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『自転車』を主題に日本画制作をする作家Blog
季節の変わり目、(秋?)風邪に悩まさせたこの一週間。
思考は覚束ず、鼻水ジュルジュルの辛い日々。
その傍らに何時もいたのは「ティッシュペーパー」
この一週間、こいつ(ティッシュ)は手放せない最高の友達。
※おかげ様でお鼻はトナカイ状態です(´Д⊂

筆を持てない、描けない不満を胸に、ようやく布団から這い出て…このBlogにも記載が出来る状態に。

しかし悪い流れと言うのか・・・先月半ばから、どうにも「絵描く」ことが上手くいかない(;´Д`)

先月は自転車乗りの「観戦」では、国内最高の楽しみ「ジャパンカップ」
また今年初めてのツール巡回の「さいたまクリテリウム」
これらの取材チャンスも台風の憂き目に合い、観戦出来ず…どうにも消化不良気味。
※雨中の自転車レースは選手を見ている此方も辛い(;><)


それでも調子の良い振替休日の4日、国内最大の自転車展示会「サイクルモード2013」
最終日の3時間前なら・・・と幕張まで足を運ぶことに。
※今年は連休に引っかかりましたね(;´∀`)

さて今回のサイクルモードは出展数も減り「どうしようか?」と思案していましたが・・・
何か消化不良の「心の塵」を払う意味と、最近困っている「自転車サドル」の剪定も含めて見学に。
雨の中、狙い通りと言いますか…最終日の終わりは人が少なくて…少なくねぇ~(# ゚Д゚)

幕張についた時は雨上がり


まぁ自転車試乗は脇に置いて、海外メーカーから順番に見学。
※以下写真多めにて、暇な時にでも覗いて下さいm(_ _)m


PINARELLO(ピナレロ)はチーム・スカイにモビスターと今年のツールを席巻した自転車の数々。
モビスターのキンタナ選手はクライマー(登りが得意な選手)として久々に楽しみな選手です。


PINARELLOと共にイタリアを代表するメーカー「DE ROSA」
このチタン製自転車はお値段・・・1,500,000円以上 アワ((゚゚дд゚゚ ))ワワ!!

(以下・小さい画像はクリックで拡大します)

 
溶接と塗装の仕事が丁寧な仕上がり。
配色然り、ロゴデザイン然り、こう言った所にイタリア職人の気質が見えます。


さて肝心のサドルなんですが、まず私が愛用しているイタリアブランド「フィジーク」
 
ブランドデザインに堅実な物作りで展開している所は好感度大。
この溝付きってのは過去に発表されてましたが、今回は溝が深くなっているような??
昔、溝付きも試したのですが、私のお尻には効果が認められず(´・ω・`)
ちょっと気になりますが・・・次に移動。


セライタリアは老舗のサドルメーカー。
実は初めて乗ったロードレーサーのサドルは「セライタリア」なんです。


個性的な穴あき、なんの意味があるのか分からないサドルも・・・
セライタリアらしい(?)


これは?相撲取りの方専用のサドル??

セライタリアのブースでは「サドルの実測」をしてくれるサービスがΣ(゚Д゚;)
サドルメーカーのプロが専用機で最適なサイズを出してくれる。
この嬉しい仕様に・・・
めっちゃ人並んどんるやんけぇΣ(゚Д゚;)

あと今回勉強になったのが「女性もサドル選びに悩んでいる」こと。
実際このセライタリアの列の半分以上が女性。
実は・・・私は正直、女性は付いていないのて、股(サドル)痛くならないのだろう(ノ´∀`*)
・・・と思っていましたが、とんでもない勘違いでした。
※列に並んでいる方々から聞こえる「お困り」の数々(´ヘ`;)


革サドルなら、その第一人者「BROOKS(ブルックス)」
巷では、革を体型に馴染ませ「育てる」サドルとして聞き及んでいます。
こう言った所は好きなんですが…でも2~5年かかるってのは、、、どうにも(´ヘ`;)
あと革製品なので「雨に弱い」ってのも気になる所。


サドルの側を交換できるものもあれば、穴あき革サドルに二股サドル。


カラーバリエーションも豊富なもの、たわむサドルまで・・・人の好みは千差万別。


・・・でもこう言った派手な色合いのサドルはご遠慮しますがね(ノ´∀`*)


後は絵描きの目線で面白そうなもの。興味のあるものが(∀`*ゞ)
※かなり制作側の目線でってこと(´∀`*)

ちょっと写真が悪いのですが、全てチタン溶接で仕上げた自転車。
※これは実物見ないと凄さ半減

ちょっと溶接に詳しい方なら「チタン溶接」が如何に難しいか?
その難素材をここまで形にするとは・・・日本の職人は凄い(;゚д゚)


ARAYA(アラヤ)は昔からランドナー(旅行自転車)制作に真摯に取り組んでいる会社。
堅実であり、しかし新しい所もあり、今なおランドナーは温故知新。
最近はカーボン等の最新素材より、こう言った「古き良き自転車」ってのに惹かれます。


革バックは非日用品と思いますが、レトロ車には使い込んだ革製品が似合う。


そして私が今一番心惹かれているのが「メッキ(鍍金)」

PINARELLOも良き昔の自転車も作っています。(後ろのシルバーがメッキ仕様)


ラグ(繋ぎ目)メッキなんても粋で良いんですよね(*´∀`*)


フロント【前】ホークのメッキ仕様。乗る人が年配の方なら派手さも渋さ??

昔は「高級自転車」に、また装飾性と塗装のアクセント。
メッキも塗装の1つとして使われていましたが、此処最近はお目にかかる機会が少ない。
昔めっき職人の方に聞いた所、メッキは無茶苦茶「電気食い」とか?
また美しい均一なメッキは、やはりそれなりの職人技があるのだとか。
(電流の流し方1つで波線や割れが出るのだと)
塗装としても十分強い皮膜に防錆性、しかし現在の塗装(塗料)技術の向上で、出番が少なくなったとは言え・・・こう言った装飾性も無くなってほしくないんですよね。
古い技法で描いている「日本画家」としては(´∀`*)


(今年は出店数が少ないとは言え)あとは気になるメーカーを覗いて行きます。
やはり日本最大の自転車メーカー「SHIMANO(シマノ)」は外せません。

特に気になったのが、このロード用のディスクブレーキシステム。

流石油圧ブレーキはMTBで培ったお家芸。
完成度はSRAM(スラム)より良い気がします。※贔屓目??


ブラケット(握り)が少々ゴツいのがディスクブレーキの問題点。
しかし握ってみて、それほど手に余るわけでもない。


ディスクブレーキって・・・実は余り好きではない(MTBのようで)のですが、、、
下りの制動力、雨の日に高い制動力が欲しい意味では、これも1つの選択肢。

間違いなく、今後のスタンダードになるコンポネート。
 
順次他のメーカーも続いてくることでしょう(*´ω`)

あとシマノブースで実演していたメカニカルなフィテング講座。

機械を使って簡単に体型に合った「最適なポジション」を素早く出す。
これ・・・昔なら何日かしてデータが出たり、自転車屋の経験から測定していたのが
こんなに早く便利に使えるなら、もうポジション出しに迷わなくて済むヽ(゚∀゚)ノ
・・・ええもん作って来ましたねシマノさんヘ(゚∀゚ヘ)オネダンハ?

あと少々アパレル関係を。

私も愛用しているツーリングシューズにオルトリーブのバック。(この色は新色)
しかし今年は蛍光カラーが流行りになりそう・・・な感じ。
まぁこう言ったビビットカラーも黒・茶・白の自転車アパレルには必要。
※対向車の視界対策にも派手目の色は良いと思います。


最後は試乗ですが、今回はいいかなぁ(ノ´∀`*)・・・と思いましたが3台ほど。

毎年「都内・画廊周り用」に考えているキャリーミー。
※お値段が1万円ほどアップしているよぉ( TДT)

その理由はハンドルの新成形と後ろのドラムブレーキ。
さて乗り味は如何なものか??


・・・ほうほうって・・・ヮ(゚д゚)ォ!
良いんじゃない?毎年剛性上がって走りやすくなっている。
まぁ8インチタイヤ、テクニカルな点は乗り手に委ねる所が大きいのですが・・・
※初心者の方(ママチャリ専用)にはお薦め出来ません


あとは地元静岡、浜松の会社が作った4輪電動自転車。
まぁ面白いには面白いのですが・・・サスが無いのでカーブが怖いΣ(゚Д゚;≡;゚д゚)
後輪が浮いて、これはまだまだ改良の余地があります。

さて3時間見たし・・・そろそろ帰るかと思ったら捕まった「GOKISO」
このメーカーはホント、、、凄いんですが(お値段も(((( ;゚д゚)))))

 
暫し新作の作り込みの話、苦労話を聞きながら試乗。
・・・まぁGOKISOさんのハブ(ホイール)には、もう言う事なし(*´∀`)
それより更に良い物、向上しよう!!って社員の皆さん!!!
それが「日本の物作り」職人魂は良い物には宿りますね・:*:・(*´∀`*)・:*:・
しかし・・・私もそれ相応のハブ&ホイールを使っていますが、この造り&精度。
一度GOKISOの工場見学行きたいものです。(名古屋の場所遠いよ(ノД`))



さて足は少々重いのですが、十分造り手の面白さは楽しめました(∀`*ゞ)


帰りの電車に揺られながら・・・
これだけ日本には、まだまだ「面白い」ものを創る人達が沢山いる。

ホント何かを創造し、創作する。

でも・・・やはり自分が造りたいものは自分でしか出来ない。
そう考えると・・・自分にしか描けない最高の絵って考えれば・・・考えるほど・・・

こんな面白い事を一日でも休みたくない。゚ヽ(゚`Д´゚)ノ゚。
風邪でなんて・・・寝ていられねぇヽ(`Д´#)ノ



さて風邪も8割方良いし、また明日からバリバリ「日本画家」楽しめます。
※その前に掃除機かけ&衣替え。






「保険」と言っても「自転車事故」ってのは十二分に気をつけてつもりですが・・・

ただ何時もの様に自転車で走っていると・・・
困るのは「右側」の車道を『逆走』してくるお母さん。
特に前後にお子さんを乗せて、フラフラと対向車線に向かってくる姿は「凶器」の一言。
※こちらは道路交通法を順守して走っているので良いのですが・・・しかし・・・

「もし・・・倒れて子供が後遺症なんて・・・」

・・・と考えて左に避ければ、相手も左に向かってくるΣ(゚Д゚)
オイオイ!! お前はホーミング(追尾型)ミサイルか!!(#゚Д゚) !!
って右に避けると・・・右に向かってくる(´д`)
もう勘弁して下さいって言いたくなる、都内の自転車事情。
※最近は一時停止してやり過ごしていますが(´Д` )

IMG_5836.jpg
一度子供乗せ自転車、操作させてもらいましたが・・・
今のお母さん、前後に子供乗せって・・・本当に腕力強いのですね
(筆&鉛筆の私より力持ちです)
ただ・・・ブレーキがドラム式ってのはメーカーさんどうなの??
ホントはこう言った自転車にこそ「ディスクブレーキ」でしょう??

 

その日々に目にした「自転車事故・賠償金9500万円」
母親驚愕「息子の自転車事故の賠償金9500万円」の“明細”は…

自転車事故で1000万円以下の事例は、何度か目にして来ましたが…1億円近くΣ(||゚Д゚)
はぁ~こんな事例が出てきたのか…と
ある意味、この様な金銭的な事例が出たことで「自転車=車両」と言う認識に一番効果があるのでしょうが(;´Д`)=3 フゥ

前には車両整備不良(自己責任)で、フロントフォークが破損=半身不随と言う自転車事件から「2年に一度は車両整備」
そう言う考えが「少し」ではありますが認識されたような…気がしますが・・・
これを機会に「自転車にも自賠責」って保険に目が行く良い機会です。
※自動車は整備して自転車が整備しなくて良いは??どうなのかと(;´д`)

私も過去『自転車保険』は何度も検証して来ましたが、当時「これは良い」と言う自転車保険がありませんでした。
ただ今回のことを受けて、両親から「貧乏人(私)ほど保険に入れ」って催促もあり(´д`)
再度検証して入った自転車保険がこちら

エアーリンク総合保険センター
自転車の責任保険(交通事故傷害保険)
http://bicycle.sougouhoken.jp/index.html

こちらも参照に
自転車保証.com
http://www.eddiebcyclingworld.com/#mc



まず保険を考える上で、基本的に「何が必要か?」
保険とは「高いお金」を払えば、より良い保証を受けれますが、独身&個人営業を鑑みて「必要過多」の保険は必要ない。
それを念頭に考えて、まず相手に対し「一億円」払える保証が最大の選択理由。
家族損害は必要無く、個人自賠責・保険料が月額300円ってのはありがたい。
※私が交通ルールを守っていれば一億円はありえませんがね( ´,_ゝ`)

因みに私の考える『保険』の基本ってのは「他人様に迷惑かけない」ってのが、私の場合の大原則。
※火災保険も自宅より他人様のことを考えて入っています。
逆に自分に対しては独り身。死亡保障など一円も必要なし。
「入院費幾らなんて」のは、個人営業の画家は入院=臨時休業なんで許されませんので(´Д⊂ヽ
※入院しても勤め人と違って一円も出ませんので…

しかし「転ばぬ先の杖」保険を考えるのも大切ですが、保険以前にやらなければいけないこと。
それが「交通ルール」『ガチッ』に守ることが最重要事項です。
親御さんも「ヘルメット装着」は勿論、車道の左側通行、前後のライトの点灯に手信号。
※右側行くなら下車&手押し=歩行者になる。
そしてきちんとした定期的な「プロの」自転車整備。
※イヤホン&携帯いじってなんてもってのほかです(# ゚Д゚)

後は周りを良く見て、子供&老人の側は減速。

これから益々熱くなって「ナイトラン(夜間走行)」が増える日々。
十二分に周りを気にして、早期点灯、安全走行。
私は事故に巻き込まれて(巻き込まないように前後左右確認)お金払う以前に、ルールを守って「楽しく」自転車と付き合って、日々を楽しく過ごしていきます。

IMG_5838.jpg
今は16時から17時が走りやすい時間帯
日の入りも18時遅くと、点灯は早めを心がけています

 
※自動車保険や火災保険等、自分の保険を見なおしてみると、自転車の事故保証がある場合があります。
※自分に必要な保険はご確認を


PC環境の再設定の為、半月ほど更新が滞ってしまいました。

新たなPCを組み立てる為・・・
予算内でのパーツ構成を決め、新規に組み込み、ただいま調整が80%ほど。

細かな調整が付き次第・・・
また7月からBlogの記載をしていきます。

しかし・・・新しいPCを組んでみて、現行のシステム構成に「浦島太郎」の気分です。
※この辺りの記載もまた機会をみて

あと巷で不評のOS「WIN8」
今回仕方なくOSも更新しましたが・・・
(正直8.1まで待ちたかったのですが)
思ったほど悪くないってのが、まぁ今回の一番収穫です。








前回は「セラミックボール」のベアリング(資質)を色々と記載しました。
そのベアリング2週間待ちの間「自転車に乗っていないのか?」
そう問われれば「サブ自転車」でお茶を濁していました。
※2週間も自転車乗り&制作出来ないって・・・ノイローゼになりますよ(´ヘ`;)

サブ車はBD-Frog(旧タイプ)


30147ec8.jpeg

これも大学院からの10年からの相棒・・・都内散策には良い自転車です


 
コイツも散々お金を使って、不満な点は各所に手が入っていますが、、、
ただ、この自転車の「根本的な不満」が数カ所あり、今のtikit購入に繋がっています。

さて2週間BD-Frogに乗って、思い出す「根本的な不満」「フロントサスペンション」
こう言った街乗りの自転車に「フロントサスペンション(以下FS)」は本当に必要か?

FSは「路面の振動を吸収する為」の構造ですが・・・
乗っていても、細かな微振動に対し「力が逃げる」って感覚があります。
※力が吸われるってのが正しい表現かもしれません。
特にダンシング(立ち漕ぎ)の場面ではあからさまに進みません。


私の様なものは「簡易FS」ですから、プロ使用ならどうなのか?
 
知人に高級MTBにFOX(レース仕様)のFSを装備していた方がいますが・・・

middle.jpg
※この様な性能の高いFSはサスペンションの強弱が付けられます。

その方に「街乗りにFSってどうなんですか?」って聞いた所・・・
「ガッチガチに締めて(FSの調整は)殆どリジットです」って笑い話。


また先日某大手家電メーカーの自転車売り場で見かけた「子供用MTB自転車」
このFSの精度・・・自分でも少々動かして確認してみましたが(;´Д`)
子供自転車にもフロントサスペンション(FS)
必要性&安全性から・・・もう笑うしかありません。
この構造と精度を知らないか?
「なんちゃってFS付き」を買う親の知識が知れます。
※まぁこんなものなのでしょう?自転車知識=残念(;´Д`)=3 フゥ


さて「そんなFS嫌いなんですか」って問われれば
「自分の身体にフロントサスペンション(FS)があります」って言いたい。

私の「身体」のフロントサスペンション(FS)は・・・

①肘と手首&膝でショックを吸収する(舗装路はこれで事足りる)
②ハンドルの素材を振動吸収性の高い物に変える。
③突き上げがあるならタイヤを太い物に変える。

・・・それでも突き上げがあるなら(どれだけ田舎道なのか)
④シートポストをサス付きにする。

また其処までしてサスペンションを欲しいってのは「舗装路」ってことはない。
※それはもうトレイルレースなんですか?

結局舗装路の行き届いた「日本のインフラ」の前ではFSは重装備(必要多寡)「走行技術不足」なんですよ。
※格好いいと言うビジュアル重視は自己満足で良いですが。
それに長年のロード乗りとしても、舗装路にFSは「意味なし」って持論です。


私も何度も失敗を繰り返し、自転車を弄って調整してみて分かっていること。
(体感と実技と経験の上での話です)
その飽くなき欲望、自分の探求心、その様な知識が「自分を守る(向上させる)」


そう考えると「好き=知識」って探求心に日々思考を巡らせる。
その時間は「自分にしか出来ない」最高の贅沢って思います。
※億万長者でも「好きな時間が少ない」ってのは最大の不幸って思います。



(言葉使いは悪いが)この方の話が、私の言いたい事を代弁しています。
※8分辺りからオススメ

前にあった某ブランドの安MTBの事件は
「知識=安全」の再認識をさせられました(´ヘ`;)
(自分で整備出来ない方)
一年に一回は自転車で点検を(´∀`*)









 
整理整頓(片付け)をしていても、制作と自転車は「前輪と後輪」の関係。
車輪一つで走れる「自転車」は世界の何処にもありません。
※一輪車ではないので(´∀`;)

さて制作の合間、整理の合間に我が愛車を整備し磨き、その姿を見つめる時は至福の一時。
その造形の美しさは、下手な女優など足下に及ばない「造形美」
リア(後ろ)から見る車体の色気(?)は「見返り美人」の様に見えるのは画家の性でしょうか?

IMG_5661.jpg
日が延びているのは嬉しいかぎり
(梅雨前に楽しまないと)
 

その我が愛車tikitもドロップハンドル化をして、手を入れ尽くした感があります。
只・・・・日々乗っていると「見えてくる」ものがあります。
※道具の意志も体感で感じる=これも五感が研ぎ澄まされている証拠ですが(´∇`)

この「見えてくるもの」ってのが、毎日乗っていると分かる「極微細な感覚(違和感)」
今回その微細に積もっていた不満が「BB(ボトムブラケット)」の回転の渋さ。
愛車のtikitに圧入しているBBはシマノ最高の7800シリーズ(*´σー`)なんですが・・・
・・・ただその動きの渋さは(;´Д`)
※これも防水性と回転性の関係がありますが=これも勉強して分かりました。

そこで「回転を良く(軽く)するなら」とあれこれと調べると『自転車』「どの部品」で回転しているのか?
※まだまだ勉強する事が多く、色々と分かってくることがあります。
回転=ベアリングって所に理解が及び、自転車を分解して・・・部品一つを見つめてみると・・・
改めて素材と精度など、不勉強故に学ぶことが多々あります。

IMG_5625.jpg
デジタルノギスにして正解!!
フロントは2個のベアリング
リアは4個のベアリングと正確な大きさを測っていきます。
 

さて・・・より回転良くするするなら?・・・高品質のベアリングに交換??
「性能の良いベアリング=セラミックボールと言う(悪魔の)フレーズが頭を過ぎります(;´Д`)
※実は過去にセラミックボールに改変(改造)も心見てマスが・・・・
その効果はどうなんか??ってのは実感にありました。



今回もその効果は半信半疑ですが・・・
ただ今回投入した「ENDURO "ZERO"」と言うセラミックベアリングは、あのツール&ヴェルタ王者の「アルベルト・コンタドール」も私用していると言う一品。
その効果を期待しないのは「自転車乗り」なら無理ってものでしょう。

ただこのENDUROの最高級「ZERO」を購入するに辺り、大変困ったことが。

それは・・・日本で扱っている業者が殆どありません。
正確には「多少」ありますが・・・そのお値段たるや・・・・ォオー!!(゚д゚屮)屮

さてさて・・・どうしたものか?(´ヘ`;)

しかしこの様な「好きなこと」の探求に、私は労力を惜しみません。(作画と同じ)
※時間が「好きなときに」使えるのは「自営業」の自立した強み( ´,_ゝ`)

「ZERO」グレードを安く入手する方法は無いか??
と・・・夜な夜な探索して見つけたUSA(本国での)の取り扱い業者。
お値段はUSA$(ドル)で国内でZEROグレードを売る業者の1/3以下の値段(゚Д゚;)
でも・・・立ち塞がる「全てEnglish(英語)」の取り扱い(HP)Σ(´∀`||;)

英検4級も受からない「英語オンチ」の私が一生懸命に訳分からない英サイトを翻訳して(この辺りが好きならでは)なんとか・・・注文までこぎ着け・・・
(ホントに来るのかよ・・・って不安は120%)


・・・まだ来ないか?・・・・まだか!!・・・・・騙された??・・・と思いならがら(; ・`д・´)

二週間後に遙か遠くUSAから届いた「セラミックボールENDURO "ZERO"」

sera1.jpg
USAから待つこと2週間
本物のmade in USAのZeroベアリング


さて・・・この待ちに待ち焦がれたベアリング。
さぞ・・・・「スルスル」と回るはず・・・って指でなぞってみると・・・

「全然回らねぇ~~~~~ヽ( `皿´ )ノ」
 
・・・これ中華物のパチモノってオチか(実際ある話なので)
ってシールを外して中身を確認してみるも「G3」セラミックボールがしっかり入っています。

sera2.jpg
左がグリスを洗ったもの
右が初期(グリスたっぷり)
グリスを取ったセラミックベアリングは「スル~~スル」
 

・・・・では一体何が問題なのか?
※その問題を調べるのが「楽しい」っては時間と心に余裕がある証拠。

調べると「グリス(潤滑剤)」「使用用量」ってことが分かりまして・・・
これを「自分で」『何度も』実験して、一番良い状態に「成る程」となるまで試すのは「絵を描く」のと同じ。

sera3.jpg
今回使用したのはフィニッシュライン [FINISHLINE]のエクストリームフルオロ
少量でも高い( TДT)
専用のグリスを使って、用量を調整してのセラミックボール。


さて組込工具まで「自作」して正確に打ち込んだセラミックベアリング。
この辺りの苦労と工賃を考えると・・・凄い節約なんですが(;´д`)
今回改めてプロ(自転車屋)の技術力と苦労が良く分かりました。
※逆に自分で行ったからこそ、下手な自転車屋の見分けも出来ますが( ´,_ゝ`)


IMG_5650.jpg sera4.jpg
(クリックで拡大)
左がセラミックベアリングを打ち込んだBB(ボトムブラケット)
右の様にクランクを付けると見た目は分かりません

IMG_5656.jpg
見た目分かりませんがZeroベアリング入っています( ^∀^)
ENDURO "ZERO"○○とか☆☆とかの有名メーカーの高級ホイールに使われていますが・・・
そのホイールのお値段・・・30万円とか50万円~~Σ(゚Д゚;)
(まぁハブやスポークの性能もありますが)
 


さてさて・・・「ENDURO "ZERO"」を組み込んた我が愛車tikit。
組み込んでから、1ヶ月程試走をしていますが・・・
その効果「1000㎞走れば『40mは違う』ってフレーズはどうか?と思いますが・・・
疲れた足の時に「なるほど・・・」となる瞬間があります。

特に私の弱足では「24~26㎞」辺りの平均巡航が楽になった印象があります。
あと追い風に「チョイとガチ漕ぎ行くぞ!」ってなる瞬間に「行こうぜ!」って、伸びのある加速(反応の速さ)はベアリング効果があるように思います。

只、普通の方(自分で整備出来ない)にはセラミックベアリングはお薦め出来ません。
この様な「精緻」な部品ほど『自分で』整備出来ないと『最高の』パフォーマンスが出ませんので。
※雨に注意して2000㎞位でグリスアップしないといけないので(´ヘ`;)



あと今回の事は一見(社会的)すれば、お金と人に任せれば「短時間」で確実に済むこと。
でもそれ(人任せ)だと「何がどう変わり、どの様になったのか」
それを知るには、一見無為と思う時間を使い、その行程で何度も失敗して、あれこれと工夫して、また失敗を繰り返し行う「自己研鑽」こそ、実は本当に面白いことなのだと・・・
※逆にプロのスキルにお金を払う(もらう)ことの意味も分かります。

結局、絵画も自転車も『好きな事』「自分で」「楽しんで」工夫し勉強して、何度も「トライ&エラー」を繰り返す。
その繰り返した失敗も含め「面白い」となるまでやり尽くさないと全く楽しめない。

改めて「好きな事」を「好きなだけ」探求して生きている自分にこそ「最高の楽しさ=表現」が出来るのだと・・・
そのペダルの一漕ぎ、ホイールの軽さに人生の「楽しさ」を実感しています。
※嫌々仕事(?)して只生きている方には生涯分からない感覚ですね。





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ETSUDO
職業:
日本画家
趣味:
自転車と作画制作
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