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『自転車』を主題に日本画制作をする作家Blog
今日は「女の子」の日なんですが、天気が良いので久々のサイクリング。

3月に入って暖かい日も徐々に増えてきました。
そんな中でのペダリングは足が軽い(*´σー`)

・・・って思っていると大体「追い風」
大体ろくにトレーニングしていない足が調子良いなんて事は無い!!
先ずは「自分を疑え」←絵も同じ。
まぁ走っている河川敷の川の水面を伺えば分かることなんですが・・・Σ(゚д゚;)ドヒャー

3月に入って、さてさて何時なったら桜が咲くか?
そんな楽しみも込めてフラフラと試行錯誤で散策しています。

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梅の花は咲いています。
梅は香りがなんとも麗しい。


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桜はもう少し時間が・・・


そんな中で
「井上さんは自転車で散歩の日々・・・(働きもせず)良い身分ですね( ´,_ゝ`)」
なんて言われたことあります。

まぁ一見そう見えるのでしょうね・・・
(優雅に見える白鳥は水面下ではバタ足ですから(TдT))
そう言った方には・・・

(井上越道)「貴族」ですからヽ( ´ー)ノ フッ

と返しています。
(貴族の前に「貧乏」が漏れなく付きますが)

その「貴族」の自転車散策を「取材」と言いますが、それは画家(制作者)の視点。

例えば主婦が「自転車で散策する」←そうなんですか?健康???
対して作家は「自転車で散策して観察する」←観察した事柄を作画に還元する。


この観察する行為が「制作者」を向上させ、次の表現に導く事柄だと思います。


さてこの微細な「観察する」と言う行為。
一体どれくらいの方が見抜けるのでしょうか?

まず朝・電車で通勤して仕事して帰宅のサラリーマン。
今日の空の色は昨日とどの位違う色でしたか?
その雲の形は??今日は何処に季節を感じましたか???
答えられますか?
では外仕事の方にも同じ質問。
更に付け加えるなら「空気の色彩は?」とか「気候の匂いや時節の変わり目は?」
※これ以外にも多数観察する視点があります(|| ゚Д゚)

朝から夜までPCの前では理解出来るわけもない。
その一つとして同じ訳も無く変わる季節の色鮮やかな横顔。
ホントに微妙な感覚ですよね。

でも「それ」実際理解して形に出来ますか?
出来ませんよね(ヾノ・∀・`)ムリムリ


でも「それ」を形にして画面に構成する。


・・・それって、どれだけ小さな事柄を日々見つけるられるか?
(鋭利な感覚を研ぎ澄ませているか)
一丁一石では得られない・・・日々の観察の集大成です。

画家や音楽家って、生産性では「無駄」以外の何者でもない方々な訳です。
(それも重々理解していないといけません)
その無駄な贅肉が「普段気付かない贅沢」を感じさせる存在になった時。
それが表現者として作家たり得る存在に「羨望」と言う冠が付く時ではないでしょうか?


まぁ其れを形にする事の如何に難しい事か・・・


日進月歩であれこれと試行錯誤して「最高だ!!」と言う自己満足を目指す。
(飼われる養殖の魚では分からない感覚)

やっぱり経済は貧しくも自分で餌を得る「天然魚」でありたいなぁ~と(´∀`*)
なんか暖かくなれば「やる気」も沸々と沸いてきます。

あとは如何に形にして表現出来るか?

3月3日以降、まだまだ雛壇を仕舞えない・・・ような・・・
そんな大人子供な私は、やはり死ぬまで「絵描き」なんだと可笑しくなりますね。


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数学苦手な私が数字と睨めっこして、今週一杯で終わらせた確定申告。
毎年の事ながら、この面倒な作業は税理士に頼めれば・・・とか・・・
でも頼める程稼いでいないので・・・パチパチ電卓はじきながら堂々巡り(;´Д`)=3 フゥ
(嫌な事していると、息抜きに描く落書きの楽しい事(*´∀`)ウフフ)

そんな最中、先週17日は小布施ミュージアム・中島千波館で開催されている「ShinPA展」の展示準備とギャラリートークの為、長野は小布施まで行ってきました。

ちなみに当日は「雪&風」
(残念ながら自転車での散策は出来ませんでした(´Д⊂ヽ)

ShinPA展も卵展から数えて7年目。
久しぶりの長野駅から小布施までの道程は「今年も来たな」と言う、ちょっとした帰郷気分です。

当日朝寒い中、会場では成れた手順で展示が行われ、午後には順調に展示が終わりました。
(毎年展示場所などで揉め事が無いのは各自が大人だから?)

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各自であれこれ作業進行
・・・私も展示準備していますよヾ(゚Д゚;)ォィォィ

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昼は小布施名物の栗おこわ
 
夜は山田温泉にて久々の温泉を堪能し、遅くまで飲んで就寝。
(一人旅だともう少し落ち着ける・・・のですが=仕事)


さて展示会初日ですが・・・生憎の「雪」でしたので、午前中は大人しく館内で読書。

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メッチャ寒いわぁ~~

13時過ぎから小布施ミュージアム・中島千波館のロゴデザインの表彰。
(採用ロゴは私のデザインではありません)

14時からギャラリートークが始まりました。
・・・ちなみに副幹事二名と言うことで・・・司会(補佐?)を承りました(;´Д`)

質問内容は事前に準備して頂いてたので、それに沿って進めるだけなのですが・・・

あれ??ちょっとトークが・・・時間が!時間が無い!!

予定の一組10分程度が・・・15分・・・やべぇ・・・Σ(゚Д゚;)
それに中島先生のご意見も加われば、時間は延びる一方 Σ(゚Д゚;)アラマッ

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マイク持っている手が震えます(;´д`)トホホ…

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クリックで拡大
(しなくても良いです)

 
司会者として「話を膨らませる」のは簡単ですが、今回は「如何に話を切るかヽ(`Д´)ノ」
出品者の意見を聞きながらも、正直この1点しか頭に有りませんでした(∀`*ゞ)テヘッ
※さながら「紅白歌合戦の巻き」が頭の中でグルグルしていました。

また前にいると、全ての方の表情も見えるので「飽きてきてるなぁ」とか「ここで笑い入れるか?」など・・・
会場の雰囲気をあれこれ暗中模索。
今回の司会進行では時間通りに進行する「結婚式」の司会の方のご苦労が良く解りました。
まったく不慣れな進行役でしたが、良い勉強になりました。

当初の予定時間は大分過ぎてしまいましたが、来場して頂いた方からは「毎年ShinPA展は楽しみにしています」など
有り難いご意見も頂き、やはり作家は観ていただく事が仕事なのだと再確認。
(創作する事は再前提なので言うに及ばず)
また今描いている作品が多くの方に観て喜んでもらえるよう、何処に表現の焦点を充てるか?
これも新たな課題として乗り越えて行かねばと、心新たにする想いです。

5月中頃まで展示される「ShinPA展」
このShinPA展は4月のゴールデンウィークから、リンゴの花の咲き始める頃まで、御時間の合う方は是非足を運んで頂ければ幸いに思います。


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告知が遅くなりましたが「ShinPA!!!!!!展」が今年も小布施ミュージアムで開催されます。


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クリックで拡大
 
ShinPA!!!!!! 
2012年 2月18日(土)~5月15日(火)
2月18日(土)14時~出品者によるギャラリートーク

私(井上越道)もギャラリートークに参加します。
※お近くに在住・興味の有る方は是非足を運んで頂ければ幸いです。


昨年は「出来るだけ色(色彩)を抑える」と言う信念の元、その画面は白黒の簡素な世界を意識して制作しました。
しかし今年は四国の「しまなみ海道」をモチーフに「より色彩豊かな」校正を意識して制作しました。
(いわば「利休好み」から「金の茶室」と言った所でしょうか?)
また四曲の屏風(180cm~)に描いた自転車台数は20台!!!
巧く画面に配置するのも色々と思案した記憶が有ります(;´Д`)=3 フゥ

ただ20台描いてみれば・・・今度は100台以上の自転車を画面に・・・
そんな壮大な群像絵巻みたいなのも描いてみたいなぁ~(*´σー`)エヘヘ
などと、今もあれこれ考えています。
(創作すれば一体何ヶ月かかる作品になることか・・・)


今年の小布施は雪が深そうですが、当日の天気が良ければ折りたたみ自転車のTikitを持って散策したいと考えてます。
※風光明媚な自転車ロードがありますので( ̄ー+ ̄)キラリ

17日は搬入後に温泉宿に宿泊しますので、温泉大好きな私も今から楽しみヽ(*´∀`)ノ
(夜は余り飲み過ぎないように・・・)


美味しい栗と蕎麦&日本酒など・・・小布施の近くの方、また山田温泉などにお越しの際は、小布施ミュージアムShinPA展をご高覧頂ければ幸いに思います。


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雨男の私が望んでも、全く雨の「ア」の字も降らなかった昨今。
昨今は関東方面にも雨ならぬ「風花」が舞いました。

さて雨・雪が降ると、自転車には不自由ですが、美術館巡りには良い環境と言えます。
そんな中、知人達の展示とオランダの巨匠・フェルメールを観にフラっと。

吐く息が白い・・・

・・・マフラー&手袋の冬らしい格好をして「Bunkamuraザ・ミュージアム」へ。
雨の日、特に「冷たい雨の日」は通りの人手が少なく美術館巡りには良い。
大学院時代から平日の「雨の日」は混んでいる美術館を巡るには幸いと。
然るに雨の日は=美術館巡り。
傘を片手にフラフラとするのは、当時を思い出して楽しいものです。

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寒いので館内でゆっくりしていましたヽ(*´∀`)ノ

予想通り「フェルメールからのラブレター展」
思ったより来館者が少なく、休日なら眼前に拝めないフェルメールの3作品。
(3点だけですが・・・)

しかし・・・
確か・・・フェルメール・・・何度か観ているが・・・あ~れぇ??(感じ方が・・・)
眼前に時価なら100億円Σ(゚Д゚)と言う《手紙を読む青衣の女》
でも・・・私の方が魅力的な作品を創作できるのでは・・・とノ(´д`*)
暇を観て3回もグルグル(今回は狭い)ちょっと椅子に座って思考・・・

まず頭に浮かんだのが・・・
私が死後400年後、この様に各国で展示会を開き観覧者が溢れるのか?( ゚Д゚)ハァ?


・・・400年前の作家である「ヨハネス・フェルメール」
フェルメールの作品と確認されている30数点の絵画。(享年40歳前半)
年間2~3作品の遅筆でこれだけ評価される、歴史上・・・全く希少な作家と言えましょう。

ただ晩年は時価100億円の絵も、パン代も払えない為、パン=絵で取引されていたと。
(フェルメール本人にとっては馬鹿馬鹿しい話と思いますが・・・)
それでも当時思うがまま表現を探求し、絵を描く彼(フェルメール)は幸せであったか?
それはフェルメール自身に聞かなくては解りませんが、案外楽しんでいたような・・・
(友人の手伝いで解読書の挿絵など見てもε-(´∀`*)ホッ)
ワインを片手に話ってみれば、案外と馬鹿な話が出来そうだなぁ~と(夢想)

ただ・・・残すと言っても、11人の子孫を残す自信は有りませんが・・・
(フェルメールの子孫の存在は確認されていないのも・・・ミステリーΣ(゚Д゚))

この400年後、私の残した作品の前で、若い絵描きが同じように夢想に耽ってもらえるなら「作家冥利」なんですが・・・とか考えながら昼食。


その後、同じ研究室の方々の展示を観て研鑽。
(この雪の中で来る人がいるとは・・・っと=でしょうね(´∀`*)ウフフ)

なんか気分が良いので、関係ない画廊まで冷やかして、雨の街中をフラフラ。

こんな気温の低い、湿度のある空気は山形の大学時代を思い起こします。
(時々雪も恋しくなります)
・・・たまにはそんな空気感の中で、外から受けた感覚・思考をあれこれ遊んで整理して、また少しでも作品に還元出来ればと。

・・・と、プロントの暖かなコーヒー片手に一息( ´・ω・`)_且
(電車止まる前に帰りましたが・・・)


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今月14.15日の2日間ですが、京都の「ギャラリー祇園小舎」でグループ展が開催されます。

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ギャラリー祇園小舎
Breeze Garden(循環)そよ風の庭展
1月14日(土)12時~19時30分
1月15日(日)11時~18時


DM作品は出品をお願いされていた作品、他あと1点新作を出品します。
展示会場の画廊には色々と面白い方が足を運んで頂くと聞いています。
京都での展示は初めてですが、どの様な方がどの様に評価して頂けるか?
(井上越道)は会場には行けませんが、大変楽しみにしています。

新年始めに京都市内、市外と近い方は是非ご高覧頂ければ幸いです。


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ETSUDO
職業:
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趣味:
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