忍者ブログ
『自転車』を主題に日本画制作をする作家Blog
本日5月15日(水)から20日(月)まで、日本橋三越で行われる「2013 三越美術逸品会」

日本橋三越・本館7階・催物会場
http://www.mitsukoshi.co.jp/store/1010/event10.html

(井上越道)の絵画作品も4点程、展示されています。
※告知が遅くなりました。

ただ今回出品している作品は、前回の個展時の作品になりますので・・・
前回個展で作品を見られなかった方、また自転車の絵を見たい方は、お近くにお越しの際に是非足を運んでいただければ幸いです。



先月3月21日から、4月5日までの会期。
「井上越道展~自転車と巡る軌跡~」ご来場頂いた皆様、本当にありがとうございました。

初日から多くの方々のご来場(親族・知人は言うに及ばす)
恩師の中島千波先生始め、諸先生方、画廊・画商関係、青山と言う場所がらアパレル・デザイン関係(?)から・・・
最終日には日本最大の自転車メーカー「SHIMANO」の方まで、井上越道が描く自転車が紡ぐ世界をご高覧頂いたこと。
私は絵描きとして幸せ者と再認識しています。

11d90164.jpeg
このフロアで何人の方とお話したことか(ノ´∀`*)
※敷居が高い・・・ってのは何となく分かる気がします
 

さて今回新生堂で(青山と言う土地柄か?)一番多く頂いた質問が・・・

「何故?自転車を描いているのか?(それも日本画)

その事は再三再度と語って参りましたが、改めて「何故?自転車を描くのか?」
多くの方と語り合うことで、もう一度原点に立ち戻る良い機会でした。


261da40d.jpeg
自分の作品が新聞に記載されたのも初めて(∀`*ゞ)

69239ca3.jpeg
大作から小作まで自転車が駆け巡っています


(作家)の視点では、井上越道が描く「自転車の新たな世界(絵)を見せられたか?」

私の絵を前に『何処かで見た』『誰かの』『○○に似ている』と言う受け答えは無かった。
多くの方が「自転車の・・・」「初めて・・・」「こんな絵を・・・」など、これが『井上越道』と言う世界(絵)を展示出来たのは僥倖。
※何故か油彩画の作家と対象される方が多いのも楽しい(*´σー`)

ただ表面だけの「新しい表現」を求めるのではなく、確固たる「研鑽」をして構成する。
それこぞ何百、何千と描いてきた、その弛まぬ研鑽の土台にこそ創造される「誰にも発想出来ない世界観」
その歩みを止め、求められる「だけ」のぬるま湯に浸っている絵描きはどれだけ安易か。
それに甘んじず、日々自身に一石を投じ「変革」し成長してきた「井上越道のみが築く世界観」

「井上越道」と言う絵描きが、本当に好きなことを誠心誠意、表現し続けていること。

展示は私の世界(絵)を通じ、その楽しさ、面白さを多くの方に共有して頂けること。
日々の研鑽は作家の義務ですが、作家の画風や表現は「作家一人」で創り出せるものではありません。(私論)
それは展示の度に、ご高覧頂いた方々との交わりが一つ一つと増え、今の「井上越道の絵」が構築されていったのです。
このご高覧頂いた方々の「絆」こそ、作家・井上越道が持つ才能であり「最大の財産」です。
※応援頂く方には「今は2軍のイチロー」ってが私の決まり文句です=必ずメジャー画家になります(*´σー`)


b6cd868c.jpeg
奥の部屋での諸先生方、来場者の皆様との談笑
最後までご尽力頂いた新生堂の皆様
私一人ではとても出来ない展示・・・
これも私の財産です

 


さて最終日から1週程経ちましたが、終わった時に記載したいことは「感謝」の一言。
※多分BLOG内容も感謝一杯でしたのでしょうヮ(゚д゚)ォ!

ただ多くの方々に感謝したいことはお礼状で返信できますが・・・
このBLOGは「井上越道が井上越道に必要なこと」を記載する場所。
感謝だけではなく、1週間経って『改めて』感じたことを整理・記載して「作家の資産」にしています。
※だから長い記載もご容赦のほどを(ノ´∀`*)

また展示が終わっても「あの人はこう言っていたな?」とか「あれはどう表現するか?」等々・・・
描いていると面白いこと、表現したいことが山盛り!てんこ盛り!!
※まだまだ研鑽すること、発見の毎日です(T_T)
こう言った事に向き合えるのも「展示」後の面白さなんですが(∀`*ゞ)


aaaa6870.jpeg
青山から横浜までの自転車ライドも楽しい一時でした
※色々道を変えて走りましたが、おおよそ30㎞少々


さて今は展示後の資料整理と、画材の大規模な整理&補充。(小作品の制作も)
今後の制作工程の再校正と思考整理をして・・・
混み合うゴールデンウィーク前に・・・「自転車(取材)旅行」を計画しています。
※またこの辺りをBLOGで記載出来ればと思います。


今日も自転車で近場を散歩して、空を見上げ、雲の流れを見ていても・・・
本当に世界は面白いことで満ちあふれています。
それを「自転車」を通して描くことが「誰も見た事無い」唯一無比の「井上越道が紡ぐ世界観」
※「あぁ~この絵って井上越道」ってのは最高の褒め言葉。
その楽しさの断片を、展示を通して皆様に「また」ご覧頂ける日を楽しみにしています。


8ca8cb1e.jpeg

 

本日(27日)の朝日新聞・夕刊。
展示会情報「絵画・工芸」の覧にて「井上越道展ー自転車と巡る軌跡ー」が紹介されています。
■配布:首都圏、山梨、静岡の一部となっています。

白黒の記載なので、私の色彩の美しさを表現されず残念ですが、お近くで興味のある方は手に取って頂ければ幸いです。


追記
朝日新聞・夕刊5ページ目に記載がありました(∀`*ゞ)テヘッ

edb95ee6.jpeg
ホントにカラーならより美しい作品なんです。

ですので・・・
ちょっと参考までに、この様な作品になります。

582a5dbf.jpeg
作品タイトル「月明かりの道」


またお近くにお越しの際、ご高覧頂ければ幸いに思います。
次回は30日に作家来場していますので、何か気になることがありましたら、お気軽にお声をかけて下さい。


先週23日は中島先生始め、各業種の方々にご高覧頂き有り難い限り。
一人の絵描きとして、作品を展示し意見を頂くことは大変勉強になっています。
※この先達の方の高覧こそ「最高の財産」と再認識します。


さて絵描きが最高に「良い絵」を描く為に「どの様な行為」「最も」必要か?
(制作時間・制作場所・取材時間・作画経験値・展示行為・友人関係・・・等々多方面に及びますが)

今回の個展の制作を通して、一番実感したこと。(井上越道限定)
※これも今後の制作で変わる論点かも知れません。
※まだ絶対的に必要な教訓がありますが・・・それは別の機会にでも(*´σー`)


その「絵を描くこと」に絶対的に必要なこと。


それは「暇」であること。


「暇」が大切と聞くと・・・
「時間がある」とか「遊べること」とか、端は「何もしない」など・・・っと、そんな安易なことではありません。
「暇」と言っても、只時間があることが「暇」ではない。

絵描きの「暇」である事は「どれだけの時間『長い間』絵の事を見るか?」

その画面に前にして、一筆を「何処に」入れるか・・・の緊張。
新たな表現を模索した時、必ず来る画面との長い「対話」の時間。
「描く」とは作業の様に「筆や鉛筆を走らせる」だけが「制作」では無い。
寧ろ一番大切なのは、描き進める画面を前にして、作家が感じる「微細な違和感」や画面に潜む「隙」を見つける時間(行為)
その一瞬の「閃き」を見つけることが「最高の作品」を描く為に必要な「暇」と言う時間。
※「作画以外」の思考&時間を取られると、制作に「暇」が無くなり「隙」を発見できなくなります。
(これが作家にとっての最大の不幸と思えます)

5e043d4c.jpeg
路傍に咲く花に目を向ける「暇」すらない人生なんて・・・
100億詰まれてもお断り┐(´∀`)┌
毎日の空の色や雲の形。今夜の月の色に日々の移ろいを楽しむ。
そんな当たり前の感性が「絵描きの視点」

 

今回の展示に際し、時間に追われる様に感じながらも・・・24時間「一心不乱」に画面に取り憑くことが出来る。
寝る時間も削って描く姿は、端からして見れば「多忙」の一言。
でも・・・本人は何処かそれも「忙しい」と思わない。←ここが面白い所( ̄ー ̄)
寧ろ風呂に入っていても、ただ歩いていても、絵のこと「だけ」考える時間が「楽しい」
※「忙しい」は言わない=自分が好きな事をして「忙しい」は無い。

その「暇」と言う心の余裕があれば(搬入直前でも)筆は全く「慌てない」

今回「暇」「作家に必要なこと」として捉え、慌てること無く制作に挑めたこと。
その暇の必要性、大切さを実感できたことは、絵描きとして日々精進しているのだと自惚れています。


6dae8e11.jpeg
それでも中島先生に「まだまだヽ( ´ー)ノ」と言われることは・・・
嬉しいやら苦悩やらで・・・
そう言った「悩み」すらも楽しいのですが( ^∀^)
 



本日から開催される「井上越道展ー自転車と巡る軌跡ー」
新作を数多く揃えての、久々の個展になります。

さて早朝は試したい作画をして、切りをみて自転車片手に「新生堂」へ。
今日は少々肌寒い日でしたが、品川駅を降り、折りたたみ自転車を展開してペダルを漕ぎ出す。
肌寒いのは一時、身体を動かすと心地良い風が「春の一時」を感じさせてくれます。
特に皇居周りの桜が7分咲きと「春の香り」を胸に吸い込みペダルも軽い。

965ac50b.jpeg
途中東京駅にて新駅舎を見学
そう言えば新しくなった東京駅・・・来たの初めてだ(;´Д`)

4efae5db.jpeg
皇居周りに近付いてから「快晴」
※ホント花粉症の方(´;ω;`)この春の楽しさを満喫できないなんて・・・


春の日射しを心良く浴びて、九段下の「靖国神社」にて参拝。
いつ来ても霊験新たか・・・背筋がピシッてなります。
 
b7a9e3d5.jpeg
今日は帝京大学が武道館で卒業式していましたね(*´ω`)

de400e06.jpeg
・・・しかし今日、平日なのに参拝者の方が多い(;´Д`)

境内の桜を楽しみ観つつ、二礼二拍一礼。
今回の展示に際し、無事に五体満足で展示を迎えることができた悦び。
日本国の為に命を尽くした英霊の皆様(私の親族も含め)に、今日より良い制作ができることをお願いしての祈願。

途中軽く食事をして表参道までの道程。

皇居周りの桜は言うに及ばず、道すがらの新緑、桜の花咲く風景は・・・何度と足が留まります。
目にする景色は都内とは言え「日本は本当に美しい国なんだ」と改めて感じ入る次第。
※特に国立劇場の桜は満開の大輪を咲かせています(;゚Д゚)中島先生の絵みたい・・・

そんな寄り道で・・・13時過ぎに会場に居たかったのですが・・・
余りに心地よい春風に、ペダルもつい緩みがち(*´ω`*)
14時も近く「新生堂」様にて展示の初日を迎えました。
 
b82bfddf.jpeg
 

遅くの来場も、開場初日から色々な方が来場して頂き、叱咤激励の数々は嬉しい限り。
(これが展示が出来る最大の楽しみ)
特に3年前に作品を観て頂いた方からは、あれから格段に「進化している」との感想も。
絵描きは日々「日進月歩」
日々より良い表現とは何か??
日々観察を怠らず「描く」と言う研鑽・・・その答えが作品となって現れる。
その作品が人の心を動かす一因になれば・・・作家冥利と言うものです。

さて18時まで会場にて、日が延びた夕闇の中、自転車にてダラダラと気ままに帰宅。
まぁ・・・品川駅まで気分良くペダルを漕いで、あとは電車かなぁ?
・・・と思っていましたが、夜の春風がまた何とも気持ちいい(*´σー`)

5448b36f.jpeg
途中に観る夜桜もまた一興
 
心地よい冷気を纏う追い風が、背中を押しているかのように・・・
築けば30㎞少々の帰宅道を歴て、自走で帰宅していましたΣ(゚∀゚ノ)ノ


好きな絵を好きに描いて、私の作品が展示していて、多くの方に観てもらえる。
一日の気持ち良いなかで、好きな自転車で季節を感じる。

何か今日一日、楽しいことしかしていない。

きっとこんな日が「絵描きが絵描きらしくある」
漠然と良い絵を描く為のヒントがあった一日のようにも思えます。


さて帰って「熱いお風呂」に美味い料理を作って、初日の祝いに「エビスビール」
もう・・・言う事ありません(*´∀`)

最高に楽しい一日に乾杯ヽ( ^∀^)ノ
※次回来場日は明後日23日に来場します。

カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
自己紹介
HN:
ETSUDO
職業:
日本画家
趣味:
自転車と作画制作
ブログ内検索
最新コメント
         匠星録に掲載されている全ての画像やテキスト情報などコンテンツの無断転載を禁じます。

Copyright © [ 匠星録blog ] All rights reserved.
Special Template : 忍者ブログ de テンプレート
Special Thanks : 忍者ブログCommercial message : [PR]

 
































PR