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『自転車』を主題に日本画制作をする作家Blog
今日で最終日となる「第15回新生展」
先月24日は、その受賞作家の授賞式の為、新生堂会場に。

久々にスーツに着替えての会場入りでしたが・・・あれれ?俺だけスーツ??
(ちょっと赤穂藩主の気分)

17時からの授賞式でしたが、早くから来場していた画廊の方々や出版社の方々。
顔見知りの方もおり「実に良い作品ですね」「受賞おめでとう」等々。
(半分ご祝儀の気分でご意見を伺っていました)
その中では、昔から私の作品を見て頂いている方もおり
「作品が一段と良くなってきていますね」
「こう言う絵が描ける様になってきたんだ」等の本人も??なご意見も伺えました。

受賞式まで色々な方と話していると・・・中島千波先生&奥様来場!!
いやはや・・(゚Д゚;)
来て頂けるとは思わず、久々の御挨拶も緊張する始末。
先生からは「あれ?出していたんだ?」と言う簡素な疑問と
「まぁ直ぐに井上君の絵と分かったけど」との一人の作家として有り難いご意見も。
奥様からも「最後の新生展で受賞出来て本当に良かったね」とのお褒めの言葉。
また選考の段階では色々と意見が飛び交っていた事、その選考では「この作品が素晴らしい!」と幾人かの先生が声を強く推薦していたとの内情も伺いました。
何か自分では考えられない多くの方々が、今回の作品を評価してくれた事は「作家冥利」に尽きます。

また新生展、15回目の今回で終了します。
(出品後に知りました)
この新生展は多くの方の登竜門として、また同じ研究室からも作家として活躍する機会になっています。
その新生展の最後の受賞者。
本人も予想できない受賞に、画業の道筋は当人でも分からないものだと改めて実感します。
(当たり前の創る努力などは言うに及ばずですが)

さて17時からの受賞式。
賞状と賞金の授与が終わって・・・30分ほど?
結構あっさり終わってしまい、少々手持ちぶさた・・・と思ったら

「受賞者にも一言貰おうか(´▽`)?」

って・・・中島先生!!!!
相変わらずの唐突な無茶ぶりですか!!

やはり・・・受賞者の皆さんは人前で話す事には慣れていない様子。
でも其処は何度もトークショーで慣らした我が身。
受賞の挨拶とその経緯や作品に込めた意味。
また今後の作家としての展望など、少々大げさでは有りますが語らせて頂きました。
(世界一の絵描きになる等、恥ずかしげもなく言えるのは私だけ?)

受賞式後は、中島先生が他の方々と歓談されている間、質問等で様々な方々と歓談。
(その後挨拶もままならない内に先生ご夫婦退場)

今回の受賞者の方々の画歴なども知る事ができ、同じ35歳最後で出品した方。
30代で悪戦苦闘している方など、実に様々な方から「作家で生きていく事」の大変さを再三思い出す機会にもなりました。
(創り続けていない人には分からない感覚です)

私は常々、自分の実績を「10年遅れている」と感じていたが、それは他の方から見れば有り得ない話。
他の出品者から「何度か展示会でお見かけしました」とか「活躍なさっている作家さんですね」とか、本人は全くその感じがしないだけに変な境界を感じました。
これまでも色々な方々から「作家として恵まれている」と嫉妬とも取れるご意見を伺いましたが、当人は今の自分を描くだけで手一杯。
恵まれているとか、そうでないとかも頭には一切無いのです。
恵まれているなら、それは中島先生初め、多くの展示に係わって頂いた方々の尽力があっての「井上越道」と言う作家の足場。
改めてその貴重さを大切に、恩返しはやはり「世界一の絵描き」になることだと。

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まずはその一歩

中島先生も仰っていましたが「受賞した事が最後ではなく、寧ろこれからが大切と」
奥様からは「描き続けられることが大切」
全く仰る通り。
自分にとって「もっと良い作品」「新しい驚きと体験した表現」
これを求めて、日々大切に益々楽しんで制作に挑んで行きたいと思います。



新生堂で毎年公募している「新生展」
今回15回目を向かえる新生展に私(井上越道)の作品「登坂」が新生賞に選ばれました。

公募入選作品による「新生展」
2011年8月24日(水)-9月3日(土) 
11:00~18:00(最終日17:00まで)
日曜・祝祭日休廊
※現在24日、17時から予定の授賞式に私(井上越道)が出席します。

新生展は中島千波先生、千住博先生初め、多くの実績のある作家先生が選考委員に名を連ねています。
その先生方に見てもらうだけでも、新生展に出品する価値があります。
只この時期何かと重なる事が多く、毎年出品を見合わせていましたが、出品年齢の上限「35歳」が今年の為「ラストチャンス!」と思い出品させて頂きました。

また今回出品するに際し「公募展受け」するような作風は考えず、普段通り「自転車で感じたまま」を作品にしました。
(そう言った作品が選考されないのは重々承知で)

結果、栄えある新生展にて「新生賞」を受賞した旨を受けた時は、私自身が半信半疑でした。
今回の受賞により、また多くの方々に「井上越道の作品」をご鑑賞頂く機会が増えることは本当に有り難い限りです。

そして新生賞には副賞として、新生堂様での個展の機会を頂けること。
この個展でも多方面からのご意見を賜れる機会に巡り会う事を今から楽しみにしています。

改めて常々多くの人に支えられての「作家画業」
本当に地道に描き続ける事でしか「次に」繋がらない、「次に」続くように描き続ける。
必ず先が有るとは言えない「作家業」ですが、今を形にして次のステップに少しでも進めるよう、日々筆を進めて生きます。
是非今後の作品にも多いに期待頂ければ幸いです。


昨日は佐藤美術館で開催されている「ShinPA!!!!!展」のギャラリートーク。
先週からトークショー続きです(´∀`*)ウフフ

さて15時から始まったトークショー・・・
今回は出品者の阿部さん&金木さんの司会の元、中島先生を交えての対談形式。

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何故が私の作品がバックに・・・

トーク内容は作品主体では無く、良い意味での「雑談感=作家性」がトークショーの敷居を低くしていて、来場者の皆様には聞きやすいのではないかと?思います。
(この辺りの心見は阿部さんらしい)

私達の組(大体3人くらいで)は森田さん、小柳君の「空想系?」作家組。
大体一組15分で回すように言われていたので、一人辺り5分程度か??
この3人の中では年長なので、出来るだけ若い作家に話しを回すよう心掛けましたが・・・
出来るだけ「短く」を心掛けた為か、回答が少々淡泊だったかなぁ~
・・・とも反省しています。
(質問内容は大変面白かったですが)

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何故か和装(作務衣)での出席!!
でも涼しくて良いんですよね。

 
あと・・・何時もトークショーの時、一番気を付けている事があります。
それは「マイク」
(井上越道)は通常の音量(話し)が大きいと言われる大音声!
更に「声が良く通る」と言われる事も屡々あります。
(声優?演劇経験者?など聞かれる事も(;´Д`)アウ...

その様な人がマイクを使うと・・・応援団??
音量調整・・・小では聞き取りづらいし、大なら爆音!!
ううぅ~~ん音量調整・・・困る、実に困るヽ(д`ヽ)
ホント毎回この「マイク」の使い方が悩み何処です。

でもトークショー後の懇親会で、お酒が入れば何時もの「爆音」で話していたのでしょう。
(お酒入ると本人が一番分からないのでヽ(*´∀`)ノ

ギャラリートークの際には佐藤美術館・館長の立島様も、今後のShinPA展に期待とご尽力を頂ける旨を伺い頼もしい限りです。
あとはどれだけ良い作品を作り発表するか。
今までの体験とアイデアを固めて、更に面白いものを作り出すよう頑張らねばと心機一転。
暑さに負けず、少しづつ前に進めるよう、次回の展示もご期待頂ければ幸いです。



昨日は日本橋三越で華波の会ギャラリートークが行われました。
正直久々のトークショー・・・(´∀`*)♪♪♪
でも、まぁ人前で「自分の作品について」話す事は毎回楽しみでもあります。
(段々レパートリーが決まってきた感もありますが・・・)

さてこの華波の会のトークショーは対談形式が2年前?くらいから取られています。
今回の対談は初参加の加藤ゆわさん。
加藤さんは大変精力的な作家で、一見大人しい感じですが常に筆を動かす努力家です。

加藤さんからの質問で幾つか話をさせて頂きましたが、やはり・・・と言いますか
「自転車を描いている日本画家」は皆さんにとっては珍しいようです。
私からすれば、花や風景を描くのも、自転車を描くのも全く同じなのですが・・・
質問には「何故自転車と言う存在を描き始めたか?」
その原点についても少々触れさせて頂きました。
(まぁ面白いかは別として(ノ´∀`*)

また今回の展示では何やら良い評価も幾つか聞かせて頂きました。
・・・やはりやっている事に間違いは無い。
そう実感すると共に「制作した作品を展示し人の評価を受ける」
その事の作家性を再三改めて実感する良い機会になりました。

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ホントに作家は作ってなんぼ。見てもらってなんぼ。


最後に三越の美術部の方から
「作品を購入して頂く事は、作家の成長を期待すると共に描き続ける義務がある」
「それを途中で投げ出す事は無いよう、期待して頂いた方を裏切らないように」


全く仰るとおり。
齢35年生きてきて、些少ではあるが、その期待を十二分に背負って描いている。
あとはトークショーで言った様に「世界一の絵描き」に成るだけです。
今後も私の作品を楽しみにされていた方々、どうぞこうご期待を頂ければ幸いです。


来月7月6日(水)から12日(火)まで日本橋三越で開催される「Wave2011華波の会」
今年も三越本館6階美術画廊で行われる運びとなりました。
※出品作家によるギャラリートークは7月9日(土)の14時より

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今年新たに2名の作家も参加して下さった関係、各作家の展示作品は各2点となっています。
新たな方を向かえて、今年の華波の会は一層絵画の多面性を見ることが出来ると思います。
昨今暑い日が続きますが、7月の初旬、お近くにお越しの際は是非ご高覧頂ければ幸いです。

井上越道


作家来場日(予定)
7月6日(初日)14時30頃から19時頃まで
7月9日(トークショー)10時からトーク終了まで
7月11日(月)14時30頃から19時頃まで

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HN:
ETSUDO
職業:
日本画家
趣味:
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