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『自転車』を主題に日本画制作をする作家Blog
新生堂で毎年公募している「新生展」
今回15回目を向かえる新生展に私(井上越道)の作品「登坂」が新生賞に選ばれました。

公募入選作品による「新生展」
2011年8月24日(水)-9月3日(土) 
11:00~18:00(最終日17:00まで)
日曜・祝祭日休廊
※現在24日、17時から予定の授賞式に私(井上越道)が出席します。

新生展は中島千波先生、千住博先生初め、多くの実績のある作家先生が選考委員に名を連ねています。
その先生方に見てもらうだけでも、新生展に出品する価値があります。
只この時期何かと重なる事が多く、毎年出品を見合わせていましたが、出品年齢の上限「35歳」が今年の為「ラストチャンス!」と思い出品させて頂きました。

また今回出品するに際し「公募展受け」するような作風は考えず、普段通り「自転車で感じたまま」を作品にしました。
(そう言った作品が選考されないのは重々承知で)

結果、栄えある新生展にて「新生賞」を受賞した旨を受けた時は、私自身が半信半疑でした。
今回の受賞により、また多くの方々に「井上越道の作品」をご鑑賞頂く機会が増えることは本当に有り難い限りです。

そして新生賞には副賞として、新生堂様での個展の機会を頂けること。
この個展でも多方面からのご意見を賜れる機会に巡り会う事を今から楽しみにしています。

改めて常々多くの人に支えられての「作家画業」
本当に地道に描き続ける事でしか「次に」繋がらない、「次に」続くように描き続ける。
必ず先が有るとは言えない「作家業」ですが、今を形にして次のステップに少しでも進めるよう、日々筆を進めて生きます。
是非今後の作品にも多いに期待頂ければ幸いです。


なんやかんやで気付くと8月。。。
今年もあと5ヶ月かぁ(゜Д゜)

巷では「節電」と騒がれているが、元々貧乏長屋の当家では万年節電。
その今年は扇風機が売れているとか?
扇風機は主戦力の当家では「今さら」感があります。
(エアコンの小まめな掃除などは当たり前です)

さて乾いた雑巾を絞るが如く。
そんな当家でも「節電」に対して行った事。

「グリーンカーテン」

良くヘチマで作っているお宅を見て「巧く作っているなぁ」と前々から思っていましたが、面倒なんで後回しにしていました。
(効果の程も分かりませんし・・・)

そんな中で「グリーンカーテンを作るぞ!」
としても5月初め頃、しかし巷も同じ考えからか「ヘチマ」の種が品切れ状態。
(苗などボッタくり価格で驚きました( ゚Д゚)ヒョエー
まぁ元々ヘチマで造る気は無く、絵(モチーフ)にもなる「朝顔」で造ろうと。

5月末頃、種を買い込み発芽作業から現在。
目が出て、鉢植えをし、伸びた蔦を先導していて思った事。
「植物も人間と同じだなぁ~」と。

asa6.jpg → asa5.jpg


asa3.jpg
何でこんな下で咲くかなぁ~(ノД`)シクシク

発芽の早い優等生から、全く目の出ない手の掛かる駄目種。
蔦を伸ばすが花を付けない奴から、さっさと咲いて泣かず飛ばずの奴まで様々。
30近く種を植えて、でも成長は十人十色。
まったく、、、これ人生見ているみたいで面白い。

asa2.jpg


asa1.jpg & asa4.jpg
花の色も十人十色

肝心のカーテン効果ですが、朝顔の葉がどうにも大きくならず、カーテンにはほど遠いですが、毎朝幾つか咲く花を見て和む日々。
夕刻咲きそうな蕾を見つけ、翌朝アトリエに入り咲いている朝顔を見つけると和みます。
また朝顔はほぼ一日限りの花。
花は次の日には萎み、2~3日で無くなります。
実に儚いが、それが妙に日本の夏っぽい。
(線香花火のような感覚でしょうか?)

カーテン効果は期待出来ませんが、日常に花が有る生活は実に優雅ですね。

残暑厳しい季節柄、朝顔はもう少し楽しめますが、来年は今より巧く造りたいものです。
(既に2~3苗から種も取れましたので)

※ホントは朝顔では無く「昼顔」がカーテンに向いているとの事。



「最近自転車乗っていますか?」

その様な事を聞かれました。
・・・えぇ、乗っていますよ。(制作の延長みたいなものですから)
・・・正し!涼しい夕方からですけどね(^_^;)
(日焼けしたくないので)

そりゃ日中、暑い中をガチ漕ぎで走ったら熱中症になります。
昼は大人しく、制作に励んだほうが身の為です。

さて日々の相棒自転車の「tikit」
旧来の相棒ロードがフレーム故障で、昨今はもっぱらtikitをメインに走っています。
そのtikit、目標の構成に組み上げ(大体・・・)完成形となりました!!
(一体幾らマネーをつぎ込んだことか・・・)

何を変えるか、簡単には「炭素繊維化(カーボン化)」
シートポスト、ハンドルを炭素繊維(カーボン)にして計量化&振動吸収性を上げました。
シートポストはイタリアメーカーの3T(Dorico Team Carbon)

609f0d08.jpeg → 36603bb1.jpeg

7015b448.jpeg
装着後はこんな感じ
赤のラインが良い感じです

 
シートポストを炭素繊維にする事で「路面からの突き上げ」が大夫緩和されました。
(細かな微振動を消す効果があります)

ストレートハンドルも同じくカーボン(炭素繊維)の3T(Xida Team Flat MTB)

35eae0d5.jpeg → 212a6f5b.jpeg 

8290f68e.jpeg
 
またそれに合わせてステムも3T(ARX Team Alloy)の剛性の高い形状に変更。
これでハンドル周りが「ガチッ」として、少々乱暴に振り回しても安心です。
(ハンドルも炭素繊維化で手に伝わる微振動を軽減します)

あと細かい所ではKCNCのクランクボルト&バーエンドをドレスアップ(計量化)
メタルな赤をチョイスする辺りは、まぁ見栄え重視ですね。

dc8e3c6a.jpeg & be1e55ce.jpeg


あとペダルは普段乗りに「三ヶ島MFー7」の折りたたみペダル。
前作より滑り止めが向上していて流石メイド・イン・JAPAN!!

pedaru.jpg 折ると→ pedaru2.jpg

良く回るベアリングの精度は日本企業の物作りの誇りです!!


使用を変えてから、早2ヶ月程。
その乗り味は格段に良くなっています。
特に炭素繊維化した部分は手の痺れ、サドルの突き上げは効果的に緩和され、下手なロードより乗り味は良いです。
今では当たり前のように使っていますが、たまに段差に乗り上げたり、ちょっとした悪路に入っても「♪♪~v(´∀`*v)な位快適。
この構成のtikitは長年の自転車乗りの私から見て不満点がほぼ無し。
個人的な使用ならこれ一台でカバー出来ています。
(レースなどは話が別ですが)

しかし・・・改めて見ると殆ど部品を交換してしまったMy.tikit
殆ど手を入れ尽くした感があります(∀`*ゞ)テヘッ

d16db559.jpeg
後はタイヤをスリックにする位かなぁ・・・

でも・・・これなら「初めからフレームだけ売ってくれ!!」と・・・
・・・あれ?これって結局ロードのフレーム買いと変わりませんねΣ(; ゚Д゚)

さてこの新たな相棒を率いて、来月は四国に乗り込みたいと思います。
(天気が良ければ良いなぁ~と)



昨日は佐藤美術館で開催されている「ShinPA!!!!!展」のギャラリートーク。
先週からトークショー続きです(´∀`*)ウフフ

さて15時から始まったトークショー・・・
今回は出品者の阿部さん&金木さんの司会の元、中島先生を交えての対談形式。

d9aa5c05.jpeg
何故が私の作品がバックに・・・

トーク内容は作品主体では無く、良い意味での「雑談感=作家性」がトークショーの敷居を低くしていて、来場者の皆様には聞きやすいのではないかと?思います。
(この辺りの心見は阿部さんらしい)

私達の組(大体3人くらいで)は森田さん、小柳君の「空想系?」作家組。
大体一組15分で回すように言われていたので、一人辺り5分程度か??
この3人の中では年長なので、出来るだけ若い作家に話しを回すよう心掛けましたが・・・
出来るだけ「短く」を心掛けた為か、回答が少々淡泊だったかなぁ~
・・・とも反省しています。
(質問内容は大変面白かったですが)

b72a34ae.jpeg
何故か和装(作務衣)での出席!!
でも涼しくて良いんですよね。

 
あと・・・何時もトークショーの時、一番気を付けている事があります。
それは「マイク」
(井上越道)は通常の音量(話し)が大きいと言われる大音声!
更に「声が良く通る」と言われる事も屡々あります。
(声優?演劇経験者?など聞かれる事も(;´Д`)アウ...

その様な人がマイクを使うと・・・応援団??
音量調整・・・小では聞き取りづらいし、大なら爆音!!
ううぅ~~ん音量調整・・・困る、実に困るヽ(д`ヽ)
ホント毎回この「マイク」の使い方が悩み何処です。

でもトークショー後の懇親会で、お酒が入れば何時もの「爆音」で話していたのでしょう。
(お酒入ると本人が一番分からないのでヽ(*´∀`)ノ

ギャラリートークの際には佐藤美術館・館長の立島様も、今後のShinPA展に期待とご尽力を頂ける旨を伺い頼もしい限りです。
あとはどれだけ良い作品を作り発表するか。
今までの体験とアイデアを固めて、更に面白いものを作り出すよう頑張らねばと心機一転。
暑さに負けず、少しづつ前に進めるよう、次回の展示もご期待頂ければ幸いです。



昨日は日本橋三越で華波の会ギャラリートークが行われました。
正直久々のトークショー・・・(´∀`*)♪♪♪
でも、まぁ人前で「自分の作品について」話す事は毎回楽しみでもあります。
(段々レパートリーが決まってきた感もありますが・・・)

さてこの華波の会のトークショーは対談形式が2年前?くらいから取られています。
今回の対談は初参加の加藤ゆわさん。
加藤さんは大変精力的な作家で、一見大人しい感じですが常に筆を動かす努力家です。

加藤さんからの質問で幾つか話をさせて頂きましたが、やはり・・・と言いますか
「自転車を描いている日本画家」は皆さんにとっては珍しいようです。
私からすれば、花や風景を描くのも、自転車を描くのも全く同じなのですが・・・
質問には「何故自転車と言う存在を描き始めたか?」
その原点についても少々触れさせて頂きました。
(まぁ面白いかは別として(ノ´∀`*)

また今回の展示では何やら良い評価も幾つか聞かせて頂きました。
・・・やはりやっている事に間違いは無い。
そう実感すると共に「制作した作品を展示し人の評価を受ける」
その事の作家性を再三改めて実感する良い機会になりました。

2011hana.jpg
ホントに作家は作ってなんぼ。見てもらってなんぼ。


最後に三越の美術部の方から
「作品を購入して頂く事は、作家の成長を期待すると共に描き続ける義務がある」
「それを途中で投げ出す事は無いよう、期待して頂いた方を裏切らないように」


全く仰るとおり。
齢35年生きてきて、些少ではあるが、その期待を十二分に背負って描いている。
あとはトークショーで言った様に「世界一の絵描き」に成るだけです。
今後も私の作品を楽しみにされていた方々、どうぞこうご期待を頂ければ幸いです。


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