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『自転車』を主題に日本画制作をする作家Blog
整理整頓(片付け)をしていても、制作と自転車は「前輪と後輪」の関係。
車輪一つで走れる「自転車」は世界の何処にもありません。
※一輪車ではないので(´∀`;)

さて制作の合間、整理の合間に我が愛車を整備し磨き、その姿を見つめる時は至福の一時。
その造形の美しさは、下手な女優など足下に及ばない「造形美」
リア(後ろ)から見る車体の色気(?)は「見返り美人」の様に見えるのは画家の性でしょうか?

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日が延びているのは嬉しいかぎり
(梅雨前に楽しまないと)
 

その我が愛車tikitもドロップハンドル化をして、手を入れ尽くした感があります。
只・・・・日々乗っていると「見えてくる」ものがあります。
※道具の意志も体感で感じる=これも五感が研ぎ澄まされている証拠ですが(´∇`)

この「見えてくるもの」ってのが、毎日乗っていると分かる「極微細な感覚(違和感)」
今回その微細に積もっていた不満が「BB(ボトムブラケット)」の回転の渋さ。
愛車のtikitに圧入しているBBはシマノ最高の7800シリーズ(*´σー`)なんですが・・・
・・・ただその動きの渋さは(;´Д`)
※これも防水性と回転性の関係がありますが=これも勉強して分かりました。

そこで「回転を良く(軽く)するなら」とあれこれと調べると『自転車』「どの部品」で回転しているのか?
※まだまだ勉強する事が多く、色々と分かってくることがあります。
回転=ベアリングって所に理解が及び、自転車を分解して・・・部品一つを見つめてみると・・・
改めて素材と精度など、不勉強故に学ぶことが多々あります。

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デジタルノギスにして正解!!
フロントは2個のベアリング
リアは4個のベアリングと正確な大きさを測っていきます。
 

さて・・・より回転良くするするなら?・・・高品質のベアリングに交換??
「性能の良いベアリング=セラミックボールと言う(悪魔の)フレーズが頭を過ぎります(;´Д`)
※実は過去にセラミックボールに改変(改造)も心見てマスが・・・・
その効果はどうなんか??ってのは実感にありました。



今回もその効果は半信半疑ですが・・・
ただ今回投入した「ENDURO "ZERO"」と言うセラミックベアリングは、あのツール&ヴェルタ王者の「アルベルト・コンタドール」も私用していると言う一品。
その効果を期待しないのは「自転車乗り」なら無理ってものでしょう。

ただこのENDUROの最高級「ZERO」を購入するに辺り、大変困ったことが。

それは・・・日本で扱っている業者が殆どありません。
正確には「多少」ありますが・・・そのお値段たるや・・・・ォオー!!(゚д゚屮)屮

さてさて・・・どうしたものか?(´ヘ`;)

しかしこの様な「好きなこと」の探求に、私は労力を惜しみません。(作画と同じ)
※時間が「好きなときに」使えるのは「自営業」の自立した強み( ´,_ゝ`)

「ZERO」グレードを安く入手する方法は無いか??
と・・・夜な夜な探索して見つけたUSA(本国での)の取り扱い業者。
お値段はUSA$(ドル)で国内でZEROグレードを売る業者の1/3以下の値段(゚Д゚;)
でも・・・立ち塞がる「全てEnglish(英語)」の取り扱い(HP)Σ(´∀`||;)

英検4級も受からない「英語オンチ」の私が一生懸命に訳分からない英サイトを翻訳して(この辺りが好きならでは)なんとか・・・注文までこぎ着け・・・
(ホントに来るのかよ・・・って不安は120%)


・・・まだ来ないか?・・・・まだか!!・・・・・騙された??・・・と思いならがら(; ・`д・´)

二週間後に遙か遠くUSAから届いた「セラミックボールENDURO "ZERO"」

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USAから待つこと2週間
本物のmade in USAのZeroベアリング


さて・・・この待ちに待ち焦がれたベアリング。
さぞ・・・・「スルスル」と回るはず・・・って指でなぞってみると・・・

「全然回らねぇ~~~~~ヽ( `皿´ )ノ」
 
・・・これ中華物のパチモノってオチか(実際ある話なので)
ってシールを外して中身を確認してみるも「G3」セラミックボールがしっかり入っています。

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左がグリスを洗ったもの
右が初期(グリスたっぷり)
グリスを取ったセラミックベアリングは「スル~~スル」
 

・・・・では一体何が問題なのか?
※その問題を調べるのが「楽しい」っては時間と心に余裕がある証拠。

調べると「グリス(潤滑剤)」「使用用量」ってことが分かりまして・・・
これを「自分で」『何度も』実験して、一番良い状態に「成る程」となるまで試すのは「絵を描く」のと同じ。

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今回使用したのはフィニッシュライン [FINISHLINE]のエクストリームフルオロ
少量でも高い( TДT)
専用のグリスを使って、用量を調整してのセラミックボール。


さて組込工具まで「自作」して正確に打ち込んだセラミックベアリング。
この辺りの苦労と工賃を考えると・・・凄い節約なんですが(;´д`)
今回改めてプロ(自転車屋)の技術力と苦労が良く分かりました。
※逆に自分で行ったからこそ、下手な自転車屋の見分けも出来ますが( ´,_ゝ`)


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(クリックで拡大)
左がセラミックベアリングを打ち込んだBB(ボトムブラケット)
右の様にクランクを付けると見た目は分かりません

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見た目分かりませんがZeroベアリング入っています( ^∀^)
ENDURO "ZERO"○○とか☆☆とかの有名メーカーの高級ホイールに使われていますが・・・
そのホイールのお値段・・・30万円とか50万円~~Σ(゚Д゚;)
(まぁハブやスポークの性能もありますが)
 


さてさて・・・「ENDURO "ZERO"」を組み込んた我が愛車tikit。
組み込んでから、1ヶ月程試走をしていますが・・・
その効果「1000㎞走れば『40mは違う』ってフレーズはどうか?と思いますが・・・
疲れた足の時に「なるほど・・・」となる瞬間があります。

特に私の弱足では「24~26㎞」辺りの平均巡航が楽になった印象があります。
あと追い風に「チョイとガチ漕ぎ行くぞ!」ってなる瞬間に「行こうぜ!」って、伸びのある加速(反応の速さ)はベアリング効果があるように思います。

只、普通の方(自分で整備出来ない)にはセラミックベアリングはお薦め出来ません。
この様な「精緻」な部品ほど『自分で』整備出来ないと『最高の』パフォーマンスが出ませんので。
※雨に注意して2000㎞位でグリスアップしないといけないので(´ヘ`;)



あと今回の事は一見(社会的)すれば、お金と人に任せれば「短時間」で確実に済むこと。
でもそれ(人任せ)だと「何がどう変わり、どの様になったのか」
それを知るには、一見無為と思う時間を使い、その行程で何度も失敗して、あれこれと工夫して、また失敗を繰り返し行う「自己研鑽」こそ、実は本当に面白いことなのだと・・・
※逆にプロのスキルにお金を払う(もらう)ことの意味も分かります。

結局、絵画も自転車も『好きな事』「自分で」「楽しんで」工夫し勉強して、何度も「トライ&エラー」を繰り返す。
その繰り返した失敗も含め「面白い」となるまでやり尽くさないと全く楽しめない。

改めて「好きな事」を「好きなだけ」探求して生きている自分にこそ「最高の楽しさ=表現」が出来るのだと・・・
そのペダルの一漕ぎ、ホイールの軽さに人生の「楽しさ」を実感しています。
※嫌々仕事(?)して只生きている方には生涯分からない感覚ですね。





昨日「個展」搬入日にて、展示搬入の日。
展示当日「極限」まで制作に満身していました。
※この辺りの話は・・・しらふの時にでも( ̄ー ̄)
その展示作品、自分の中での最大限「面白い」を表現できた・・・と思っています。

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新生堂の壁が綺麗に成りすぎていて・・・
壁面の「釘打ち」が申し訳ない気持ち(;´Д`)

 
体感と言う「五感」を使った自転車と言う機材を通して「何を表現するか?」

その一番(感じたもの)を観てもらうには、どうしたら良いのか?

何度も絵具を溶き、画面に絵具を乗せ、朝夕と毎日、日々筆を画面に走らせながら・・・
制作の合間、ペダルを踏みながら・・・何度と自分自身に問い直す日々。

この長きの制作期間。

「自分が自分らしく出来る表現とは何なのか?」

その過程で、最高の絵描きとは「どの様に(絵画)有るべきか?」
その理想とは??????(´ヘ`;)??????
※中島先生は最高の高見であっても・・・30半ば・・・足下はなんと脆弱なことか(´Д⊂ヽ

何度も何度も・・・何度も。。。何度も。。。何度も。。。
朝から日の暮れるまで画面に向き合う日々。

その答えは、小学生から絵が好きで、それが高じて画業を生業としている数十年と「何度も」挑んだ画面の中にしかない。


結局の所、30数年描いていても・・・答えなど簡単に見つかる訳も無く(´Д⊂ヽ     
その問いに近付く為の答えが『展示』する事。
多くの人にご高覧頂いて、その中で「何が良い作品なのか」
毎日画面に向かい合い、その結果(成果)「自分は自分でしかない」と言う事実(実感)
何度も繰り返し、自分に問いかけた「作品」が、絵描き最大の『財産』
その自分の偽らない、身の丈の「自分に出来ること」を今回の個展で表現しています。



展示が終われば・・・気分だけ「おうちに帰ろう」
2週間ぶりのビール・・・飲んでも良いよね(∀`*ゞ)


搬入が終わっても、今日は「あれを描きたい」
明日は「まだまだ描きたいことがある」
今日より明日、明日より明後日、新たに表現したいことは多々あります。
※これだから私は絵描きなんだ・・・と「井上君は絵描き狂い」と褒めてくれたN先生を思い出します。

まず汚れたアトリエを掃除して、お彼岸なので先祖の供養と日々の感謝。
神棚&婆ちゃん(母方)の仏壇の掃除&お花を飾って、明日からの展示の成功を祈ります。

明日は靖国神社の英霊に「五体満足に個展を迎える事」が出来た感謝を述べ、お参りして13時過ぎに会場に来場する予定です。


「井上越道が自転車と言う『体感を通して』世界で只一つの表現」

その『井上越道』と言う絵描きの真骨頂を、多くの方にご覧頂ければ僥倖です。
※一ヶ月更新が出来ず・・・ブログを観て頂いている方には・・・ホント申し訳無い気持ち(T_T)



(昨日の前編より~)
※今回も長文&写真多めにて失礼します。

一旦エネルギーを入れて、暫しメーカーの出展表を見て・・・
後半は研鑽したかった「チタン素材」以外で気になった&面白いものを少々取り上げます。
 

今回小径車で一番試乗したかった「CARRY ME(キャリーミー)2013」
 
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去年より色数は少なくなりましたね

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畳んだ接地面がA4程の縦折り自転車
 
構造デザインが細かく変わって、どの様に剛性など向上したか?
※輸入元もミズタニ自転車(大手)になったのも安定輸入に貢献?
 

さて、早速の試乗。
 
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ブレーキの効きがもう一つ向上すると良いのに・・・

・・・フム(; ・`ω・´)、、、フロントフォークが良くなってフラフラしくなった?
2012年のキャリーミーは「キックボード+自転車」だった感想があります。
しかし2013年度版は「小径自転車」らしい直進性の向上が見られます。
正し「うりゃ!」ってガチ漕ぎすると、ウイリーするのは相変わらずですが(;´∀`)
※8インチタイヤですからね。
 

あとシマノ&カンパニョーロの駆動系メーカーは試しています。
 
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まさか・・・ここで足がヒクヒクする程ガチ漕ぎするとは・・・
 
特にカンパニョーロの「電動(EPS)」駆動系は、去年触れなかったので、メーカーの方が青ざめる程にガチャガチャと酷使してしてみました( ̄ー ̄)
※個人的にはシマノの電動の方がスムーズかなぁ??

シマノは新型デュラエース9000シリーズを・・・これは流石「世界のSHIMANO(゚д゚)!」
変速のスムーズさは「電動式」とは言いませんが、安心感は最高シリーズの名に相応しい。
(リア10速→11速の効果はプロなら影響あり??)
 
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お値段は・・・それなりにお高いのです
 
前作の7900シリーズはどうにも好きに慣れませんが、9000シリーズは欲しい。
※使っている7800シリーズのブラケットに近い事もあるかもしれません。
 

造形では昨今面白いと再確認している「ラグ(繋ぎ手)」の造形。
 
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作家によって形状が大きく違う
 
この造形は正に彫刻(下手な彫刻家では作れない一品)
今年も日本のハンドメイドの職人(ビルダー)が出展していて、ラグ見学は楽しい。

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(クリックで拡大)
特にケルビムの今野さんの、その造形(挑戦)は芸術的職人

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(クリックで拡大)
ビアンキのラグの美しさも特筆する点です
 
この点をどの様に絵画で美しく生かせるか??・・・難しい課題です。


あと偶々発見して試乗させてもらった「子供(荷物)乗せ自転車」
 
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これはオランダやデンマークで乗られているは知っていましたが・・・

まさか日本で乗る機会があるとは(´∀`;)
ちょっと黒ネコの配達員の気分で乗ってみましたが「4tトラック」を運転している感じ。
まぁ日本のインフラ状態では乗れませんね(´∀`;)ってメーカーの方と笑っていました。
※ちなみに電動補助付で50万円ほどΣ(゚д゚;)

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mont bell(モンベル)の自転車アウトドア・アイテム
こう言うのを見ると・・・旅に出たくなります( ^∀^)
※モンベルって日本のメーカーだったんですね(初見)

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(クリックで拡大)
完全防水オルトリーブの新作フロントバック
そして長期旅行用のキャリー(荷台)
・・・益々旅に出たくなる

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しまなみ海道の自転車アピール
(横には沖縄の自転車ロードの紹介も)

しまなみ海道はホント最高の自転車ロード(道)なんです。
しかし・・・これを見て、変な特産や下らないイベントを考えるなら、今あるインフラを有効的に使って「地域発展」させる方が、よっぽど健全的なんだよなぁ~って考えます。
※インフラも何処に視点をもうけるかなんですよね。


さてグルって回って「もう面白そうな所は覗いたかな?」って所に・・・
・・・ビビって面白そうなキャリー?子供乗せ???
 
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スポーツバギー「チャリオット」
造り手はMade in Canada
 
造形が可愛いので、軽く動かしてみたら「軽ッ!!」
こりゃ良いベビーカーだなぁ~(´∀`*)って思っていた所に
「これはこんなにコンパクトになりますよ」ってデモンストレーション(;゚д゚)
 
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ちょっと興味本位で見ていただけですよ(´∀`;)

このカートは自転車等に取り付けられるのは面白い。
※なんとスキーも一緒に出来る・・・って子供を雪山に連れて行くな!!
私が父親なら、キャリー引いて北海道とか面白そうだなぁ~(*´ω`)・・・って考えていたら

「今日はお父さん一人で見学ですか?」って。゚(゚´Д`゚)゚。
私は何時でもひとりみ葉月さんなんですが・・・

あと面白かったのはベビーカーで赤ちゃんが感じる「不快指数」の話。
あの窮屈な空間とポジション、路面振動などの不快感を測定した結果。
・・・その感覚は・・・
「おしっこしたオムツを履き続けている」と同じとΣ(゚д゚;)ドヒャー
勿論このカートはその点は考えて造られているとの事ですが・・・ベビーカー恐るべし(|| ゚Д゚)

自分に子供がいたら、試乗させたりできたのですが・・・
しかし子供用品もなかなか面白い進化をしているなぁ~とか考えていると

「お父さん!明日は奥さんと是非見学に要らして下さい」
・・・子供どころか・・・奥さんもいませんよ(ノД`)って言えない空気でした。


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18時でも人は一杯入場しています

さて、そんな感じで14時に入って、幕張を出てみれば18時。
外は真っ暗・・・ほぼ4時間歩きづめ(;´д`)
※まぁ・・・これだから誘われても一人で見学するのですが・・・

しかし色々とビビッってきて・・・何か表現したい気分( ´∀`)

やはり何かを一生懸命造っているって空気は、否応無しに影響を受けます。
そう言ったワクワクは常に大切にして生きたい。
多分それは、私の描いた作品にも大きく影響することなのだと思います。
※さて帰って幾つか思案しますか( ^∀^)楽しみです。


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今回は長文&写真多いので二部構成です。
(御時間のあるとき一読を)

大阪から東京に巡回してきた「サイクルモード2012」
※毎年東京から大阪なんですが・・・初??

私は基本自由業なんで「人ゴミ」っては最大限、考える限り「極力」避けて行きます。
・・・で昨日平日の14時頃(暇そうな)時間を狙って、いざ「幕張」

今年も幾つか課題を持って見学出来る、貴重な機会。
試乗チケットを受け取って、さて・・・どの様に回るか(´ヘ`;)

基本的は碁盤の目を覗くが如く「隈無く」全て覗くのですが・・・
全てを逐一覗いて居ては、何時間あっても足りません。
何処で「何を」重点的に見て行くか??
そこは「勘」と面白い臭いを嗅ぎつける「嗅覚」
※人ゴミはこの嗅覚を鈍らせます。

実際回っていて、日頃から面白いことを嗅ぎつける「絵描きの視点」がどれだけ効果的か。

ビビッてくる感覚

それは一人旅で良くある「何処にいけば美味いものがあるか?」などに似ている。
これは以下の記載を見て頂ければ、一目瞭然。


さて今回一番研鑽しておきたい課題は・・・
私が此処数年程、気にかけている「チタン(titanium)素材」の自転車。
※これは説明すると長くなるので割愛しますね。

自転車素材&乗り味として研究しているチタンバイク(自転車)
※欧州ではBike(バイク)=自転車。日本のバイクはmotorbike(モーターバイク)

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14時ともいえど人手は多いです。
これが日曜なんて・・・考えると(・∀・|||)

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海外メーカーも嗅覚に合わせて見て行きます。
ピナレロのツール制覇のバイクもチェック

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デローザのキングも今回はスルーです

まず始め、私が一番見たかったのはデローザのチタンバイク。

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(クリックで拡大)
名匠ウィーゴ・デローザの次男坊が溶接制作しているチタンバイク
その溶接は神業の一言

その次男坊が溶接技術を学んだ、チタンバイクの「ライトスピード」

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(クリックで拡大)
チューブに細かな工夫が見られます。
(ビード跡が少々目立ちます)
そのライトスピードもチタン素材でのフロントフォークは難しいようだ
 
試乗してみましたが、私が望む以上の剛性はアルミバイクに近い感覚です。
(流石質実剛健のライトスピードinUSA製)
 

さて会場を回っていると、偶然「新城幸也」選手の対談に遭遇。
 
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こう言ったイベントは土日が多いのですが
 
ツールなどの自転車レースの苦労、目標などを聞いていて・・・
やはり「一つの事に全力で向かっている人は格好いい(半端な覚悟ではない)」
来年3大レースでの表彰台!!期待しています!!!

 
ぐるっと回って、国内最大のチタンバイクメーカーと言えば「パナソニック」
 
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ホント、パナソニックは丁寧な仕事で良い自転車を造ります。
※セミオーダーならパナソニックの自転車は最高です。
 
その最高峰のチタンバイク(今年発売予定)
 
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・・・チタンバイクに塗装はクリアー以外勿体ないと思いますが(;><)

・・・まぁ試乗一周くらいで分かる程、私の足は鍛えられていません。
ただ「アルミより柔らかく、クロモリ(鉄)より堅い」ってのは分かります。
これで耐腐食と軽量化があるのだから・・・ってそうは問屋が卸しません。
※値段もありますが・・・他にも色々と面倒はあります。
 

さてもう一つ気になっていた大阪のチタン専門メーカー「TIG(ティグ)」
 
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(クリックで拡大)
溶接技術は目を見張るものがあります
 
去年はその高い技術力に「面白いメーカーだなぁ」と感心していましたが、今年はチタン素材のフロントフォークを試作しての見参Σ(゚Д゚;)
メーカーさんと名刺交換して「如何にチタン素材の溶接が難しいか?」
ガスの混合率から窒素のことまで・・・その拘りの内容は、大学で受けた素材学の講義も足下に及ばない。
※これも自身の知識と見識が無いと面白くない訳ですが・・・


もう一つ面白かったのは近藤製作所の「GOKISO」
その精度は去年実感しましたが、今年は・・・またまた面白いものを造ってきました。

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チタン素材のハブ(車輪軸)なんて・・・
アホだぁ~Σ(゚д゚;)(最大の褒め言葉)

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またまた試乗もさせて頂きましたが・・・メーカーの方からは
「この距離(試乗)で分かる訳がない、ウチのハブは100~200㎞走ると良く分かる」
って・・・凄い自信にも納得(でもこう言った造り手の姿勢は大歓迎)

あと見つけてしまった「小径車用(74mm幅?)GOKISOハブ」
・・・くっ~~ウチのtikitに装備したら(;^ω^)
怖れながら・・・お値段聞いたら「22万程ですが」ってΣ(´∀`||;)
「でもそれだけの値段を貰う物を造っています」って・・・その自分達の造った物の確信。
これは私も「自分の作品に対して」良く使う言葉です。
将来・経済的に余裕が出来たら購入させて頂きますm(_ _)m
※毎日乗る方の為のアイテムです=成金&オブジェの乗り手には近藤製作所に失礼。

あと今回出展していませんが、幾つか気になるメーカーには自分で足を運ぶとします。
(100以上の出展も日本には未だ未だ面白いメーカーがあります)

sadoru.jpg
フレーム以外も逐一色々と見ています
 

さて一旦カロリーメイト&ヘルシアを飲んで・・・第二ラウンド(後編)へ。






ようやく今日から「風が気持ちいい」と感じる季節になってきました。
(夏場は何時走っても「ムアぁ~(;´Д`)」とした風でした)

しかし暑さから?長年使っていたハンドルのグリップが「ツルツル」状態。

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赤丸の辺り・・・以外と負荷が掛かっていたのですねΣ(゚Д゚;)

最近グリップを掴んでいて「ツルツル」していることが我慢出来ずに交換を決意。
装着していたドイツのERGON(エルゴン)は実に良く出来ているグリップ。
今回も新しいエルゴングリップに交換すれば良いのですが・・・
何故か違う物も試して見たい訳でして(∀`*ゞ)テヘッ

展示搬入の帰りに、フラっと寄った自転車屋で見つけた「コルク」のグリップ。
コルクは釣り竿のグリップにも使われているのを思い出し・・・

「面白そうだ( ̄ー ̄)ニヤリ」
と言う思いつき(だけ)で購入しました。

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こう言う商品はMade in China が多いのですが、こちらはFinland 製v(´∀`*v)
1,000円少々なので、嫌ならエルゴンに交換して良いかなぁ?と


ちなみにグリップを取り付ける時に「なかなか上手くハンドルに入っていかない」
ってことが多いのですが、ハンドルに台所用洗剤を薄めて散布すると、上手に取り付けることが出来ます。
(このコルクグリップはかなり締め付けが厳しい)

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エンドを少々加工して取り付けました。


さて2週間ほど使っていますが「コルクグリップ」・・・以外と堅いですね(;´Д`)アウ..
ハンドルが炭素繊維なので、そこまで路面からの突き上げはありませが「ゴム」の偉大さを知りました。
あと手触りがサラサラなのは良い点です、、、っが!!Σ(゚Д゚)
一定以上の汗が付着すると、そのサラサラ効果も一転、グリップ滑ります!!!
※長い距離を走る時はグローブを付けて走る必要があります。

ただ、、これから使用し黒沈んできて「味」が出るコルク部品。
その頃の使用感は、また一味違ったものだと・・・
使って分かる知識(失敗込み)は、何より絵を描く上でも最も大切な心見です。
※そう言ったトライ&エラーが新しい表現を模索する楽しみでもあります。


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