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『自転車』を主題に日本画制作をする作家Blog
昨日は佐藤美術館で開催されている「ShinPA!!!!!展」のギャラリートーク。
先週からトークショー続きです(´∀`*)ウフフ

さて15時から始まったトークショー・・・
今回は出品者の阿部さん&金木さんの司会の元、中島先生を交えての対談形式。

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何故が私の作品がバックに・・・

トーク内容は作品主体では無く、良い意味での「雑談感=作家性」がトークショーの敷居を低くしていて、来場者の皆様には聞きやすいのではないかと?思います。
(この辺りの心見は阿部さんらしい)

私達の組(大体3人くらいで)は森田さん、小柳君の「空想系?」作家組。
大体一組15分で回すように言われていたので、一人辺り5分程度か??
この3人の中では年長なので、出来るだけ若い作家に話しを回すよう心掛けましたが・・・
出来るだけ「短く」を心掛けた為か、回答が少々淡泊だったかなぁ~
・・・とも反省しています。
(質問内容は大変面白かったですが)

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何故か和装(作務衣)での出席!!
でも涼しくて良いんですよね。

 
あと・・・何時もトークショーの時、一番気を付けている事があります。
それは「マイク」
(井上越道)は通常の音量(話し)が大きいと言われる大音声!
更に「声が良く通る」と言われる事も屡々あります。
(声優?演劇経験者?など聞かれる事も(;´Д`)アウ...

その様な人がマイクを使うと・・・応援団??
音量調整・・・小では聞き取りづらいし、大なら爆音!!
ううぅ~~ん音量調整・・・困る、実に困るヽ(д`ヽ)
ホント毎回この「マイク」の使い方が悩み何処です。

でもトークショー後の懇親会で、お酒が入れば何時もの「爆音」で話していたのでしょう。
(お酒入ると本人が一番分からないのでヽ(*´∀`)ノ

ギャラリートークの際には佐藤美術館・館長の立島様も、今後のShinPA展に期待とご尽力を頂ける旨を伺い頼もしい限りです。
あとはどれだけ良い作品を作り発表するか。
今までの体験とアイデアを固めて、更に面白いものを作り出すよう頑張らねばと心機一転。
暑さに負けず、少しづつ前に進めるよう、次回の展示もご期待頂ければ幸いです。



昨日は日本橋三越で華波の会ギャラリートークが行われました。
正直久々のトークショー・・・(´∀`*)♪♪♪
でも、まぁ人前で「自分の作品について」話す事は毎回楽しみでもあります。
(段々レパートリーが決まってきた感もありますが・・・)

さてこの華波の会のトークショーは対談形式が2年前?くらいから取られています。
今回の対談は初参加の加藤ゆわさん。
加藤さんは大変精力的な作家で、一見大人しい感じですが常に筆を動かす努力家です。

加藤さんからの質問で幾つか話をさせて頂きましたが、やはり・・・と言いますか
「自転車を描いている日本画家」は皆さんにとっては珍しいようです。
私からすれば、花や風景を描くのも、自転車を描くのも全く同じなのですが・・・
質問には「何故自転車と言う存在を描き始めたか?」
その原点についても少々触れさせて頂きました。
(まぁ面白いかは別として(ノ´∀`*)

また今回の展示では何やら良い評価も幾つか聞かせて頂きました。
・・・やはりやっている事に間違いは無い。
そう実感すると共に「制作した作品を展示し人の評価を受ける」
その事の作家性を再三改めて実感する良い機会になりました。

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ホントに作家は作ってなんぼ。見てもらってなんぼ。


最後に三越の美術部の方から
「作品を購入して頂く事は、作家の成長を期待すると共に描き続ける義務がある」
「それを途中で投げ出す事は無いよう、期待して頂いた方を裏切らないように」


全く仰るとおり。
齢35年生きてきて、些少ではあるが、その期待を十二分に背負って描いている。
あとはトークショーで言った様に「世界一の絵描き」に成るだけです。
今後も私の作品を楽しみにされていた方々、どうぞこうご期待を頂ければ幸いです。


来月7月6日(水)から12日(火)まで日本橋三越で開催される「Wave2011華波の会」
今年も三越本館6階美術画廊で行われる運びとなりました。
※出品作家によるギャラリートークは7月9日(土)の14時より

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今年新たに2名の作家も参加して下さった関係、各作家の展示作品は各2点となっています。
新たな方を向かえて、今年の華波の会は一層絵画の多面性を見ることが出来ると思います。
昨今暑い日が続きますが、7月の初旬、お近くにお越しの際は是非ご高覧頂ければ幸いです。

井上越道


作家来場日(予定)
7月6日(初日)14時30頃から19時頃まで
7月9日(トークショー)10時からトーク終了まで
7月11日(月)14時30頃から19時頃まで

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5月17日まで長野小布施で開催されていた「ShinPA展」が佐藤美術館で開催されます。
今回は震災のチャリティー小作品も販売され、7月16日にはトークショーも開催されます。


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(本音トーク・・・って何話すのでしょう??)

7月15日(金)から24日(日)まで開催されます。
※19日は休館
お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄り頂ければ幸いです。


さて今回巡回させて頂く作品が手元の戻ってきています。
今回のShinPA!!!!!展に展示出品した作品「空」

改めて見ると気になる点、いや・・・此で良いとはとても思えない作品です。

確か・・・とても悩んでいた時期。
(こんな時、過去のブログで記載していた心境を読み返す事が為になります(-_-)

展示される「空」は限定された中での表現を求めています。
「黒一色」
「限りない無色」
「色を使わない」

かなりの限定された中で、どう表現するか?

これを描いていた時、何度「色を使いたいヽ(´Д`;)ノと思った事か・・・

格闘技で言えばムエタイで蹴りを使わない。
柔道で押さえ込みをしない。
ボクシングで左しか使わない。


ルール通りなら何時通りの試合運び。

その中で「自分限定」のルールで戦った作品。
今見れば決して良い作品では無い。
一見無様とも言えるかも知れません。
しかし課題を科して試行錯誤の後が垣間見える「空」は大切な作品になりました。

面白い事に、この様な(アホの)事をした後だからこそ、その後に描けた作品があります。
「自分限定」をして、解除した後に見えるもの。
これは色々と試した時間で作られた私だけの財産です。

改めて「思考し表現し作り続ける者」
その存在のみが「作家」と語り続ける孤高の存在ではないでしょうか?


最後に、私の好きな作家である方が言われた大切な事。
その方は世論でも評価され、今後益々大成される作家です。
その先生の作品を前に「先生は今後もこの画風で続けるのですか?」
そう問いました。

齢50も近く、完成された画風。
完成度の高さは比類無き存在です。

その先生は┐(´д`)┌の後
「まだまだ完成に至っている訳ないじゃん!」
「明日にも新しい表現が見つかれば試すに決まっているじゃん!!」


目から鱗。
先生の地位から多分世論がそれを認めない。
其れを卓袱台引っ繰り返しても新たな表現を求める姿が、私が求める「格好良い作家」
まだ自己に満足せず、上を目指している姿に「そうでなくては!!」
と安心し、齢50を越えてもこう言う作家に成りたいと心新たにしたものです。

50歳まで自分の好きに作り続ける事の出来る作家は少ないと思います。
其れをしないでいる「ぬるま湯の作家もどき」も多く見ています。
(まぁ私には関係有りませんが・・・)

今を大切に発表する場を与えられてこその作家。
今後50歳を越えても「格好良い作家」「最高の作品」を作れるよう、今後も皆様の御高覧を頂ける作家で有りたいと思います。


今週開催されていた「爽風会」
会期中には雨天にも係わらず、多くの方々のご来場ありがとうございました。
また差し入れをして頂いた方々、美味しいお菓子は制作中の良き友。
コーヒー片手に美味しく頂いています。


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初日は自転車通勤

今回の三人展。
共に出展した浅羽雅子さん、杵島洋人さんとも作品に対する姿勢は大変勉強になりました。
そして開催に際し、ご尽力を頂いたスルガ台画廊様には感謝の一言。

また来場して頂いた方々から多くのご指摘の中には幾つか発見もありました。
(お会い出来なかった方は本当に残念でした)
特に外国の方からの視点は「そう言う側面もあるか・・・」と、改めて文化圏の違いを感じると共に、自転車をモチーフとしている作家として、一度成らずもその様な場所での展示に興味が沸いてきます。

作品を作り続け、展示をして観てもらう。
「作家」として今後も死ぬまで何度も繰り返すことでしょう。

日常は金銭面では少々難儀もしますが、日々の生活は楽しく作品に向かう時間は至福です。
起床して、アトリエで昨日の進行具合を確かめる事から始まる一日。
その後コーヒーを入れ、時間をかけ朝食、落ち着いた後アトリエで画面に向き合う。
疲れたら休み、気分が乗らなければ筆を置き自転車の遠乗り。
一日画面を前に描かない事も屡々あります。
(脇で読書等していますが)


その様な有様を作家としてどうだの、制作姿勢がどうのと宣う方もいます。
意見として伺いますが、私には正に「馬耳東風」

何が正しいかなど、私自身しか決める事は出来ない。
その責任は必ず結果となって自己に返ってくる。
そんな毎日を経て、今の立ち位置に居る。


多分この先も好きに描き、好きに人生を謳歌していく事でしょう。
その中で生まれる作品がどの様になっていくか。

この先も展示を通して、多くの方々に見守って頂ければ幸いと思います。
願わくば共に楽しい作品に共感をして頂けるよう願っています。


最後に産経新聞の社説「産経抄」の5月10日の覧。
東邦電力を発足させた松永安左エ門の一言。

「年を重ねただけでは人は老いない、理想を失う時に初めて老いがくる」

・・・
その言葉を借りるなら、私の過去には多くの老人がいる。
理想を失った多くの老人を尻目に、私は更なる高見に辿り付けるよう、展示を機に日々一歩一歩進む決意です。



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ETSUDO
職業:
日本画家
趣味:
自転車と作画制作
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