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『自転車』を主題に日本画制作をする作家Blog
自転車を乗っている場合、生命に直結しているアイテムが幾つかあります。
(ブレーキ・タイヤは言うに及ばず)

その中でも身につける物では「ヘルメット」が第一ではないかと。

何処が安全など言えないが、手足に比べ頭部は非常に弱いものである。
また後遺症など生活に直結する部位でもあり、頭部は第一に守るべき人体です。

私も相応のバイクコントロールは出来るつもりですが、やはり急な不備に必ず対応出来るとは言えません。

「相手側の急な飛び出し」
「突然のパンク・故障」
「日々変わる路面の対応」


何時転倒するか分からない情況で、ヘルメット無しは只「恐怖」です。

私が日頃から利用していたのは「OGKモストロ」と言うヘルメット。
使い初めてから随分時間が過ぎましたが、一応ヘルメットの対応年数3年を過ぎ、安全面から買い換えたいと思っていました。

OGKメンテナンス

http://www.ogkhelmet.com/about/maintenance/

OGKは日本メーカーが作っているだけあって、日本人の頭にフィットしやすい。
(外国メーカーも使っていた時期がありましたが・・・どうも合いません)

最近新型のモストロも出たので、此方に買い換えようか?
とも思いましたが、艶消し調の色が無いので「OGKレジモス」のマットブラックを選択。
カーボン(炭素繊維)が補強板としていて、安全面でも安心感がある。


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前のモデルは派手だった・・・

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アジャスターが細かく調整出来るのが良い。
あと顎ヒモが消臭効果あり
 
購入後10日ほど使用してますが、サイズは同じですがフィット感はやや窮屈?と言いますがピッタリ。
頭を使う(大きくなるような)仕事はしてませんが、ヘルメットの存在感は大きい。
やはり「何時転んでも死なない」と思える安心感がある。
※実際必ず安全とは言えません。


さて過去に何度か
「どうして(格好悪い?)ヘルメットを被っているのですか?」

と聞かれる事があった。

・・・?( ´゚д゚`)?

私から言えば
「車にシートベルト&エアバック。モーターバイクにフルフェイス&ライダースーツ」

必要ありませんね?

と聞かれていると同意義なんです。
そう聞かれる方には「死にたくないので」とお答えしています。

また巷では自転車のヘルメットの装着率は大変低いと思います。
(子供には装着させているのに・・・)
その様な方を見ると「あぁ~余程バイクコントロールに自信があるのだな」と。
まぁ別に強要はしませんが、死にたくない方はヘルメットの装着をお薦めます。
私自身、何度かヘルメットに命を助けられていますので。



自転車利用に一番困る事。
それが「パンク」
パンクした瞬間、自転車は只の金属の固まりになります。
(ちなみにリム=車輪で走るのはやめましょう)

被災地では破片が散らばっている中の走行は、常にパンクと隣り合わせ。
その様な場面でも使用できる、タイヤの「ノーパンク化」があります。

株式会社 マステック様のリペアムゲル(参照)

私も興味があり一台「ノーパンクタイヤ(リペアムゲル)」の車輌にしました。

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見ただけでは分かりませんね(;´∀`)
タイヤ径は14インチです。


ノーパンクを導入してから1年ばかりでしょうか?
良い事も、悪いことも両方ありますが

利点としては
1.絶対パンクしない(こりゃ当たり前か)
2.空気圧の調整が不要
3.パンクセット(工具)の携帯は必要無くなる

問題点としては
1.車輪の重量が増える(重くなる)
2.漕ぎ出しが鈍い
3.空気に比べ少々堅い感じ

自転車を利用する際に、一々空気圧を見る必要が無いのは助かります。
また多少の段差もパンクの心配がないので怖くありません。

では全ての車輌に導入するか?
・・・それは考え物です。

14インチの車輌でも、漕ぎ出しは「んんっ?」と鈍い重!!Σ(゚Д゚)
これが26インチ以上のスポーツ車で重いのは・・・どうなんでしょうか?
また都内は信号も多いため、ストップ&ゴーの繰り返しが続きます。
そこで毎度漕ぎ出しが重いのは、どうしてもストレスになります。
走り出せば気になりませんが、これでは軽くて良いタイヤを履いても楽しさ半減です。
(人間の感覚は少しの比重を感じ取れるのだと感心)

一長一短の「ノーパンク」ですが、12インチ以下の車輌なら効果はあるのかな?と。
(重量増も少なく、小径タイヤは空気入れも面倒なため)
また被害時の一輪車や車椅子などに効果はあると考えます。

最近はタイヤの性能も上がっていて、パンクしにくい(ケブラー入り)タイヤ、パンクしにくいチューブ等も増えています。
この様な物も選択肢として考えても良いと思います。

また現状の殆どのパンクの原因は「空気圧の低さ」から来るものだと、とある自転車屋に伺った事があります。
逆に適意な空気を入れていれば、そうパンクはしないとも仰っています。
面倒臭がらず、乗る前に「指でタイヤを押してみる」
それだけで随分パンクは防げるものです。


まぁパンクなどは、慣れれば10分もあれば殆ど直せるのですが・・・
(特殊な車輌でない限り)
本当は小・中学校でも、震災時の「安全指導」と共に「技術指導」もあっても良いのかな?と思います。
まぁ・・・教育現場からしたら
「これ以上仕事を増やすなヽ( `皿´ )ノと怒られそうですが・・・



地震の影響で電車等のインフラが届こっている現在。
最近見直されているのが「自転車」の存在。


震災後、自転車の売れ行きが好調と聞くが、電気・ガソリンに頼らない生活をどうするか。


今までは自動車をただ「便利だから」と言う理由で使用していたこと。

物流の中で「人間だけの移動」に自動車がそれほど必要なのか?
都市圏、とくに10~15㎞圏内で自家用車は必要なのか?
その1つの答えが出てきているのでは?と思います。


そこで今一度「災害に使える」自転車を考えてみる必要があります。

私が提唱したいインフラとして自転車は「折りたたみ自転車」の普及です。

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縦折りの自転車は「省スペース」には望ましい
ただ走行性は・・・


前にドイツ人の方から

「日本は進んでいるね!こんなに折りたたみ自転車に乗っている人が多いなんて!!」
と聞かれたことがありました。

その時私は(;・∀・)ハッ?と・・・その後「殆どは只のファッションだ」と。
その答えに(;・∀・)ハッ?の表情のドイツの方。
走行性能が劣る折りたたみ自転車を「理由無し」に乗る方を不思議に思ったのでしょう。
(今思えば納得です)

自転車利用には交通網の整備、長距離での使用、地方での利用方法など考える事は多い。
折りたたみ自転車はバスや電車などのインフラとの共存が前提ですが・・・
しかし緊急時に備え、社内に置き場を確保したり、各自治体で数台今回の事態に用意するなどの対策は良いのではないか。
限定される局面であると思いますが、一度考える機会になればと思います。

 

また都内の電車では「女性専用車輌」が普及してきていますが、私は「自転車専用」の車輌も普及すべきだと考えています。
(これは前々から色々な方に提言していることです)
オランダ、ドイツ、デンマークでは直接電車内に自転車を乗り入れられます。
(日本でも一部で存在が認められています)
この様な設備があれば「駅前駐輪」「放置自転車」の無責任が減少するのではないか?


そして気持ちよく自転車が走れる為にどうするか?


日本はアジア圏特有の「モーター車輌優遇」の国です。

これも一度精査する必要があると思います。
(道路公団の様な利権が大きく絡んでいる事は重々承知で)

 
震災は「何時も当たり前」が無くなり、「本当に必要なもの」を考える機会だと思います。

便利である「原子力」も絶対ではないのは重々理解できたはずです。
次は「化石燃料」も絶対では無いことを理解する機会ではないでしょうか?

 
もともと自転車で走る、移動することは楽しい事です。

 
ただ楽しく走るには、四季それぞれに色々と準備も必要です。

それは一見とても不便で面倒なことに思えます。
其処には「クーラーの効いた車内」「効き過ぎた暖房の車内」では理解出来ない、自然のあるべき姿を見せてくれます。

 
冬は「寒い」
春は「暖かくなってきた」

なんの事はありません。

 「あたりまえ」

もう一度今の節電の生活の中で、本当に必要なものは何か?
アクセルを踏む足から、ペダルを踏む足に変えて見るのも面白いはずです。

 

選択するのはその人それぞれですが。

 

tikitのフロントラックを取り付けてから購入予定だった
「自転車用フロントバック(取り付け金具付)」
自転車での長期旅行には必需品です。


その候補の一つとして考えていた完全防水で有名な
「オルトリーブ」

ただその実物は自転車ショップを回るも殆ど店頭で取り扱っておらず、また気に入った色・形も有りませんでした。
またフロントバックとしては、些か値段が高いのも考慮する点でした。


そこで見つけたのが、イギリスの通信サイト
Wiggl
自転車仲間に「安い」と伺っていたが、当初見た時は片言の日本語と英語表記。
支払の仕方も英表記で「こりゃ分からん・・・と諦めていました。

しかし久々に覗いてみると「日本語OK!円OK!」の日本人歓迎のサイトになっています。

 ・・・ポンド安で日本人がお得意様になったのか?

さてWigglでオルトリーブのバックを見ると、日本なら2万近くする商品が9, 000円!!
(如何に関税とかあるかを考えさせられます)

早速発注してから4日ほどでイギリスから外国表記の荷物が届きました。(早っ!!)
 

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色は落ち着いた茶系

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生地はオルトリーブに珍しい艶消し
この色は見た事がない

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ちなみに「Made.in.Gemany」
列記としたドイツ製品


フロントバックが届いてから3日くらい使用していますが、本当に楽です。

特に重い荷物が有る場合は、バックパック(リュック)より安定して走れます。

ちなみに何故「長期旅行」にフロントバックが必要か、理由は以下の2つ。

1.背中は放熱機関(風通しを確保する)
2.肩の血流を確保する

特に夏場の旅行でバックパックを背負うと、通常の数倍疲れます。
(これは実体験済みです→試してみると直ぐ分かります)
また身体の一部でも締め付ける行為が如何に負担をかけるか

これらを鑑みてやはりフロントバックは有ると大変便利。

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まぁ形も格好いいし、オルトリーブのバックは取り外しも簡単なのも良い点です

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フロントバックを2つ付けると何処かに旅行に行きたくなりますね。

 

さて最後に気になる「完全防水」の謳い文句。
旅行先で雨に遭うことを考えての購入でしたが、これってホントなのか?
基本雨の日は走りませんので、効果の程は分かりませんが試して見たい。


・・・で、試して見ました(風呂場で

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ちなみに当家のシャワー
かなり水圧が高いです(降水量50mmくらい)

2~3分ほどシャワーを浴びせてみましたが、水滴は付きますが中は一切濡れていません。
(ベルトはナイロン製なので濡れていますが)

これなら防水処理をしなくても下着など濡れる心配は無くなりますね。

 

しかしドイツ人はホントにBDを見てもドイターにせよ「自転車旅行が好きな民族」なのだと思います。

さて明日から長野は小布施での展示ですが、天候を見るにフロントバックが以外にも早く役立ちそうな予感がします。

 

 

科学技術館内にある「自転車文化センター」
22、23日と開催されている「使う人・目的にあわせた自転車造りフェア 2011」を見学に。
(前年度行っていたハンドメイドを紹介する展示の第2弾か?)

まず先に池袋で同じ研究室のIさんの個展を観てから九段下→科学技術館へ。
(科学技術館は武道館とか派手な建物がある中で、つい見落としがちな立地です)

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日本自転車普及協会なるものを初めて知った

さて展示内容ですが、高齢者に優しいブランド「ランドウォーカー」さんからマツダ企業まで幅広い参加。

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四輪の電動は考えましたね。
補助電源はクランク下に

ただ出展企業は多くないため、内容はどうしても内々の感じがします。
見に来ている人も、一目で「その筋」の方々。(自転車好きの)
13時半頃入ってグルっと見て30分。
その後幾つかのメーカーの方と話をして、まぁ成る程・・・程度
正直「おおぉ~!!」と言う驚きはありませんが、ハンドメイド・日本の物作りは本当に好きな人が根底を支えていると分かる展示でした。

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こう言う溶接技術は流石職人技です

あと「へぇ~」と思ったのは東京サイクルデザイン専門学校なる所が、教育としてフレーム制作や自転車デザインを指導する科を設立したとの事。
今現在、キチッとしたフレーム制作を勉強したいなら「ビルダーに弟子入り」「自転車部署のある大手企業に就職」しかないのが現状。
それを教育機関(良い悪いは別に)として設立した点は大いに評価したい。


さて近くには幾つか美術館もあり、一番近くの「東京国立近代美術館」を冷やかしに。

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工芸館も面白そうだった・・・

興味ない展示なら庭園美術館に行く予定でしたが「日本画の前衛」とは随分挑発的な・・・
それでも・・・まぁ面白くなかったらサラッと見て靖国神社にお参りに行こうと。

展示は正直な所、前衛と言いつつ詰まらない絵画も多々あったが、それは今の絵画の現状が「詰まらない」物の遍歴であって、当時の作家が新しい表現を試行錯誤した物が目の前の絵画なのだろうと。
そしてそれは私の描いている絵画も「詰まらない」物として「当たり前の表現」に成っていくこと。
そう感慨に耽りながら、その中で「今描いている絵に何か使えないだろうか?」とか
「この表現は利用できるか?」と何かと自分で面白くして見て回る。

その後は所蔵作品展「近代日本の美術」も序でに見て回る。
(こちらのほうが面白かった


しかしその途中で
「この施設の開館時間は17時までとなっております・・・♪」


あれれ??
確か入館したのは15時前のはず・・・そんな馬鹿な!!
時計を見るも確かに16時40分。
そんなに居たのか・・・後ろ髪引かれながら流し見をして退館

帰る間、閉館まで全く気付かないとは、ホント私は根っから絵描きなんだなぁ~
とか他人事のように思えて、自分の事ながら可笑しい気分


そこからダッシュで靖国神社、閉門5分前で本殿にて参拝。
かなり遅い初詣でしたが、やはりこの英霊が眠る場所は背筋が伸びる。
靖国神社の桜はまだ蕾でしたが、さて満開の頃に面白い作品が何点描けるか?

絵画と言うハンドメイドは本当に「今日より明日、さらに今より良いもの」を模索する日々。
まったく今更ながら日進月歩の苦労の絶えない職を選んだもの・・・
でも可笑しいくらい、それが面白い訳で、改めて自分自身が不思議でなりません。

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