!!!

本当に車での旅行は、色々と気を遣う事が多いと理解出来ました。
(そして余りしたくないなぁ~・・・と)

なんとか外れの駐車場を確保し、此処から折りたたみ自転車で移動!!
正にストップ&ゴー!!
スイスイと市内を抜け、目的地は山内容堂公の居城「高知城」

・・・って追手門前!よさこい祭りの本会場かい!!!

スルリと脇を抜け、いざ高知城!本丸へ!!!

kouti-isi2.jpg

・・
・・・
ウヒョーーー高い! またまた山城!!

kouti-isi1.jpg
なんか・・・ねぇ、、、今日何度目でしょうか?山登り

爆音のよさこい祭りと油蝉の音を聞きながら、一歩一歩と足を進める。
こりゃ城攻め大変ですよ。
日差しの強い暑さは、此処でも相変わらず
それでも外から見る高知城の外観は雄壮で美しい。

なんとか、、、なんとか、、、足を進めての天守閣。

kouti2.jpg
高知城天守閣
 
正に高知を統べるに相応しい建造物です。
城内では冷たいお絞りが頂け、正に生き返る気分。
中では龍馬伝の世界が・・・

kouoti-nak.jpg
あれ山内容堂が居た広間だ

kouti1.jpg
そして三層の天守を登ると、高知を一望
 
此がその土地を統べる領主の眺めか・・・
暫し高知の領主を味わいながら、名残惜しみの下城。
しかしこの様な形で、形状を保っている城の少なさ。
本当に現存する「本物」の大切さ、そして過去を知る事、学ぶ事が出来る少ない機会です。

暫くは市内でよさこい祭りをしばらく見学して「龍馬記念館」へ。

ryouma-kinenn.jpg
なんだか桂浜、奥地の場所に有りますが、外観は普通の記念館
 
中はと言いますと・・・普通の記念館。
資料館としての価値は・・・う~ん(;゚ Д゚)
改めて「坂本龍馬」と言う人の残していった物の少なさを知りました。
ただ館内のナレーションが武田鉄矢なのはクスッとさせられましたが。

あとは桂浜で、かの有名な「龍馬像」を見に。
・・・って此処でも浜まで長い下り道を歩くことに。
(帰りはその長い道を登ると言うこと)

龍馬像
ryouma3.jpg
思っていたより、ずっとずっと大きい
ryouma1.jpg
そして高い
 
暫くは龍馬像を眺めながら、疲れた足を一休み。

そして下まで歩いて桂浜を歩く。
波が荒く、その動きが絵になる美しい浜。

katurahama3.jpg
大河ドラマっぽい構図

katurahama2.jpg
・・・此処も昔、坂本龍馬が歩いていたのか
・・・と思うと感慨深い
 
あと龍馬伝で福山雅治がダッシュしていたので、私も!!
・・と思いましたが、ここ玉砂利で足が沈む。(無理)
よく下駄でダッシュ出来たものだ、、、と感心。

桂浜をマッタリ歩きながら、竜王岬の神社で祈願。

ryuugu.jpg
前の写真で見えていた神社です
 
其処からは長い、長い登りを歩き、ようやく駐車場へ。

既に時間は6時を過ぎ、取り敢えず移動。

日の沈む桂浜を横目に、何故か無性に人恋しく寂しい気分に。
そう、車内は私一人。
自転車では外気と身体の会話が有りますが、車内にはポッカリ空いた助手席。
エンジン音だけが響く車内は「簡素」の一言。
・・・成る程、、、確かに車での一人旅は寂しい。
暗くなって行く外を見て、より一層寂しさが募る。
旅をしていて、こんな感情に苛まれるのは初めてでした。

さてその暗い道程を、途中で寄った道の駅「すさき」で食事。
高知県に来て、やはり食したいのは「かつお」

katuo2.jpg katuo1.jpg
此処で新鮮はかつお丼をヾ(*´∀`*)ノ
う・・美味い・・・美味い
 
正にかつおの赤身の味を堪能してご満悦。
後は温泉にも浸かりたいのだが、道の駅の方からは「黒潮本陣の温泉が土佐一番」
と聞けば行かない訳にも行くまい。

道の駅「すさき」からは少々遠いが、其処は車移動。
ナビにも惑わされながら、山を一つ上がると「黒潮本陣」のお宿。

ここ黒潮本陣の宿、建築も去ることながら、温泉は正に「最高」
過去幾つもの湯に浸かってきましたが、間違いなく五指には入る温泉。
日帰り入浴で、マッタリ海水の塩分を含んだ湯は、疲れた足に染み渡る。
もう1時間はゆったりして、今日一日の旅の疲れを癒してくれました。

yakei.jpg
黒潮本陣から見た港の夜景

とっぷりと暮れた夜。
其処から真っ暗な道を進むと、今夜の終着点・道の駅「あぐり窪川」
休む所はホテルVitz(ヴィッツ)←つまり車中泊。
こんな何年ぶりかの無茶な感覚は、大学時代の旅行を思い出させます。
そう言えば秋田で迷って車中泊したり、友達と埼玉行って辿り付けず車中泊したりと・・・
懐かしい記憶を思い出しながら、今夜は就寝。
途中暑くて2時頃クーラー着けたりはしましたが、程ほど快適に休めたのは、まだまだ若い証拠かなぁ~

さて明日は四万十川を渡って、松山まで。
明日はゆっくり布団で寝たいものです。


高松での朝はゆっくり朝食を食べてから出発。
(荷物は出来るだけ軽量化しておく事は忘れずに)
 
朝時刻を調べると、8時過ぎのフェリーは出ていたので10時のフェリーに搭乗。
出港まで時間があるので、フェリー乗り場近くの「高松城」を見学に。
 
c6bcc92f.jpeg  c5e8c661.jpeg
本丸跡地は改築中で「こりゃ本丸復元するのか?」と思わせる修復ぶり。

また高松城は堀の水に海水を取り込んでいるのも面白い。
 
4c8f7e1d.jpeg
・・・しかし9時を過ぎて日差しがレーザービームのようだ

帽子orヘルメットによる日差しガードは必須です。
しかし城内の庭園は風が抜けると涼しい。
やはり昔の造園設計は抜かりがないなぁ~と感心。
 
 
さて10時過ぎから高松から直島へ出港。
蒼い海と高い空、そして見渡す数々の島々。
 
9741e4d3.jpeg
うん、うん、これが島を渡る感覚。

外の強い風を浴び、船内ではどのルートで行くか最終確認。
 
そして11時、直島到着!!
まず道の駅でマップを確保してルート確認。
今回は地中美術館→ベネッセハウス→家プロジェクトの王道ルート。
 
直島の港から、右手に打ち寄せる蒼い海を眼下に一路「地中美術館」へ。
確かに日差しは強く、暑いのは変わりないが、それでも風は心地よくペダリングは正に快調。
 
基本平坦な道を進むが、急に傾斜が変わるのはクライマー向きか?
それでもアブ!アブ!!とペダルを回すと、思ったより早く地中美術館到着。
 
a5e64235.jpeg
正直もう少し苦労すると思っていました(ノ´∀`*)
 
ただ直ぐには入館出来ず(人数制限をしています)暫し汗を拭って待機。
11時半過ぎチケットを購入して、いざ!!安藤忠雄の居城へ討ち入りヽ(`Д´)ノ
※館内は撮影禁止のため写真はありません
 
まず入ってから狭いコンクリートの道は、さながらエジプトはクフ王の墓へ続くよう・・・
そこからコンクリートの階段を上り下り、これドラクエのダンジョンみたいだ。
その安藤ワールドから一変、モネの間は白一面の箱!!(土足不可)
ものすごい高い天井からの自然光、そして圧倒的「白」空間の中の睡蓮。
・・・こりゃ贅沢な展示(演出)方法だわ。
また床面が小さな四角(判子程度)の白石で敷き詰められていて、ドットアートさながら。
 
ジェームス・ダレルは埼玉で観たことがありますが、ここでの展示、特に一室を使った展示は圧巻!
(騙された!!感じがたまりません((´∀`))ケラケラ)
そしてあの丸い球のウォルターの展示室。
そこは正に宗教、神聖な空気感と空から入る光が一体になった聖堂。
これも「やられた!!」感がたまりません。
まさに此処でしか味わえない「嬉しい不意打ち」
 
大変楽しませてもらったが、帰りに考えたのは「地中美術館」が東京にあっても、それは意味合い的に面白くはないと思います。
あくまで、この自然溢れる直島と言う「島」の中に存在してこその存在感。
改めて来てよかったと思いました。
 
さてお次はベネッセハウスへ!!
・・・と思いましたが、この区間(李禹煥美術館から黄色い南瓜まで)は車両進入禁止!!
仕方なく自転車は諦めて、シャトルバスにて「ベネッセハウス」へ。
 
建築は美術館としては面白い構造ですが、展示内容は現代アート、ポップアート中心で、わざわざ島まで来て観る価値があるか?と言われると(-_-)
勿論面白い作品もあり、ジェニファー・バートレットの「黄色と黒のボート」など絵画ですが、振り返ると同じ光景が眼下の波打ち際に作られていたのは「やるなぁ」と。
 
ベネッセハウスからは徒歩で黄色い南瓜を観に移動。
 
e9bf71bf.jpeg

af5b0d1b.jpeg  42faeb06.jpeg
途中幾つもの彫刻作品があり飽きません。
(正し灼熱の炎天下ですが)
 
そしてシンボル的な作品「黄色い南瓜」
 

蒼い波打ち際と緑の島々とのコントラストは黄色が映える。
決して良い作品とは思いませんが、愛嬌のあるフォルムはついつい(*´∀`) な感じにさせられます。
 
実に優雅に見学していると14時過ぎ。
しかし脳裏を横切る高松帰りの最終フェリーが17時。
 
・・・あと3時間
 
お腹も空いてきましたが、地中美術館まで戻って家プロジェクトのある本村まで。
途中脇道を抜けて行くとの事でしたが、道を間違って何故か山岳迂回コースに!!
傾斜11度!!正に炎天下の中、ガチこぎで何とか、何とか頂上まで登って下るも、そこは本村から離れた積浦(此処はどこ?)
 
・・
・・・・
・・・・・・
 
ウラウラウラウラウララァ~~~~~~!!!!
 
積浦からは40㎞越えのスプリント走行。
(途中レンタルサイクルの人を何人抜いたか・・・)
余りのマジ走りに現在地を見失う始末(TдT)
 
途中寄ったうどん屋さんで位置を確認して、本村町のど真ん中に来ていることに気づく始末。
 
ここに来て「直島」は自分が思っていたより狭い島である事に最後で気付く
遅い昼食を済まして「家プロジェクト」6カ所見学へ。
 
移動行程はこんな感じ
 
1,一番近くの角屋(宮島達男)展示を見に行くもチケットが無く、南寺へと。
 
2,南寺でもチケットが無く、はいしゃに行ってくださいと(´・ω・`)
  ただ15時過ぎの整理券をもらう。←これが後で効果的に
 
3,はいしゃ(大竹伸朗)で鑑賞チケットをゲット!!!
 
402d8d99.jpeg
まずは大竹伸朗さんの展示からスタート。
 
4,そこから碁会所(須田悦弘)を。
 
e557df82.jpeg
まぁなるほど・・・と。

5,角屋(宮島達男)へ戻って入館。
 

宮島さんの数字の作品は有名ですが、始めて観て、この建築との融合は面白いの一言。
暫し見入ってしまう。

6,その足で護王神社(杉本博司)を。
 
7,南寺(ジェームス・タレル)で暗闇の世界を鑑賞。
 
838f3b71.jpeg
またまたタレルにやられた!!
 
己の視野が如何に脆弱かを思い知らされました(TдT)
 
8,最後は石橋(千住博)へ。
 
勿論一番楽しみにしている「千住ワールド」
この6件の中で一番母屋に金をかけている雰囲気満点( ̄ー ̄)ニヤリ
中の作品は大作から襖と「らしい」世界観満点。
 
しめて1時間半くらい。
日常の家々の中に、突然現れる美術的な感覚は大変面白い試みだと。
最近では新潟などでも、この様な試みがされているが、この狭い「直島」の集落でこれだけの著名な作家が集まり企画されていると、やはり集客率にも比例している。
 
5898a79d.jpeg 
んん?

f4904985.jpeg
??

aa483062.jpeg
足下には猫たちが(5匹ほど)
 
行く先々に突然作品があって、チラホラと脇道に・・・
そこで猫達と戯れていると16時(ワォ!!)
ここからまたもスプリント走行で一気に港まで移動。
(余りの激しさにチェーンが外れるトラブルあり)
 
・・ものの5~6分で着いてしまった(゜Д゜)
 
余った時間をアート銭湯など見学して17時出向。
 
船内では乗り合わせた香川県民の親子と美術の事で話題が尽きませんでした。
(香川県の方はホントに美術&郷土愛がすごいですねΣ(´∀`;))
 
改めて「島」をまるまる使って企画された直島。
本当に面白い、ここでしか出来ない展示&演出でした。
美術に興味のある方、無い方も是非一足一見の価値ありです。
・・・まぁ暑い高松、もう少し気候が穏やかな時をお勧めしますが。
 
 
 
 
長い長い時間をかけて・・・岡山から瀬戸大橋を抜けると、目的地「四国・高松」に繋がります。
その車中からは青い海と幾つもの島々が見え、嫌が追うにもワクワクします。
 
bdcad68c.jpeg
海と
島々のコントラストは四国ならでは
 
そして初めての四国上陸ヾ(*´∀`*)ノキャッキャ
 
00212e2b.jpeg

・・・って暑っっい!!
なんじゃ高松!!暑すぎ!!!
 
ジリジリと肌を焼く炎天下の中、14時過ぎからの高松三越での来場前にホテルに荷物を預け、ついでに着替えも済まして出陣。
(たどり着くまでに汗ベトにならないか心配でした)
・・・っと、まずは腹拵え。
香川と言えば定番「讃岐うどん」
 
8de36161.jpeg
確かに今まで食べた物とはひと味違うΣ(゚Д゚;)
 

14時過ぎから会場にて当番。
初日ではないが、会場には頻繁にご観覧して頂きました。
作品について「これは!」と言ったご意見は伺えませんでしたが、高松市民ならではの旅行アドバイスは、今後の予定に大いに役立つものでした。
高松美術部の方々からも「直島」「高知」「道路事情」等々、さすが地元のご意見ためになります。
やはり情報は「現地調達」これ鉄則( ゚д゚)ノ 
 
そして今回当番中良く考えたこと。
それは展示の機会が無ければ、なかなか四国まで足を運ぶ事はないだろうと。
(理由付けは大事)
改めて中島先生始め、色々な方々のご尽力の上で展示の機会を頂る事には感謝。
 
ebd4c104.jpeg

b5ee7b16.jpeg
日本橋三越で売れた作品の代打でお願いされた「桜舞・陽」

 
18時過ぎに三越を後にして、取りあえずホテルの温泉で一息。
(これでようやく生き返りました)
夜は来館者の方から「せっかくの港町、瀬戸内の魚は絶対食べていって!!」
と言われたからには、今夜は「魚」
 
ホテルお勧めの和食屋でまずビール▼ヽ(^ー^*) チン♪
先付けの小魚としっかりしたモズクは食感最高!!
ビールが見る見る無くなっていく・・・
あとはお勧めの海エビの揚げ物、、、山盛りかい!!
ご飯が進む塩味付け、美味い!!
なんか幸せ噛みしめていると、店長さんから「どうぞ」と刺身の差し入れΣ(゚Д゚ υ) アリャ
・・・こりゃ日本酒が欲しい。
せっかくなので地元讃岐の銘酒・純米吟醸 国重で摘むことに。
・・・やはり地元の酒と肴。相性抜群・・・美味すぎ。。。
 
868ddd44.jpeg
アジの刺身は油が乗っていて、日本酒と良く合う!!

 
まっったり四国一日目はそんな感じで過ぎて行きました。
やはり旅は何時も新鮮な感覚を作り出してくれます。
 
さて明日は美術の島「直島」に上陸予定。
自転車で散策するには最適と、三越に方々も太鼓判を押しています。
日焼け止めは忘れず、無理せず楽しんでこようと思います。
 
カレンダー
08 2024/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
自己紹介
HN:
ETSUDO
職業:
日本画家
趣味:
自転車と作画制作
ブログ内検索
最新コメント
         匠星録に掲載されている全ての画像やテキスト情報などコンテンツの無断転載を禁じます。

Copyright © [ 匠星録blog ] All rights reserved.
Special Template : 忍者ブログ de テンプレート
Special Thanks : 忍者ブログCommercial message : [PR]

 
































PR